2WAY焚き火チェアワイドTC レビュー|VENTLAXのゆったりと座り心地のいいチェア
焚き火をされる際、どのようなチェアを使われていますか?
筆者は、最近購入したVENTLAX(ヴェントラクス)「2WAY焚き火チェアワイドTC」ばかりを使用しています。
なぜなら、火の粉に強いTC素材を採用し、ローチェアよりも低いグランドチェアとしても使えるから。
TC素材は、決して「燃えない」というわけではありませんが、ポリエステル素材と比べると焚き火時に安心感が得られるため、もっぱら焚き火のお供になっています。
それでは、 VENTLAX(ヴェントラクス)「2WAY焚き火チェアワイドTC」をレビューを含めてご紹介します。
2WAY焚き火チェアワイドTC / 2WAY TAKIBICHAIR WIDE TC
今回ご紹介する「2WAY焚き火チェアワイドTC」は、火の粉に強いTC素材を採用したチェア。
グランドチェアの状態から、脚を付けてローチェアとしても使用ができるところから、2WAYという名称がついています。
この「2WAY焚き火チェアワイドTC」を販売するのは、VENTLAX(ヴェントラクス)というブランドで、ブランドキャラクターの「ねこてんちょー」がほんわかと癒やしてくれます。
それでは、どのようなブランドなのかご紹介。
VENTLAX (ヴェントラクス) とは
VENTLAX (ヴェントラクス) とは、大阪泉州 (大阪府南西部) 発のアウトドアブランドで、2020年1月にキャンプ用品の企画、開発を開始された新鋭ブランド。
個人的に、昔この辺りの地区で仕事をしていたため、凄く親近感のあるブランドです。
VENTLAX(ヴェントラクス)というブランド名は、
VENTLAX
VENT=VENTILATION(ヴェンチレーション)
LAX=RELAX(リラックス)
現代人が日常生活でつい溜めがちな”怒り・悲しみ・愚痴”といった負の感情を自然と触れ合うことで換気し、心をデトックスして日常生活に戻れるように、キャンプを人生の息抜きとして楽しんで欲しいという想いを込めて付けた造語です。
ロゴは風車をイメージしてデザインをされているとのことで、非常にシンプルですが見たら忘れないインパクトの強いロゴだと感じました。
それでは、VENTLAX(ヴェントラクス)「2WAY焚き火チェアワイドTC 」のセット内容からご紹介します。
セット内容
VENTLAX(ヴェントラクス)「2WAY焚き火チェアワイドTC 」のセット内容は、以下の通り。
- チェア本体フレーム
- 座面生地
- 取り付け脚(収納袋付き)
- 収納袋
ディテール
まずはグランドチェア時のディテールから。
一見よくあるコンパクトチェアのように見えますが、座面が60cmとワイドな作りになっています。
背面は特にポケット等はありませんが、背面のコーナーと座面コーナーに設営に役に立つ、何と言ったらいいのか難しいのですが、引っ張ることのできるものが付いています。
これは意外に便利で、引っ張ってチェア本体フレームに掛けれるようになっています。
この手のコンパクトチェアの設営に慣れていない方だけでなく、慣れている方も簡単に設営できるように工夫されています。
両サイドには、カラビナなどを引っ掛けることができるデイジーチェーンを装備。
シェラカップなどを、引っ掛けることができます。
次に、脚を付けたローチェア時のディテールです。
先程紹介したグランドチェアに脚が付いただけですが、かなり雰囲気が異なります。
シチュエーションによって高さを変えることができるため、とても重宝しそうです。
2WAY焚き火チェアワイドTCの魅力
