VACILAND [ヴァシランド] |シマノから最強の保冷力を誇るクーラーボックスが登場!
日本の釣具ブランドSHIMANO [シマノ] が、2022年にアウトドア・キャンプ業界に向けてクーラーボックス「ICEBOX(アイスボックス)」を発売してまだ間もないですが、そのアイスボックスの保冷力をさらに上回るクーラーボックスが登場します。
その名も「VACILAND [ヴァシランド] 」。
サイトにもあるように、「どこへ行くかよりも、どんな経験をするかという過程そのものを大切にする旅」というスペイン語のVacilando(ヴァシランド)からきている名称。
なんか、すごくいい名称ですね。
それでは、今回はシマノのクーラーボックス「VACILAND [ヴァシランド] 」を紹介します。
VACILAND [ヴァシランド] |SHIMANO [シマノ]
2022年に発売された「ICEBOX(アイスボックス)」も記憶に新しいところですが、翌年にまたこれだけすごいクーラボックスを出すとは思いもよりませんでした。
「VACILAND [ヴァシランド] 」には、4つのカラーと2つのサイズがあります。
また保冷構造(グレード)が4種類あり、以下の合計10種類がラインアップされています。
- VACILAND PRO 40L(アンヴィルグレー)
- VACILAND PRO 32L(アンヴィルグレー)
- VACILAND EL 40L(モカ)
- VACILAND EL 32L(モカ)
- VACILAND ST 40L(サンドベージュ)
- VACILAND ST 40L(カーキ)
- VACILAND ST 32L(サンドベージュ)
- VACILAND ST 32L(カーキ)
- VACILAND VL 40L(サンドベージュ)
- VACILAND VL 32L(サンドベージュ)
アイスボックスの際は、保冷構造(グレード)によってカラーが分類されていましたが、VACILAND [ヴァシランド] は同じSTグレードに2つのカラー(サンドベージュとカーキ)と、グレード違いのVLにもサンドベージュをラインアップさせているのが特徴です。
VACILAND [ヴァシランド] サイズ
サイズは、どのグレードも32Lと40Lが用意されています。
32L
サイズ(外寸最大値):650×402×368mm
40L
サイズ(外寸最大値):650×402×434mm
VACILAND [ヴァシランド] カラー
カラーは以下の4種類。
- PRO:アンヴィルグレー
- EL:モカ
- ST:サンドベージュ、カーキ
- VL:サンドベージュ
アイスボックスはグレードによって、カラーが全く異なりましたが、その点VACILAND [ヴァシランド] は少し変更されています。
最上位グレードの「PRO」には「アンヴィルグレー」を、2番目のグレード「EL」には、「モカ」を採用。どちらもアイスボックスでは使用していなかったカラーで、この度初の採用となっています。
一番スタンダードなグレードと思われる「ST」には、「サンドベージュ」と「カーキ」と2種類のカラーを採用。どちらもアイスボックスで人気のあったカラーです。
一番手頃な「VL」には「サンドベージュ」を採用しており、サンドベージュが2つのグレードにまたがって採用されています。
このことからアイスボックスでは、サンドベージュの人気があったと思われます。
どちらも、アウトドアやキャンプに馴染む、最適なカラーだと感じました。
VACILAND [ヴァシランド] 仕様
それでは、保冷構造(グレード)によるそれぞれの仕様をご紹介します。
どのグレードも蓋部分は、発泡ポリスチレン断熱材を使用しています。
VACILAND [ヴァシランド] PRO アンヴィルグレー
VACILAND [ヴァシランド] PROは、一番上のグレードにあたり、上面・側面・底面の6面に極厚真空パネル+発泡ウレタンを配置。
40L | 32L | |
---|---|---|
最大氷保持期間 | 13日間 | 11日間 |
重量 | 9.9kg | 9.1kg |
VACILAND [ヴァシランド] EL モカ
VACILAND [ヴァシランド] ELは、上から2番目のグレードにあたり、側面と底面3面に一体型の真空パネル+発泡ウレタンを配置。
40L | 32L | |
---|---|---|
最大氷保持期間 | 9.5日間 | 8.5日間 |
重量 | 9.2kg | 8.5kg |
VACILAND [ヴァシランド] ST
VACILAND [ヴァシランド] STは上から3番目のグレードで、このグレードだけカラーも2色展開をしているため、筆者的にはスタンダードモデルだと感じました。発泡ウレタンパネルを配置。
