ワークマンのパップテント 耐久撥水スクエアシェルター レビュー|ソロキャンプに最適!
ワークマン2023年秋冬の新作キャンプギアの中で、筆者が気になったのがワークマンのパップテント「耐久撥水スクエアシェルター」。
ワークマンのオンラインストアを見ていると、見た感じで「これはきっといいのでは?」感が満載だったため、購入しました。
今回は、ワークマン「耐久撥水スクエアシェルター」の購入を検討されている方の参考になればと、レビューやメリット(いいところ)、デメリット(残念なところ)などを紹介していきます。
ワークマン 耐久撥水スクエアシェルター レビュー
今回レビューするのは、ワークマンから登場したパップテント「耐久撥水スクエアシェルター」。
ただしパップテントと言っても、厳密には各国の軍隊で使用されている、2枚の布と2本のポールで設営する、従来のパップテントとは形状や素材が異なりますが、「パップタイプのシェルターテント」とあるため、ここではパップテントとしています。
個人的には、もう少し名称をどうにかして欲しいところですが、それは置いておいてセット内容から見ていきましょう。
セット内容
ワークマン 耐久撥水スクエアシェルターのセット内容は、次の通り。
- フライシート
- インナーテント
- ロープ×8
- ペグ×18
- ポール×4
- 防水キャップ×4
設営方法
次に設営方法を紹介していきます。
まず収納ケースから、幕を取り出します。
次に幕を広げます。
自立タイプのテントではなく、後から前後を変更するのは大変なため、幕を広げる時にどちらを前方にするか決める必要があります。
ポール先を通すハトメのカラーで、前後の見分けが付きます。
前方が金色のハトメで、後方が銀色のハトメです。
次にスタンディングテープが、外れていないか確認します。
8箇所のゴムループをペグダウンします。
設営時は、ゴムループが2ヶ所あるところは重ねてペグダウンします。
次にポールを組み立てます。
長い方が前方に、短いほうが後方に来ます。
ポールを立てる前に、スタンディングテープにたるみがないか確認します。
後方のファスナーを開き、シェルター内へ入り前方からポールを立てていきます。
金色のハトメに長い方のポール先を通し、ポールを立てます。
ポールが立ったら、先に防水キャップを取り付けます。
片側のポールが立ったら、同じ要領でもう片側のポールを立てます。
前方のポールを立てたら、次に後方のポールを立てていきます。
短い方のポールを、銀色のハトメに通して立てます。
ポールが立ったら、ポール先に防水キャップを取り付けます。
同じ要領で、もう片側のポールを立てます。
ガイロープを張って、ペグなどを調整すれば設営完成です。
ディテール
続いて、ディテールを見ていきましょう。
正面から見ると、本当にパップテントのように見えるフォルムをしています。
背面から見ると、パップテントの前面を張り上げた時のフォルムをしています。
サイドから見ると、従来のパップテントと異なるということがわかります。
そして、従来のパップテントに比べると、広そうだなということもわかります。
明記されていないためわかりませんが、生地をよく見るとリップストップっぽい感じがします。(断言できません)
また正面向かって右側天井には、煙突ポートらしきものがあります。こちらも説明書などで一切明記されていないため、断言はできません。こちらはきちんとカバーがあり、穴を塞ぐことができます。(通常はカバーがされた状態)
シェルターサイド下部には、ファスナーで開くことができるワークマン式「スラッシュベンチレーション」という、ベンチレーションを装備しており、換気に最適です。
またシェルター上部にも従来のベンチレーションを装備しています。こちらは、ストッパーなどはなく、ポールで立ち上げることでその部分が開くような構造です。
またシェルター裾には、スカートを装備しているため、冬場の冷気や風の侵入を軽減してくれます。また夏場は、巻き上げて止めることができます。
筆者が購入した一番のポイントが、この様々なパネルがオープンできるというところ。
プライバシーは完全にありませんが、風が快適に通り抜けます。
ここまでオープンできる、このクラスのシェルターは少ないと思います。
また初張りをすると、必ずと言っていいくらい雨に当たってしまう筆者ですが、逆に撥水効果がわかったから良しとします。
初張りということもありますが、キレイに雨を弾いてくれました。
ワークマン 耐久撥水スクエアシェルターの特徴
