マクライト2 レビュー|薪がくべやすく調理もしやすいおすすめの焚き火台
キャンプで焚き火をする際、どんな焚き火台を使っていますか?
焚き火台といえば、頑丈でがっしりしたスノーピークの「焚火台」や、ユニフレームの「ファイアグリル」が有名ですが、かさばるという理由から筆者は数年前からコンパクトに収納できる焚き火台を好んで使用しています。
それゆえに以前、コンパクトに収納できる「ソロキャンプにおすすめの軽量焚き火台」という記事を書きましたが、その中で軽量ながらも40cmサイズの薪を乗せることができる、火床の広い焚き火台「マクライト」を紹介しました。
「マクライト」は、コンパクトで安定感のある焚き火台で、今や人気の焚き火台の一つです。
そのマクライトが、この度バージョンアップをして「マクライト2」になったため、どんなところが改良されたのか詳しくレビューしていきます。
この記事は、TOKYO CRAFTS様より製品を提供いただき作成しています。
マクライト2 レビュー|TOKYO CRAFTS
今回紹介するマクライト2は、火床部分が広くグループやソロでも使えるように設計されている、TOKYO CRAFTSが手掛ける焚き火台「マクライト」の改良版。
「TOKYO CRAFTS」とは、タナちゃんねるでもお馴染みのタナさんが手掛ける事業の一つで、「言語化できない満足感」をブランドコンセプトとしているキャンプギアブランド。
どのようなところがバージョンアップしたのか、改良点から見ていきます。
改良点
この記事のタイトルにも書いているため、どの辺りがバージョンアップしたのかすぐに見当がつくと思いますが、以下の2点が改良されました。
- 焼き台を取り外すことで薪がくべやすくなった
- ゴトク高さが3段階調整できるため、焚き火調理の際に火加減が調整しやすくなった
組み立てが簡単に3ステップで行えるなど、マクライトのいいところはそのままのため、さらに人気の焚き火台となることでしょう。
セット内容
まずはセット内容をご紹介。
マクライト2のセット内容は、以下の通り。
- 本体
- ゴトク
- 収納ケース
- 取扱説明書
組立方法
次にマクライト2の組立方法をご紹介。
マクライトと同様に、以下の3ステップで組み立てが完了します。
- 火床を展開する
- 風防パネルを取り付ける
- もう片側の風防パネルを取り付ける
画像で順に解説します。
収納ケースからマクライト2の本体を取り出し、火床を展開します。
画像は写真を撮影するために、火床のセンターが盛り上がっていますが、組立時はこの部分がV字になります。
次に片側の防風パネルを、火床に取り付けます。
火床の端にある「L字」部分を、防風パネルの端に差し込みます。
この時「TOKYO CRAFTS」のロゴが外側に来るように取り付けます。
火床を下(底側)に押し込みながら防風パネルを内側に湾曲させ、火床の突起部が防風パネルのV字スリットに入れば、片側の風防パネルの取り付けは終了。
もう片側の風防パネルを、先程と同じように取り付ければ完成です。
上記の内容を、動画で紹介します。
ディテール
正面からとサイドのディテールから見ていきます。
火床が中央にかけてV字に傾斜し、防風パネルが湾曲している特徴のある焚き火台です。
火床高さが低いため、重心が低く安定感があります。
火床には均等にスリットが入っており、ここから空気を取り入れる仕組み。
ゴトクを乗せる焼き台は最初火床に固定されていますが、取り外すこともできるため、焚き火をメインにされる方にとっては、扱いやすい仕様。