40L | 32L | |
---|---|---|
最大氷保持期間 | 6日間 | 5.5日間 |
重量 | 8.3kg | 7.8kg |
保冷構造が同じ、アイスボックスSTのレビューもあわせてご覧ください。
シマノ ICEBOX(アイスボックス) ST レビュー|保冷力やカラーが抜群のハードクーラーボックス
VACILAND [ヴァシランド] VL
VACILAND [ヴァシランド] VLはエントリーモデルにあたり、一番手頃な価格帯。発泡ポリスチレンパネルを配置。
40L | 32L | |
---|---|---|
最大氷保持期間 | 5日間 | 4.5日間 |
重量 | 7.5kg | 7.1kg |
VACILAND [ヴァシランド] 価格
VACILAND [ヴァシランド] の価格は、以下の通り。
- PRO 40L:¥102,300
- PRO 32L:¥99,000
- EL 40L:¥79,200
- EL 32L:¥75,900
- ST 40L:¥47,300
- ST 32L:¥46,200
- VL 40L:¥41,800
- VL 32L:¥40,700
2023年2月9日現在、価格は全て税込み。
また、グレードSTのサンドベージュとカーキの価格は同じです。
VACILAND [ヴァシランド] 特徴
続いて、VACILAND [ヴァシランド] の共通する特徴は、以下の通り。
- 保冷力が抜群
- 冷気を逃しにくい高密閉設計
- フタがどちら側にも開き外れる
- ワンアクションで開閉するレバー構造
- 水抜きの際に水栓をなくすことがない
保冷力が抜群
グレードによって保冷日数は全く異なりますが、共通するところは保冷力が抜群にいいというところ。
あくまでメーカーの実験値ですが、最大氷保持期間がPROの40Lだと最高13日間、VLの32Lでさえも4.5日間と優れています。
PRO | EL | ST | VL | |
---|---|---|---|---|
40L | 13日間 | 9.5日間 | 6日間 | 5日間 |
32L | 11日間 | 8.5日間 | 5.5日間 | 4.5日間 |
日本のブランドでは、今までにない保冷力だと感じました。
冷気を逃しにくい高密閉設計
保冷力が高い理由として、高密閉設計が挙げられます。
蓋・本体の密閉性を高めるためにパッキンの潰し量を増やしています。
パッキンを潰すための力がより必要になるため、現行品に比べてレバー比を3.5倍に増強しています。
この高密閉設計によって、冷気が逃げにくくなるため保冷力が抜群になりました。
フタがどちら側にも開き外れる
こちらも共通の特徴の一つで、フタが前後どちら側にも開き、さらに外すことができます。
これは他のブランドにはない、SHIMANO(シマノ)のクーラーボックスの特徴と言っても過言でないでしょう。
意外と便利な機能で、例えば車で買い出しに行った際など、どちらからも蓋を開けることができるため、まず車載時に前後を考える必要がありません。
また積載やキャンプ場でのレイアウトの際に、左右に荷物があっても、蓋を外して中身を取ることができるため、かなり便利な機能の一つです。
ワンアクションで開閉するレバー構造
一概には言えませんが、保冷力が優れいてる大抵のクーラーボックスはラッチタイプが多く、2箇所のラッチを上げてから蓋を上げるというのがほとんどです。
しかし、このVACILAND [ヴァシランド] は、ワンアクションで開閉ができるレバー構造のため、開け閉めが楽なうえに冷気漏れや水漏れを軽減し、 本体の保冷性能を最大限発揮してくれます。
水抜きの際に水栓をなくすことがない
ハードクーラーボックス下部ににある、水抜き用の水栓は外れるものが多いですのが、どこかに置くと「あれ!? どこ行った」となりがち。
VACILAND [ヴァシランド] の水栓は画像のようにヒンジ構造になっており、簡単に水抜きができる上クーラーボックス本体に付いているため、水栓をなくすことがありません。
VACILAND [ヴァシランド] あとがき
ICEBOX(アイスボックス)の保冷力を上回る「VACILAND [ヴァシランド]」。
その分価格もアイスボックスを上回っています。
保冷料が抜群のクーラーボックスや、32L以上のクーラーボックスを探されている方は、ぜひ候補の一つに入れられてみてはいかがでしょうか。
またソロキャンプや30L以下のクーラーボックスをお探しの方は、同じSHIMANO(シマノ)のアイスボックスなどはいかがでしょうか?
シマノ ICEBOX(アイスボックス) ST レビュー|保冷力やカラーが抜群のハードクーラーボックス
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