筆者が実際に使用してみて感じた、2WAY焚き火チェアワイドTCの魅力をご紹介。
- ローチェア・グランドチェアの2WAY仕様
- 脚がつけやすく、外しやすい
- 火の粉に強いTC素材
- デージーチェーンに様々なものを掛けられる
それぞれを見ていきます。
ローチェア・グランドチェアの2WAY仕様
2WAY焚き火チェアワイドTC 最大の魅力は、なんと言っても1台のチェアが、ローチェアとグランドチェアになる2WAY仕様というところ。
キャンプ時の気分や、キャンプスタイルなどのシチュエーションによって、すぐにローチェアからグランドチェア、またはグランドチェアからローチェアへ変更することができます。
筆者は、ハンティングヘキサT/C SWでキャンプをした際、焚き火や夕食の際はローチェアで、就寝時にキャノピーを下ろしフルクローズの際にグランドチェアとして使用しました。
脚がつけやすく、外しやすい
2WAY焚き火チェアワイドTC 最大の特徴である、脚の取り外しと取り付けで2WAY仕様になるのですが、その脚が取り付けやすく外しやすい仕様になっています。
取り付けの場合は、本体フレームの4コーナーにある穴に、脚を押し込むだけ。
脚側に金具が付いていますが、脚を押し込むといとも簡単にささります。
プッシュピンだと一度凹ましてから押し込む必要がありますが、こちらの脚はその必要がありません。
外す際も抜くだけの非常に簡単な仕様となっています。
火の粉に強いTC素材
ポリエステル素材などと比べると、焚き火などの火の粉に強いTC素材を採用。
決して「燃えない」わけではありませんが、TC素材を使っているということで、焚き火などでも安心感がひときわ違ってきます。
デージーチェーンに様々なものを掛けられる
両サイドにはポケット等はありませんが、カラビナなどを掛けることができるよう、デイジーチェーンを装備。
シェラカップを掛けたり、カラビナに掛けたLEDライトを掛けたり使い方は、自分次第で無限の楽しみ方ができます。
2WAY焚き火チェアワイドTC メリット・デメリット
2WAY焚き火チェアワイドTCを実際に使用してみて感じた、メリット・デメリットをご紹介。
- ローチェアとグランドチェアの2WAY仕様
- 座面がワイドでゆったりと座れる
- コンパクトで軽量
- 長時間快適に座れる
- 静止耐荷重が120kgある
- コスパが高い
- 収納袋が大きい
メリット
メリットから順に説明します。
ローチェアとグランドチェアの2WAY仕様
先程の魅力でもご紹介したように、チェアの脚が外れる(付けれる)仕様のため、シチュエーションやその日の気分によって、ローチェアまたはグランドチェアとして使用できる、2WAY仕様となっています。
ローチェアとグランドチェアの両方が欲しい方におすすめ!
座面がワイドでゆったりと座れる
座面の横幅が60cmと、よくあるコンパクトチェアに比べると非常にワイドになっています。
かなり座面の大きい、DOD「スゴイッス」と比べてみても、遜色ない大きさ。
ゆったりとしているため、長時間座っても楽です。
ゆったりとリラックスされたい方におすすめです。
コンパクトで軽量
付属品を入れてローチェア時は約1kg、グランドチェア時なら0.9kgと軽量。
また収納時は、チェア本体のフレームも分解することができるため、コンパクトに収納することもできます。
軽量なコンパクトチェアが欲しい方におすすめ!
長時間快適に座れる
今まで使用してきたコンパクトチェアの中でも、一番快適に長時間座ることができました。
あぐらがかきやすい、高さだったからかもしれません。
長時間快適に座れるコンパクトチェアをお探しの方におすすめ!
