YETI, GRIZZLY, スノーピーク, ORCA, RTIC, アイスランド 頑丈で保冷力の高いクーラーボックス6選
近頃ハードクーラーボックスが欲しくて、個人的にカラーがどストライクなスチールベルトのレモネードを購入する気で満々でした。
しかし、性能や口コミを色々と調べているうちにスチベルは保冷力がイマイチ…という意見が多く見られたのと、ぶつけるとすぐにへこむということが気になり、購入を一旦取りやめて考え直すことにしました。
理想のハードクーラーボックスは、ラフに使え・保冷力のいいクーラーボックスなのですが、色々と探しているうちに、最終的に絶対に手を出さないと思っていた、YETIを代表する頑丈で保冷力の高いクーラーボックスが最近かなり気になり始めました。個人的にはオーバースペックというのはわかっているんですが…(^^;)
…ということで、購入を視野に入れ、比較してみることにしました。
頑丈で保冷力の高いクーラーボックス
個人的にYETIなどの頑丈で保冷力の高いクーラーボックスは、完全にオーバースペックなのですが、1年間のうち約8〜9ヶ月が20℃以上の沖縄だと1泊2日のキャンプでも、うちのハードクーラーボックスだと2日目にはほとんど氷がありません。元々うちのハードクーラーボックスの保冷力が悪いのですが、せめて希望としては2日〜3日は氷は残っていてもらいたいものです。
そこで本当に個人的な観点より、今後購入の検討をしようと思っているYETIのタンドラ 45qt、Grizzly CoolersのGRIZZLY 40(G40)、スノーピークのハードロッククーラー 40QT、ORCAのGreen 40 Quart、RTICのRTIC 45、アイスランドクーラーボックスのデザートカモ45qt の6つを挙げてみました。
容量は、ファミリーキャンプであれば20qtだと小さすぎるため、各ブランドその一つ上のサイズ(ブランドによっては、26qtや35qtもあります)、購入予定の40qt〜45qtを選択しています。
リットルに直すと、約37.9リットル〜約42.6リットルくらいの容量になるはずなのですが、各ブランド微妙に違うようです。YETIの45qtは、日本正規代理店のA&FのWebサイトで35.6リットルと表記があるため、通常の計算方法ではなさそうです。
タンドラ 45qt タン / YETI
ここ近年の「保冷力が最強で、熊でも開けることのできない頑丈なクーラーボックス」の火付け役のYETIのクーラーボックス!
最初は、こんなオーバースペックなもの買っても仕方がないや…と思っていましたが、今回見た目より性能重視で、ラフに使えるものを購入条件にしたところ、一番に候補に挙がってきました。
仕様
サイズ(外寸) | 648×406×394(h)mm |
---|---|
サイズ(内寸) | 479×270×292(h)mm |
容量 | 35.6L |
重量 | 10.0kg |
保冷日数
YETIのメーカーWebサイトで探したのですが、正式な日数を見つけることができませんでした。
価格
¥54,000(税込)
現在、YETIのオンラインショップで直接輸入することもできます。ただし、価格は上記と異なります。
一定期間の為替によって変動すると思われますが、2019年5月14日現在は送料込みでも直接輸入した方が安くなっています。
ただし日本の代理店を通して購入していないため、修理等の場合は少々大変になるかと思います。
公式 YETI
GRIZZLY 40 / Grizzly Coolers
YETIよりも先に、頑丈で保冷力の高いクーラーを発売した先駆者的存在のGrizzly Coolers。
個人的には、こちらのTanカラーの方がYETIの方よりも好みのカラーです。
あれ?何処かで見たような感じのフォルムをしていると思いませんか?それもそのはず、スノーピークのハードロッククーラーと同じ形をしています。
スノーピークのハードロッククーラーは、このGrizzly Coolers(グリズリー社)とタッグを組んで発売したクーラーです。
ただ、スノーピークがオリジナルカラーを展開しているせいなのか、輸入しているショップが少ないように思えます。現在、Grizzly Coolersの正規日本代理店はなさそうです。
以前は、米国のアマゾンだと日本へ輸出してくれていましたが、現在は輸出されていません。
仕様
サイズ(外寸) | 647.7×406.4×391(h)mm |
---|---|
サイズ(内寸) | 463.6×241.3×298.4(h)mm |
容量 | 40qt ≒ 37.9L |
重量 | 10.9kg |
保冷日数
YETI同様、メーカーのWebサイトに正式な日数の表記は見当たりませんでした。
価格
$224.99 + $128.59(送料+輸入税等前払金)= $353.58
1$ ≒ 112円 で計算してみると、約39,601円くらい(2017年11月25日現在)