焼き台を外すことで、どの方向からも薪がくべやすくなりました。
焼き台には均等に溝が刻まれているため、ゴトクが滑らない仕組みになっています。
マクライト2の風貌パネルは厚さの薄い金属のため、ケガをしないように組み立て時はグローブを付けて行うことをおすすめします。
あと余談ですが、開梱する前のマクライトは本当にきれいに収納されています。
実際に使用した感想
マクライト2は、焼き台の上段・中段・風防パネルの上にと、ゴトクの高さを3段階で調整でき、焚き火のあたり具合(火加減)を調整できるため、焚き火調理をされる方にとってはかなりありがたい仕様だと感じました。
また焼き台自体をフレームから外すことができるため、薪がくべやすくなりました。そのおかげで、どんどん薪を追加したくなるため、薪がすぐになくなりがち。
マクライト自体、組み立てが簡単で安定感のある焚き火台でしたが、改良されたこの2点の追加によって、さらに使いやすくなったと感じました。
特徴
続いてマクライト2の特徴は、次の通り。
- よく燃える
- ワイドサイズ
- 焼き台に溝がある
- 安定感がある
- ゴトク高さを3段階調整できる
- 焼き台を取り外せる
よく燃える
マクライト同様に、火床は火床中心部に向かってV字になっており、薪を置くことで隙間ができ空気が通りやすく、火床部分の均等なスリットからも空気を取り込んで燃えるため、よく燃えます。
燃焼効率のいい焚き火台です。
ワイドサイズ
「軽量」「コンパクト」となると、大きいサイズの薪を乗せれない焚き火台が多い中、マクライト2は約40cmの薪を斜めにすることで、はみ出さずに乗せることができるワイドサイズ。
ソロだけでなく、グループで焚き火を囲むのにも最適なサイズです。
焼き台に溝がある
こちらもマクライトと同じ特徴ですが、焼き台に溝が刻まれており、ゴトクがすべりにくくなっています。
焼き台上段はもちろんのこと、中段にも溝が刻まれているため、どちらの段でも楽しく調理をすることができます。
安定感がある
ワイドサイズと火床高さが低いところから、非常に安定感があります。
また火床の耐荷重は約15kgあるため、安心して焚き火が楽しめます。
荷重がかかるほどに安定する構造となっており、薪を多くのせることにより安定します。
焼き台や風防パネルにゴトクを乗せた場合は、耐荷重は約7kg
ゴトク高さを3段階調整できる
今回の改良点も特徴の一つで、ゴトク高さを3段階に調整できるところは、焚き火調理をメインにされる方にとっては、最大の特徴になるのではないでしょうか。
以前のマクライトにも、焼き台上段と風防パネル上の2段階調整は可能でしたが、焼き台中段が加わったことで、さらに調理の幅が広がります。
ゴトクの高さを調整することで、焚き火からの距離を調整し、火加減を変化させることができるため、「焼き」「炊き」「揚げ」「炒め」「煮込み」など、様々な調理を焚き火で楽しむことができます。
焼き台を取り外せる
もう一つの改良点も特徴の一つです。
先ほどの焚き火調理で重宝する「焼き台」を取り外すことができます。
画像のように、焼き台自体は火床のL字フレームに外側へ開く力で止まっているため、焼き台自体を内側に引っ張ると外れる仕組み。
焼き台がなくなることで、一切さえぎるものがなくなったため、非常に薪をくべやすくなりました。
個人的には、本来の「焚き火だけをするための焚き火台」になったと感じました。
また焚き火調理をされない方は、キャンプに行く前から焼き台を外して持ち運ぶことで、軽量化にもつながります!