静止耐荷重が120kgある
フレームには、航空機にも使用される強度の高い超々ジュラルミンを採用とのことで、静止耐荷重は120kg。
結構この価格帯のコンパクトチェアだと、静止耐荷重は80kg程度が主流のなか120kgあります。
静止耐荷重が100kg以上のチェアを探されている方におすすめ。
コスパが高い
TC素材で2WAY仕様ですが、コンパクトチェアで有名な「Helinox(ヘリノックス)」などと比べると、約半額くらいの価格のため、非常にコスパが高いと感じました。
コスパの高いコンパクトチェアが欲しい方におすすめです。
デメリット
個人的に感じたことです。ご了承下さい。
実際に使用してみて、チェア自体には全くデメリットはありませんでした。
ただ、個人的に残念なところが一つだけありました。
それは、収納袋が大きいというところ。
チェア本体フレームを分解せずに収納できるようになっているため、大変入れやすく便利なのですが、筆者は「コンパクトに収納したい派」のため、チェア本体フレームも分解して収納袋に入れ巻き取る形で収納しています。
車載などをしていると、たまに巻き取った袋が元に戻ってしまい、隙間から脚を入れている小袋が抜け、「脚どこ行った?」とテンパった経験があったため、ファスナーまたはコンプレッションベルトのような巻き取って固定できる物が付属しているとありがたいと感じた次第です。
現在は、収納時に脚を入れている袋ごとフレームと同じく生地で丸めて収納することで、収納袋から出ないようにしています。
チェア本体フレームを分解してコンパクトに収納したい場合、収納袋が少々大きすぎるところが個人的に残念でした。
ねこてんちょーさんの以前のツイートを見ると、収納袋のサンプルを作った際に座面より複雑でコストが跳ね上がってしまったから、収納袋のこだわりを断念されたそうです。
チェア本体や、販売価格を抑えるためとのことです。
非常にコスパの高いチェアのため、特に気にならない方には、おすすめのコンパクトチェアです。
2WAY焚き火チェアワイドTC カラー・仕様・価格
カラー
2WAY焚き火チェアワイドTCは、以下の3種類のカラー展開をしています。
- COYOTE(コヨーテ)
- OLIVE(オリーブ)
- BLACK(ブラック)
筆者が購入したのは、「COYOTE(コヨーテ)」。
所有しているソロベースサンドベージュや、ハンティングヘキサ T/C SWやシマノ ICEBOX STなどを合わせたかったからです。
仕様
サイズ | グランドスタイル時:(約)W 60cm(最大)×D 60cm×H 48cm ロースタイル時:(約)W 60cm(最大)×D 60cm×H61cm |
---|---|
座面高 | グランドスタイル時:11cm ロースタイル時:23.5cm |
収納サイズ | 最小収納サイズ:(約)W37×D17×H17 cm |
重量 | (約) 1kg (付属品含む) |
静止耐荷重 | 120kg |
材質 | 300DポリコットンTC・A7075アルミ |
価格
¥7,980(税込)
2024年1月26日現在
DOD スゴイッスと比較
全く比較する必要はありませんが、サイズ感がわかるかなと…
個人的にはスゴイッスは座りやすいのですが、とにかくデカく持ち運び時にかさばるというデメリットを感じていたため、2WAY焚き火チェアワイドTCはちょうどいいとこ取りのサイズだと思いました。
ゆったり感と高さ調節で一世風靡したDODの「スゴイッス」の座面幅が60cmなので、2WAY焚き火チェアワイドTCもゆったりとした幅があることがわかるかと思います。
画像でわかるかと思いますが、スゴイッスは背もたれの高さが長く、体全体を包むような感じですが、2WAY焚き火チェアワイドTCは、ちょうど肩甲骨辺りまでを包んでくれる高さです。
スゴイッスにはポケットがありましたが、2WAY焚き火チェアワイドTCにはありません。
しかし、2WAY焚き火チェアワイドTCにはデイジーチェーンが両サイドに備わっています。
また2WAY焚き火チェアワイドTCの方が、かなりミリタリー感があり、無骨な感じがします。
2WAY焚き火チェアワイドTC VENTLAX | スゴイッス DOD | |
---|---|---|
サイズ | グランドスタイル時: (約)W 60cm(最大)×D 60cm×H 48cm ロースタイル時: (約)W 60cm(最大)×D 60cm×H61cm | (約) W60×D66×H69/86/90/94cm ※最長部 |
収納サイズ | 最小:(約)W37×D17×H17 cm | (約) W39×D46×H11cm |
重量 | (約) 1kg (付属品含む) | (約) 2.3kg |
静止耐荷重 | 120kg | 100kg |
材質 | 300DポリコットンTC・A7075アルミ | フレーム:アルミ合金、ナイロン 生地:コットン 生地補強材:600Dポリエステル |
カラー | コヨーテ オリーブ ブラック | タン カーキ ブラック |
2WAY焚き火チェアワイドTC あとがき
簡単にローチェアからグランドチェアへと高さ調節ができるところが便利で、かなり座り心地がいいチェアだと思います。
またミリタリー感も抜群で、TC素材を使っているため焚き火も安心して望むことができます。
こよなく焚き火を愛する方に、おすすめチェアです!
コンパクトチェアの購入時に、候補の一つに選ばれてみてはいかがでしょうか。
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