ハードロッククーラー 40QT / スノーピーク
最初に見た時、「なんてお高いクーラーボックスなんだ!(小峠風に…)」と叫びたくなるくらい、出た当時価格を見て驚きました(笑)
それもそのはずで、スノーピークオリジナルカラーをしていますが、Grizzly CoolersよりOEM供給されているクーラーボックスのため、元々の価格がお高くなるのは当り前なのですが、それ以上にスノーピークのブランド代金も上乗せされている感じの価格帯です。
仕様
サイズ(外寸) | 648×406×391(h)mm |
---|---|
サイズ(内寸) | 464×241×279(h)mm |
容量 | 38L |
重量 | 11kg |
Grizzly CoolersのGRIZZLY 40 COOLERのOEMのため、数値がほぼ一緒です。内寸の高さだけが何故か微妙に違うのだが…なんでだろ
保冷日数
GRIZZLYのクーラー同様、明確な保冷日数の表記はありません。
価格
¥63,800(税込)
RTIC 45 / RTIC
見た目がかなりYETIのタンドラに似ているRTIC
本国アメリカでは、YETIキラーと言われているとかいないとかのクーラーボックスで、価格はWebショップで確認してみると、YETIと比べて断然価格が安く設定されています。
これで、YETIと同じくらいの保冷力があれば掘り出し物のクーラーになるに違いありません。
気になる仕様は以下の通り。
仕様
サイズ(外寸) | 673.1×419.1×403.2(h)mm |
---|---|
サイズ(内寸) | 492.1×266.7×298.5(h)mm |
容量 | 45qt ≒ 42.6L |
重量 | 11.3kg |
保冷日数
メーカーのWebサイトによると最大10日とのこと…
公式RTIC 45qt Tan
一週間を超える10日ですよ!奥さん!
ここまで必要か!と言われると、まず10日連続キャンプというのは個人的には絶対にできないため、かなりのオーバースペックだと思われますが、テスト状況不明のため、実際の保冷日数はもう少し少ないと思われます。
単純に50%としても5日ですからね…凄すぎです(^^;)
価格
RTICは現在のところ、日本の正規代理店がありません。
RTIC直営のWebショップからだと、日本は購入できないため購入する場合は、輸入代行や転送サービスが必要になります。
個人的には面倒なので、Amazon.comで日本に輸送できるところがありましたが、価格が少々高くなっていました。
2019年5月現在、その出品者もなくなり、現在Amazon.comで日本に輸送してくれるところがなくなっていました。
$249.22 + $161.29(送料+輸入税等前払金)= $410.51
1$ ≒ 112円で計算してみると、約45,977円くらい(2017年11月25日現在)だったのが、2018年7月2日現在、Amazon.comの販売、配送だと、
$299.99 + $ 167.49 (送料+輸入税等前払金)= $467.48
1$ ≒ 112円で計算してみると、約52,358円となり、これならYETIのタンドラ45qtに手が届きそうな感じです。
並行輸入で販売しているところもありますが、カラーが少なかったりします。
Green 40 Quart / ORCA
上記4つのハードクーラーボックスは、名前や形を一度は見たことがありましたが、ORCAというブランドは初めてみました。
上のスノーピークを除く2社がロゴや名前に「Grizzly(グリズリー)」とハイイログマ関連のものがあしらわれているのに対し、このORCAはその名前の通り、シャチの尾びれがマークになっています。
よく見てみると、ラッチというのでしょうか?クーラーボックスを閉める際に止める部分が尾びれの形をしています。細かいところもいいですね!
今までは日本に代理店がなかったため、個人輸入などでしか手に入れることができませんでしたが、カーミットチェア日本総代理店の ㈱デイトナ・インターナショナルAME Div が取り扱いを始めました。
公式ORCA coolers japan
本国アメリカでは、多くのカラーバリエーションやサイズが存在しますが、現在のところ日本での取り扱いのカラーは少ないです。今後増えていくと嬉しいですね!
仕様
サイズ(外寸) | 約650×450×440(h)mm |
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サイズ(内寸) | 約470×290×280(h)mm |
容量 | 40qt ≒ 37.9L |
重量 | 10.1kg |
保冷日数
熊よりも、個人的イメージだとシャチの方が優しい感じがするのですが、保冷日数が半端ないです。こちらもRTIC同様に、メーカーのWebサイトによると最大10日とのこと…
公式ORCA Coolers 40 Quart -Green-
驚きです!