メリット・デメリット
- 焚き火調理がよりしやすくなった
- 薪がよりくべやすくなった
- 安定感があるため安心して楽しめる
- 大きめの薪で焚き火ができる
- 燃焼効率がいい
- 少し重くなった
デメリット
実際に使用してみたところ、一つだけ残念なところがありました。
それは焼き台を外せるように金属部分を追加したためか、初代マクライトよりもゴトクを入れた重量が増えてしまったところ。
初代マクライトは、ゴトクを入れた重量も1kgを切っていたため、筆者が思う「軽量焚き火台」の部類に入っていましたが、マクライト2はゴトクを入れた重量が約1042gと1kgを超えてしまったため、そこだけが残念で仕方がありません。
と言っても、車などの移動手段で持ち運ぶキャンプだと、全く気にならない重量です。
個人的には、使用上のデメリットは特にありませんでした。
メリット
実際に使用して感じたメリットは以下の5つ。
- 焚き火調理がよりしやすくなった
- 薪がよりくべやすくなった
- 安定感があるため安心して楽しめる
- 大きめの薪で焚き火ができる
- 燃焼効率がいい
今回の改良された2点が、最大のメリットをもたらしています。
まず焼き台に中段ができたことで、ゴトクの高さ調節が2段階から3段階になり、調理に一番欲しかった高さが追加されたため、焚き火調理がよりしやすくなりました。
またその焼き台を外すことで、どの方向からも薪がくべやすくなり、本来の焚き火台としても楽しめるようにもなりました。
ここからはマクライトのメリットと同様ですが、ワイドサイズのため40cmくらいの大きめの薪を乗せることができ、燃焼効率がいいためよく燃えるので、焚き火が楽しくできます。
さらに安定感があるため、ある程度薪をのせても安心して焚き火を楽しむことができるところが、マクライト2のメリットだと感じました。
仕様や価格
次に、マクライト2の仕様や価格をご紹介します。
仕様
サイズ | W36×D40×H32cm(ゴトク除く) |
---|---|
収納サイズ | W21×D40×H2.5cm(収納ケース除く) |
重量 | 本体:約500g / 焼き台:420g / ゴトク:約140g / ケース:約60g |
耐荷重 | ゴトク(スタンド設置):7kg ゴトク(側面パネル設置):7kg 火床:15kg |
材質 | 本体、ゴトク:ステンレス(SUS304) 収納ケース:ポリエステル |
セット内容 | 本体、ゴトク、収納ケース、取扱説明書 |
価格
¥9,980(税込)
2024年2月17日現在
マクライトと比較
次に初代マクライトと比較をしてみました。
フォルムの比較
正面とサイドの画像からもわかるように、焼き台部分を除くと全く同じ。
遠くから見たら、初めての方だと区別がつかないかもしれませんね。
仕様を見ると収納時のサイズは同じですが、どことなく収納ケースはマクライト2の方がやや大きくなったような気がします。
仕様の比較
マクライト2 | マクライト | |
---|---|---|
サイズ(ゴトク除く) | W36×D40×H32cm | |
収納サイズ(収納ケース除く) | W21×D40×H2.5cm | |
重量 | 本体:約500g 焼き台:420g ゴトク:約140g ケース:約60g | 本体:794g ゴトク:135g |
耐荷重 | ゴトク(スタンド設置):7kg ゴトク(側面パネル設置):7kg 火床:15kg | |
材質 | 本体、ゴトク:ステンレス(SUS304) 収納ケース:ポリエステル |
次に、仕様の比較を行いました。
組み立てサイズ、収納サイズ、耐荷重、材質は全く同じで、重量のみが変わっていることがわかります。
マクライト2は、本体と焼き台セットでマクライトの本体と同じになるため、マクライト794gに対してマクライト2は約920gと重量が増えています。
これは焼き台を外すために、金属部分が増えたためだと推測できます。
今なら、初代マクライトが公式オンラインショップで、30%OFFの¥6,999(税込)になっています!2024年2月17日現在
あとがき
メリット | デメリット |
---|---|
焚き火調理がしやすい 薪がくべやすくなった 安定感がある 大きめの薪がのせれる 燃焼効率がいい | 少し重くなった |
初代マクライトと比較したところ、本体とゴトクの重量が約131gほど重くなっていますが、UL(ウルトラライト)でキャンプを行う方以外は、そこまで気になる重量ではないです。
何よりも改良された2点(焚き火調理がしやすい、薪がくべやすい)によって、初代マクライトよりもさらに使いやすくなったと感じました。
マクライト2は、ソロだけでなくグループで楽しむ焚き火に最適な、おすすめの焚き火台です。
焚き火台をお考えの方は、ぜひ候補の一つに入れてみてはいかがでしょうか。
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