ドームテント・シェルター 2024年 おすすめ10選|耐風性と居住性に優れた幕
キャンプにどんな形状のテントを持っていきますか?
テントには「ワンポールテント」や「ドームテント」「トンネルテント」など様々な種類のテントがあります。
どの種類も、いいところもあれば、残念なところもあります。
例えば「ワンポールテント」や「トンネルテント」はどちらも設営が簡単なテントですが、ペグを地面に打たないと設営できない非自立型テントのため、悪天候や風に弱いところがあります。
しかし「ドームテント」や「ドームシェルター」は、自立型テントのため、耐風性にも優れています。
「ある程度の風の中でもキャンプがしたいし、テント内も快適に過ごしたい」と言われる方には、耐風性が高く居住性に優れた、中型サイズ以上のドームテントがおすすめです。
あまりにも風がキツイ場合は、テントを撤収する選択も必要です。
それでは、今回は耐風性・居住性に優れた、大人数向けの大型ドームテント・シェルターと少人数向けの中型ドームテント・シェルターを、あわせて10選紹介します。
おすすめの大型ドームテント・シェルター
それでは、おすすめの大型ドームテント・シェルターを紹介していきます。
この記事では、幅・奥行の両方が400cmを超えるものを大型ドームテント・シェルター、幅・奥行の片方が300cm〜400cmのものを中型シェルターとして区分しています。ご了承下さい。
Varanger Dome (バランゲルドーム) 8-10|ヘルスポート
まずはヘルスポートのバランゲルドームから。
Helsport(ヘルスポート)は、1951年に設立されたノルウェーのブランド。
個人的には、近年のドームテント・シェルターの火付け役的存在に感じるテントで、Twitterのフォロワーさんなどが多く所有しているためか、ここ数年で一番よく見かけたテントです。
別売のインナーテントを使用すれば、少しキツイかもしれませんが約8名が横になることができるサイズをしています。
前方には大きく開くドアを3つ装備しており、開くことで開放感が得られます。
天井には煙突を付けるスペースを装備しており、別売の煙突付き薪ストーブなどが使用できます。
薪ストーブをインストールする場合は、自己責任の元で換気や一酸化炭素チェッカーなどを利用して、一酸化炭素中毒にならないよう、また火傷や火災にならないよう注意して下さい。
バランゲルドーム 8-10 サイズ
サイズ | 435×470×210cm(最大値) |
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収納サイズ | 26x65cm |
重量 | 9,75 kg |
ヤクドーム550|WIWO
WIWO(ウィーオ)は韓国のブランドで、近頃よく楽天市場でよく見かけるブランドです。
9本のポールで組み立てる個性的なフォルムは、あまり人とは被ることが少く、球体に近づくため、風に強いデザインとなっています。
フライシートとグランドシートを標準装備しているため、天候の悪い際や日差しがきつい場合などはフライシートを被せて、またグランドシートを敷くことで、シェルター内をテントのように使うことができます。
直径550cm×高さ230cmの大型ドームテントで、8つのメッシュウインドウと4つの出入り口、天井に円形の換気窓(ベンチレーション)を2箇所装備しています。
ヤクドームは、紹介している大型ドームテントだけでなく、ソロデュオ向けの「ヤクドーム350」やファミリー向けの「ヤクドーム460」など、人数に応じたサイズを取り揃えています。
ヤクドーム550 サイズ
サイズ | 550×550×高230cm |
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収納サイズ | 80×40×35cm |
重量 | 約19.5kg |
ドームシェルターフェルス (FELS)|クイックキャンプ
「クイックキャンプ(QUICK CAMP)」は、2008年よりスポーツ・アウトドア用品を中心にECで販売を開始した株式会社YOCABITO (旧社名:株式会社eSPORTS) の自社ブランドで、コスパの高いキャンプギアを提供することでも有名。
その「クイックキャンプ(QUICK CAMP)」から登場したドームシェルターが「ドームシェルターフェルス(FELS)」。
自然に溶け込むアースカラーで、シェルター内への動線も広く、様々な箇所がメッシュになるシェルター。
