【SOFT COOL(ソフトクール) 】 DAIWA(ダイワ) の本気を見たソフトクーラーボックス!
こんな方におすすめ
- DAIWAのSOFT COOL(ソフトクール)が気になる
- コスパの高いソフトクーラーボックスが欲しい
最近ソフトクーラーボックスばかり購入しているごーじぃです。
何故かというと、アイスランドクーラーボックスをはじめとするロトモールドで形成されたハードクーラーボックスは、保冷力は抜群なのですが非常にかさばるため、ただでさえ大変な車載テトリスがより一層難しくなるので、最近はソフトクーラーボックスばかり使用しているから。
私と同じように思っている方は、少なくともいらっしゃるはず!
近頃は、最強のソフトクーラーと名高いAOクーラーズのソフトクーラーボックスも人気になり、今ソフトクーラーボックスに注目が集まり始めています。
そんな中、釣具ブランドで有名なDAIWA(ダイワ)が、クーラーボックス開発半世紀の技術を投入したソフトクーラーボックスを開発しました。
それが今回ご紹介する「SOFT COOL(ソフトクール)」です。
実際に保冷剤を入れての保冷力を試しましたので、仕様や構造などを含めて詳しくご紹介致します。
DAIWA(ダイワ)とは
釣りをされている方だけでなく、釣りをやったことのない方も名前は聞いたことはあるのではないでしょうか?
キャンプ用品トップブランドの「スノーピーク」も平成21年に、フライ・フィッシングを除くフィッシング事業に関する権利一式全てを、ダイワ精工株式会社に譲渡していることでも有名です。
私は釣りをあまりやったことがありませんが、釣った魚を保冷するクーラーボックスは、キャンプで使用するクーラーボックスよりもシビアだということがわかります。
だって保冷力がないと、せっかく釣った魚が傷んでしまいますから…
そんなシビアなクーラーボックスの世界で、半世紀ハードクーラーボックスを開発しているDAIWA(ダイワ)の技術を投入したクーラーボックスだから期待をせずにはいられません。
SOFT COOL(ソフトクール)
そんなDAIWA(ダイワ)が投入してきたソフトクーラーボックスが、「SOFTCOOL(ソフトクール)」
ワンサイズ、ワンカラーではないため、使用用途などによって選ぶことができます。
SOFT COOL(ソフトクール)のサイズ
サイズは4種類
- 800(8L)
- 1500(15L)
- 2500(25L)
- 4500(45L)
サイズ | 目安収納 | |
---|---|---|
800(8L) | 26×20×高さ30cm | 600mlペットボトル×6本収納 |
1500(15L) | 34×25×高さ29cm | 600mlペットボトル×14本、2Lペットボトル×6本収納 |
2500(25L) | 44×30×高さ30cm | 600mlペットボトル×24本、2Lペットボトル×8本収納 |
4500(45L) | 50×35×高さ32cm | 600mlペットボトル×34本、2Lペットボトル×12本収納 |
SOFT COOL(ソフトクール)のカラー
カラーは3種類で、画像によってカラーがかなり異なって見えます。
- ダークグレイ
- ブラウン
- ターコイズ
私が購入したブラウンは、上記画像のカラーが実際に近いカラーで、少し明るめのブラウンです。
SOFT COOL(ソフトクール)1500レビュー
それでは、購入しましたSOFT COOL(ソフトクール)1500をレビュー致します。
ディテール
それではディテールから見ていきます。
見た目はオーソドックスというのでしょうか、ソフトクーラーボックスによくある形状のタイプです。
正面外側にジッパー付きのポケットが備わっています。
背面側は、ショルダーベルトが固定できるようになっています。
ジッパー部は噛むこともなくスムーズに開閉ができるため、ストレスがありません。
底部にはゴム脚が4つ付いており、ハンドルには束ねて持ち運びやすいよう、ハンドルカバーが付いています。
ちなみに、2Lのペットボトルは縦に入りません。横にすると入ります。
組み立て
- STEP:1本体を固定しているベルトを外す
本体を固定しているベルトの面ファスナーを外します。
外したベルトは底面でしっかりと固定します。
- STEP:2本体を広げる
次に本体を広げていきます。
この時インナーと本体が、上画像のように潰れた状態のため、底のジッパーはまだ閉めずに、一旦裏返してインナーを上から整えます。
- STEP:3底のジッパーを閉める