次に、耐久撥水スクエアシェルターの特徴を見ていきます。
耐久撥水スクエアシェルターの主な特徴は、以下の通り。
- 自由自在なアレンジ張りが楽しめる
- パップテントのような形状
- インナーテントが付属
- シェルターとしても使える
- ポール4本で設営するためシェルター内が広い
- 通気性や換気に最適な構造
それぞれを見ていきます。
自由自在なアレンジ張りが楽しめる
ワークマンのパップテント「耐久撥水スクエアシェルター」の最大の特徴は、自由自在なアレンジ張りが楽しめるというところ。
様々なところがオープンできるため、自由自在なアレンジ張りが楽しむことができます。
フルクローズはもちろんのこと、例えば4方向すべてをオープンしロールアップして、タープのように使ったり、前面を巻き上げたりすることができます。
また別途ポール2本と、ガイロープを用意すれば、前面パネルを跳ね上げて前室スペースを拡張することも可能です。
サイドの前方下部や後方下部だけをオープンして風を通すこともでき、張り方によっては幾通りもあるため、アレンジ張りを楽しむことができます。
パップテントのような形状
厳密に言えば、パップテントではないのですが、パップテントを跳ね上げた状態に近い形をしています。
パップテントにポールを2本追加して、跳ね上げたような形をしているため、パップテントのデメリットであるポール下のデッドスペースがかなり軽減されていました。
実際に使用してみて、非常に扱いやすい形状のテントだと思いました。
インナーテントが付属
標準で、インナーテントが付属しています。
サイズはメーカー値だと1〜2人用となっていますが、全幅が137cmで1人あたりの幅が70cmないため、個人的には1人でゆったりと使う方がいいと感じました。
インナーテントは前後にファスナーが付いており、前後からインナーテント内へアクセスできます。
また画像のように、フルクローズはもちろんのこと、フルオープン、フルメッシュにすることが可能。
フルオープンした際は、まるで天蓋付きのベットのような感じになります。
またインナーテントは前面だけでなく、背面も同じように、クローズ・メッシュ・オープンすることができます。
またインナーテント内に、LEDランタンなどが掛けれるフックや、小物を入れることができるポケットを装備しています。
シェルターとしても使える
付属のインナーテントをつけずに、または付属のインナーテントを外して、シェルターとしても使うことができます。
天井は後方にかけて傾斜しているため、後方にコットなどを置けば、スペースを有効的に使うことができ、前方は広々と使えます。
ポール4本で設営するためシェルター内が広い
従来のパップテントと異なる点は、ポール4本で設営するというところ。
それゆえに、テント内のデッドスペースが軽減し、居住スペースが広くなっています。
ソロだと持て余しそうなくらい、スペースがありました。
また別途キャノピーポールとロープを用意すれば、前パネルを跳ね上げることができるため、更に居住空間が広くなります。
フルクローズした状態でも、インナーテントを設置しなければ、奥にコット、手前にテーブルとチェアを置いてもかなりの余裕があるため、シェルター内が非常に広いと感じました。
通気性や換気に最適な構造
4方向すべてのパネルをロールアップしてフルオープンすることができ、オープンタープのように使用ができるため、抜群の風通しでした。
真夏はまだ使用していませんが、夏も期待できそうです。
またサイド下部に、ワークマン式「スラッシュベンチレーション」を搭載しており、オープンすることで、ここから外気を取り入れるため、換気に最適です。
ワークマン 耐久撥水スクエアシェルター メリット・デメリット
実際に使用してみて感じた、ワークマン 耐久撥水スクエアシェルターのメリット・デメリットを紹介します。
- ゆったりとしたソロキャンプに最適
- 様々なアレンジ張りが楽しめる
- シェルター内が広くて快適
- インナーテントが使いやすい
- 作りが粗い
デメリット(残念なところ)
非常にコスパが高いワークマン 耐久撥水スクエアシェルターですが、使ってみたところデメリット(残念なところ)がありました。
それは、以前に紹介したワークマン BASICドームテントと同じように作りが粗いというところ。
シーム処理が粗いため、ファスナーが噛んだり閉めにくかったり、縫製が粗かったり、ポールが最初から凹んでいたためにつなぐと剥げたりと、作りが粗かったのが残念なところ。
機能面や構造面などは、個人的には満点に近かったため非常に残念でした。