景色や夜空を満喫できる透明なビニールの天井を特徴とするシェルターで、様々な窓を開くことでより一層景色や夜空を楽しむことができ、通気性を確保することができます。
また、標準でインナーフロアシートが付属しており、敷くことでシェルター内を2ルームのように使用することができます。
個人的に一番注目しているドームシェルターです。
ドームシェルターフェルス サイズ
サイズ | 幅440×奥行440×高さ210cm |
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収納時サイズ | 幅75×奥行28×高さ28cm |
重量 | 16.4kg |
ギャム (Gamme) 8 ARCTIC GRAY|ノルテント
NORTENT(ノルテント)は、ノルウェーのアウトドアブランドで、「ギャム」はノルウェーの部族サーミ族の伝統的な住居「 Gamme(ギャム) 」をイメージしたドームテント。
5つのポールが7つの異なるポイントで交差され、悪天候や大雪にも耐える構造をしています。
ギャム8は、ギャムシリーズの中で一番大きなサイズで、最大8人を収納する大きさです。(別売のインナーテント使用時就寝は6人)
サイズは、ギャム4・ギャム6・ギャム8の3サイズ展開(右手前からギャム8、ギャム6、ギャム4の順)。
北欧のテントだけに、幕ストーブをインストールできるように煙突ポートを装備しています。(薪ストーブは別売)
薪ストーブをインストールする場合は、自己責任の元で換気や一酸化炭素チェッカーなどを利用して、一酸化炭素中毒にならないよう、また火傷や火災にならないよう注意して下さい。
ノルテントは、レギュラーラインである「ARCTICシリーズ」、ハイスペックラインとなる「EXTREMEシリーズ」の2種類のグレード展開をしています。
ギャム 8 ARCTIC サイズ
サイズ | 432×432×216cm |
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収納時サイズ | 記載なし |
重量 | 12kg |
インナーテント、フロアは別売です。
おすすめの中型ドームテント・シェルター
次に中型ドームテント・シェルターを紹介します。
この記事では、幅・奥行の両方が400cmを超えるものを大型ドームテント・シェルター、幅・奥行の片方が300cm〜400cmのものを中型シェルターとして区分しています。ご了承下さい。
サーモシェルター|GraphiteBlue
GraphiteBlueは、大手アウトドアショップに勤めていた方が立ち上げた、日本のアウトドアブランド。
しかも、商品開発や企画を担当されていたのではなく、店頭の販売員をされていたそう。
お客様から、ニーズなどを直接聞いていたからこそ、このサーモシェルターが生まれたのかもしれませんね。
従来のシェルターにはない、まったく新しい発想のフロアレスダブルウォール仕様になっているところ。
またスカートは内側に装備しており、冬場の冷気や風の侵入を軽減してくれます。
テント内でストーブを使用することを考えて作られているため、一酸化炭素中毒にならないように、インナーやアウターウォールなど様々なところに窓を設置しています。
ストーブをインストールする場合は、自己責任の元で換気や一酸化炭素チェッカーなどを利用して、一酸化炭素中毒にならないよう、また火傷や火災にならないよう注意して下さい。
防雨、防風、断熱と冬の幕内を快適にするシェルターで、真冬のキャンプが快適に楽しめそうです。
今後が非常に楽しみなブランドです。
サーモシェルター サイズ
サイズ | 440×395×200cm(最大値) |
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収納時サイズ | 記載なし |
重量 | 15kg(本体、付属品含む) |
ペグは付属しません。
ファイヤーベース|DOD
国産で一番早かったのが、DOD(発売された頃は、まだドッペルギャンガーアウトドアだった)から発売されたポリコットンのファイヤーベース。
時代を見据えていたのでしょうか。
発売当時は「ポリコットン素材といえばワンポールテント」というくらい、ワンポールテントが流行っていた中に投じた一品。
約6年経った現在でも販売されており、やっと時代が追いついたのかもしれませんね。
素材にポリコットンを採用している他にも、大きく開く入り口や大きなメッシュパネルなど様々な特徴のあるテントです。
ファイヤーベース サイズ
サイズ | 500×330×216cm |