次にまた底が上になるよう裏返して、Zタブを内側に折り込むようにして、底部のジッパーを閉めます。
- STEP:4インナーを一度外して確認
PVCインナーが取り外しできるため、一度外してZタブが底面の上に被さっていることを確認します。
- STEP:5インナーを戻して組み立て完成
先程外したインナーをもとに戻して、フタのジッパーを閉めれば組み立て完成です。
特徴
SOFT COOL(ソフトクール)には、通常のソフトクーラーボックスにない以下の特徴があります。
- コンパクトに収納できるZ折り
- 20mmの厚底断熱材
- 取外しができるPVCインナー
- 冷気漏れを防ぐZタブ
- ショルダーベルト固定機能
それぞれを見ていきます。
コンパクトに収納できるZ折り
分厚い断熱材を使用した底部などを、折らないようするために考えられたのがZ折り。
底部とフタ部はそのままで、本体側面部が折り込まれてZの文字の様になることから、Z折りと名称が付いたと予想されます。
この折り方で、今まで分厚いソフトクーラーボックスは折り畳めないという常識が覆ったのではないでしょうか。
20mmの厚底断熱材
コンパクトに畳めるのに、底の断熱材は20mmあります。
底を厚くすることによって、地熱をカットして高保冷を実現しているとのことです。
取外しができるPVCインナー
何とインナーが外れます。
インナー内部が汚れた際や、氷と水を捨てたあとに乾かす際に便利な特徴です。
冷気漏れを防ぐZタブ
底部のタブを折り曲げて、内部底面と側面の間から冷気を抜けないようにする工夫がこの「Zタブ」
最初「なんでこの部分長いんやろ」と思っていましたが、この説明を見て納得。
方法は簡単で組み立ての際に、内側に折り込んで底部のジッパーを閉めて、次にPVCインナーを外して上からZタブが底面の上に被さっていることを確認するだけです。
すごい特徴ですね!
ショルダーベルト固定機能
ショルダーベルトは、重いものや長時間の移動の際に使用しますが、それ以外は余り使うことがないため少しわずらわしい感じでしたが、この固定機能でそれが解消されました。
これはあると便利な機能です !
仕様
外寸 | 34×25×29cm |
---|---|
内寸 | 31×20×25cm |
重量 | 1kg |
容量 | 15L |
収納サイズ(目安) | 35×29×12cm |
価格
メーカー希望本体価格:¥4,675(税込)(1500サイズ)
SOFT COOL(ソフトクール)1500の保冷力を試してみた
最高気温 | 33℃ |
---|---|
最高湿度 | 88% |
時間 | 9:00〜翌朝7:00 |
天気 | 晴れ時々曇り |
場所 | 沖縄、太陽が直接当たらないベランダ |
その他 | ベランダのコンクリート熱を避けるため、クーラーの室外機の上 |
保冷剤 | COOLER SHOCK Mサイズ×2、500mlの凍らしたペットボトル×2 |
凍らしたCOOLER SHOCK Mサイズ2つと、普通の500mlのペットボトルに水道水を入れ凍らしたものを2つ入れてテストを行いました。
保冷力は、ペットボトルの水の溶け具合で確認します。
テスト開始 9:00
推奨の冷やし方は、Z冷却(別売りのCPアイスを上下に収納して冷やす方法)なのですが、COOLER SHOCK Mサイズは少し大きさが大きいため、上下に入れることができませんでした。
しかし縦のサイズがピッタリのため、縦置きにすることに…
上記のようにCOOLER SHOCK Mサイズの間に、凍らしたペットボトルを2つ置いてテストを開始しました。
3時間経過 12:00
まずは3時間後の12:00に確認。
保冷剤のCOOLER SHOCK Mサイズとペットボトルの氷は、ほぼ溶けていません。
6時間経過 15:00
6時間後の15:00に確認。
保冷剤のCOOLER SHOCK Mサイズは、2つとも上部から中ほどまで溶けています。
ペットボトルの氷も、溶け始めて1割り程度は溶けています。
9時間経過 18:00
9時間後の18:00に確認。
保冷剤のCOOLER SHOCK Mサイズは、2つともほぼ溶けていますがまだ触ると少し「ジャリ」というところがあり冷たいです。
ペットボトルの氷は、3割り程度溶けており水の中に氷が浮いている状態。
12時間経過 21:00
12時間後の21:00に確認。
保冷剤のCOOLER SHOCK Mサイズは、2つとも完全に溶けていますが、まだ冷たいです。
それでもペットボトルの氷は、半分はまだ凍ったままです。