こちらもテスト状況不明のため、実際の保冷日数はもう少し少ないかと思われますが、単純に50%としても5日です。かなりのスペックです。
価格
¥63,800(税込)
デザートカモ45qt / アイスランドクーラーボックス
2018年にリニューアルされた、アイスランドクーラーボックス。
他のメーカーにない、カモ柄が特徴のアイスランドのクーラーボックス。ラチェットが改良されフタの開け閉めが従来よりも楽になりました。前モデルの特徴であった、圧リリーフボタンは本体サイドに移り、見た感じは他のブランドに似たようなフォルムになりました。
現在のところ、スノーピークやYETIにつぎ、手に入れやすいブランドになります。
また、オリジナルのカラー以外にも、アウトドアショップオリジナルカラーが販売されたりと日本でかなり流通しているブランドになります。
仕様
外寸サイズ | 約68.5×41.1×41.1cm |
---|---|
内寸サイズ | 約54.6×27.9×30.7cm |
容量 | 約42.6リットル |
重量 | 約10.9kg |
保冷日数
取り扱いのあるWebストア「plywood キッチン・インテリア雑貨」を見ると、最長5日間も氷をキープと明記されています。
価格
38,880円(税込)
他のブランドよりも、圧倒的にお求めやすくなっています。
レビュー記事
サイズが45qtではないですが、アイスランドクーラーボックス デザートカモ35qtを購入しました。
ファーストレビュー記事は以下になります。
その他アウトドアブランド別注カラーやコラボモデル
様々なアウトドアブランドとコラボしたり、別注カラーがあったりと「頑丈で保冷力の高いクーラーボックス」の中で、日本で一番流通しているクーラーボックスではないでしょうか。
比較映像
数ブランド、保冷日数をWebサイトで表示していないところもありましたので、氷をクーラーボックスに入れ5日間経った際の氷の具合を比較検証している、有名な動画あるのでそちらで確認してみました。
動画を見ていると、ORCAの保冷力が半端ないことがわかります。
一方、GRIZZLYのクーラーだけが唯一、氷が溶け切っていたため、この中では保冷日数が一番低いということがわかりました。
それでも、動画では4日間は氷が残っていましたので、個人的には十分かなと思います。
上記の比較動画では、アイスランドクーラーボックスは入っていないのですが、アイスランドクーラーボックスの前モデルの形状によく似たクーラーボックスがありました。あくまでも推測ですが、OEM商品であろうVIBEのクーラーボックスは、4日目で微かに氷が残っている状態だったため、GRIZZLYよりも少々保冷力が劣るかと思われます。
また、RTICの保冷日数が試されていませんので、他の比較動画で確認してみたいと思います。こちらは、YETIとRTICの保冷比較になります。
この動画を見る限り、YETIの方がRTICよりも氷が残っていることがわかります。
ただ、RTICの最高保冷日数の10日は到底もたなさそうな感じがしました。検証時の気温などからも、一概には言えませんが…
あとがき
以上の結果より、一番保冷力があるORCAが一番欲しいのですが、なかなかのお値段ですね。テントが新調できそうです(^^;)
アメリカから個人輸入する場合、Amazon.comだと比較的楽にできそうなのですが、ショップによっては怪しかったり、高かったりと微妙…
配送料が高いのは仕方ないのだけど、大きいサイズのものだけに高すぎますね(^^;)
一方、保冷力はこの中で一番低いと思われるGRIZZLYは、日本に輸出している所が少なく、同ブランドOEMのスノーピークは価格が60,000円超えと、これまたキツイ価格。ただ上手くスポオソの15%引きセールに在庫があれば、53,244円(税込)と少し安くなります。
YETIのタンドラ 45qtは、A&Fのオンラインショップだと54,000円(税込)で、スノーピークよりはYETIの方が容量も多く、保冷力もあるためやっぱり本命の一つですね。
保冷力が少し落ちても、38,880円(税込)の価格を取ってアイスランドクーラーボックスにするか…
でも、保冷力最強のORCAも捨てがたいし…お高いだけに考えれば考えるほど悩みます…(^^;)
散々悩んだ挙げ句に、アイスランドクーラーボックスのデザートカモ35qtを購入しました。