ペグとポールがスチール製で重たいというところもデメリットの一つですが、これは価格を抑えるために仕方のないことかと感じたため、デメリットには含めていません。
ポールは設営高さがあるため、他のポールで代用ができないと思いますが、ペグは代用できるため、他のペグなどを持っていくことで総重量を軽くでき、そこまで気にならないかもです。
メリット(いいところ)
実際に使用してみて、作りが粗いという痛恨のデメリットがありますが、それ以上にメリット(いいところ)があるため、個人的には星4つで、今後頻繁に使っていきたいテントの一つです。
一番のメリットは、ソロキャンプだと余裕のあるスペースがあり、最大高さが180cmあるため、ゆったりとソロキャンプをするのに最適なサイズというところ。
高さは身長差があるため一概には言えませんが、そこそこのキャンプギアを持ち込んでも、ソロキャンプであれば、就寝時にフルクローズすることができそうな広さがあり、かなり快適に過ごせます。
また付属のインナーテントが吊り下げ式のため、気分次第で後から吊るすことができるのも便利なところ。
夏場の虫が多い季節は、インナーテントをメッシュにして蚊帳のように、冬場はフルクローズして寒さを軽減することができます。
様々なアレンジ張りが楽しめるのも、耐久撥水スクエアシェルターのメリットの一つ。
冬場はフルクローズすれば裾にスカートがあるため、冷気や風の侵入を軽減してくれ、夏場はフルオープンすることでオープンタープのように過ごすこともできます。
別途2本のポールとガイロープがあれば、前面パネルを跳ね上げることもできるため、前室を拡張することができます。
以上が、実際に耐久撥水スクエアシェルターを使用してみて感じたメリット(いいところ)です。
ワークマン 耐久撥水スクエアシェルターの仕様・価格など
次に、耐久撥水スクエアシェルターのカラーや仕様、価格や買えないときの対応方法などを紹介します。
カラー
今後は不明ですが、現在のところカラーは、ダークブラウンの1色となります。
画像によっては異なるカラーのようにも見えますが、ダークブラウンのみです。
仕様
サイズ | 約)長さ303×幅335×高さ180cm |
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インナーサイズ | 約)長さ137×幅220×高さ102cm |
収納サイズ | 約)長さ58×幅23×高さ22cm |
重量 | 約)9.9kg |
耐水圧 | フライシート:2000mm フロアシート:3000mm |
材質 | アウターテント:ポリエステル100% インナーテント:ポリエステル100% ポール:金属(鉄) ペグ:金属(鉄) ロープ:ポリプロピレン・ポリエステル |
セット内容 | フライシート、インナーテント、ロープ×8、 ペグ×18、ポール×4、防水キャップ×4 |
キャノピー用のポールとロープは別売。
価格
¥19,800(税込)
2023年11月28日現在
耐久撥水スクエアシェルターが買えないときは?
現在のところ「耐久撥水スクエアシェルター」は、ワークマンオンラインストアのみで販売しており、店舗では取り寄せができません。
2023年11月28日現在
人気商品のため、入荷してもすぐに在庫がなくなっていますので、「入荷通知リクエスト」に登録することをおすすめします!
ワークマンのオンラインストアに登録をして、「入荷通知リクエスト」をすると、オンラインストアに入荷後にメールでお知らせが届きます。ぜひ登録されてみてはいかがでしょうか。ちなみに筆者もこの「入荷通知リクエスト」で購入しました。
ワークマンオンラインストアで在庫がある場合は、「ワークマン 耐久撥水スクエアシェルター」の数量のところを「1」にすると、「カートに入れる」ボタンに色が付くため、クリックすることでカートに入ります。
在庫がない場合は「在庫切れ」と表示されます。
数量のところを「+(プラス)」をクリックして「1」以上にすると、「カートに入れる」ボタンがクリックできるようになります。(在庫がある場合)
あとは、「カート」から購入手続きを進めていけば、手続き終了です。
あとがき
見た目や機能が、筆者的にどストライクな「耐久撥水スクエアシェルター」。
実際に使用したところ、色々な張り方ができるだけなく、ソロだと十分すぎる広さがあるため、ゆったりと快適にソロキャンプをしたい方におすすめです。
ソロ用にテントを探されている方は、候補の一つに入れてみてはいかがでしょうか。