22時間経過 翌朝7:00
仕事の都合上、22時間後の翌朝7:00に確認。
ペットボトルの氷も完全に溶けていました。
沖縄のため、夜でも29℃ありましたので…
SOFT COOL(ソフトクール)1500の保冷力テストまとめ
メーカー推奨のZ冷却でない方法で行いましたが、12時間経ってもペットボトルの氷が半分くらい残っていましたので、個人的にはまずまずの結果かなと思います。
これにプラスして保冷剤を上下に追加すれば、もっと保冷効果が期待できるため、早く実践投入したいところです。
SOFT COOL(ソフトクール)1500 いいところと残念なところ
実際に見て触って使って感じた、SOFT COOL(ソフトクール)1500のいいところと残念なところは以下の通りです。
SOFT COOL(ソフトクール)1500の残念なところ
個人的に残念なところは、以下の通り。
- カラーが明るすぎる
- 正面のポケットが小さすぎる
個人的にはこれだけです。
カラーが明るすぎる
はっきり言って個人差がかなりあると思いますが、左のAOクーラーズのカラーぐらいの明るさだったらもっと良かったのに…
もっと言えば、下画像左から2番目の見た感じのカラーなら最高だったのにと、個人的には思いました。
これはあくまで釣具視点のソフトクーラーのため、明るめのカラーになったのではないかと推測されます。
正面のポケットが小さい
1500サイズでこの大きさなのため、800サイズはもっと小さいと思われます。
横幅はハンドル部分が下まで縫われているため、これ以上広げることはできないと思われますが、手前に広がるようになっていればもっと便利だったのにと思いました。
キャンプだと何が入るかな…
SOFT COOL(ソフトクール)1500のいいところ
次に個人的にこれはいいと思ったところは、以下の通りです。
- 非常にコンパクト
- フタに保冷剤を入れることができる
- 分厚いソフトクーラーボックスにあるゴワゴワ感がない
- PVCインナーが外れる
- 底部のゴム脚がいい
- 何よりも使いやすい
非常にコンパクト
底が20mmあるのに、綺麗にコンパクトに折り畳めて収納ができます。
これで、「分厚いソフトクーラーボックスは畳めない」という常識が覆ったような気がします。
また、畳んだあとに広がらないようベルトが装備されており、痒いところに手が届く仕様となっています。
フタに保冷剤を入れることができる
フタ部はメッシュ生地になっており、保冷剤を入れることができます。
またジッパーが装備されているため、フタを開けた際に保冷剤が飛び出すということはありません。
ここに保冷剤を入れて、保冷効果を高めることができます。
分厚いソフトクーラーボックスにあるゴワゴワ感がない
分厚いソフトクーラーによくあるゴワゴワした感じが無く、スッキリとしていて気持ちいいです。
非常に言い表しにくいのですが、ゴワゴワ感というのは下画像のこういう感じです。
このゴワゴワ感がないのは、PVCインナーが外れるからではないかと思います。
PVCインナーが外れる
これは意外と便利ですよ!
何と言ってもソフトクーラーボックスはドレインがないため、本体ごと裏返して氷や水を捨てて乾かす必要がありますが、このSOFT COOL(ソフトクール)はPVCインナーが外れるため、乾かすときはインナーだけを外して乾かせるため乾かしやすいです。
またインナー内が汚れた際も、インナーを外して洗うことができるため、大変便利です。
以前に別ののソフトクーラーボックス内が汚れて、匂いがするため洗ったのですが、乾かすのが結構大変だったので、これは便利な機能だと思いました。
底部のゴム脚がいい
クーラーボックスが届いた際、正直「これっているかな?」と思いましたが、これがあるおかげで底が汚れにくく、クーラーボックスが安定します。
また地熱の影響も、多少受けにくくなるのではないかと思います。
何よりも使いやすい
これが個人的に一番いいところだと思いました。
ゴワゴワ感がなく、PVCインナーが外れ、ジッパーが閉めやすく何よりも使いやすくストレスがないというところが、いいところだと思いました。
SOFT COOL(ソフトクール) あとがき
シアトルスポーツのようにポップでスタイリッシュではなく、AOクーラーズのような保冷力はありませんが、何よりも使いやすくコスパの高いソフトクーラーボックスだと感じました。
個人的にこのクーラーボックスとは、長い付き合いになりそうな予感がします。
ソフトクーラーボックス選びの候補に、入れられてみてはいかがでしょうか?