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収納時サイズ | 70×30×28cm |
重量 | 15.1kg |
発売当初はAmazonなどでも販売されていましたが、現在はDOD STOREのみでの販売です。
2024年1月1日現在
シェルターG・GH(ヘリテージ)|ミニマルワークス
ミニマルワークスは言わずとしれた、韓国を代表するアウトドアブランド。
そのミニマルワークスの大人気シェルターが「シェルターG・GH(ヘリテージ)」
個人的には、形状からドームテント・シェルターに含めるか悩みましたが、ドームテントやドームシェルターを調べていると、多く挙がってくるためここに含めました。
ここでは正面から見た形状と、魚座型フレーム+拡張フレームとして考え、ドームシェルターに含めましたので、ご了承ください。
独自のフレームワークによって、美しさはもちろんのことサイドの立ち上がりが圧迫感を軽減し、居住性が高いのも特徴です。
また天井部には、夜空や景色が見える天井ルーフ窓を装備。側面4箇所のベンチレーションと同じようにメッシュになっており、結露の予防や換気を促してくれます。
雨が降っても、付属のTPUルーフを取り付ければ、雨の侵入を防ぎながらルーフ窓から景色が見えます。
また2023年には、人気のシェルターGにTC素材の「シェルターGH(ヘリテージ)」も登場。
シェルターG同様に設営しやすいのはもちろんのこと、素材がTCのためシェルターGよりも影が濃いのが特徴のため、夏場のキャンプにも最適です。
シェルターG サイズ
サイズ | 350×300×170cm |
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収納時サイズ | 65×25cm |
重量 | 6.4kg |
シェルターGH サイズ
サイズ | 350×300×170cm |
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収納時サイズ | 65×25cm |
重量 | 11.2 kg |
ゴーストシェルター|KOBEA (コベア)
KOVEA(コベア)は韓国の人気アウトブランドで、コンパクトなカセットコンロ「Cube」が爆発的に売れたことでも有名なブランドです。
そのコベアのドームシェルターが「ゴーストシェルター」。
4箇所の円形の窓が特徴的なシェルターで、前後2箇所のドアもメッシュになるため、合計6箇所がメッシュにでき、夏場は涼しく過ごせます。
グランドシートとルーフを標準装備。
グランドシートは敷いてテントとして、外してシェルターとしても使用できます。
オプションで、ベスティブル(前室)やヘキサタープもあります。
ベスティブルを2つ購入して、前後ドアに設置することも可能です。
ゴーストシェルター サイズ
サイズ | 375×370×190cm |
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収納時サイズ | 77x26x28cm |
重量 | 約11㎏ |
コマンダー185|モビガーデン
モビガーデン(MOBI GARDEN)は、中国を代表するアウトドアブランド。
モビガーデンのフラッグシップテント「コマンダー」シリーズの中で、2〜4名向けの中型サイズが「コマンダー185」。
全てのドアをメッシュやオープンすることができるため、夏場でも涼しく過ごすことができます。
また外側にスカートはなく、内側に冷気や風の侵入を軽減するスカートを装備しています。
グランドシート、ルーフ、インナーテント、ベスタビュール(前室)などのオプションが豊富で、必要なものを追加で購入するスタイルのテント。
カラーも豊富で、グレー・サンド・ブラック・ホワイトの4カラー展開。
サイズは、160・185・245の3サイズ展開です。
コマンダー185 サイズ
サイズ | 330×380×185cm |
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収納時サイズ | 記載なし |
重量 | 11kg |
別売で、グランドシート、ルーフ、インナーテント、ベスタビュール(前室)などのオプションがあります。
BROOKS GROUND DOME SHELTER|ゼログラム
軽量なテントなどで有名な「ZEROGRAM(ゼログラム)」から、登場したのが超軽量ドーム型シェルター「BROOKS GROUND DOME SHELTER」。
ゼログラムも韓国を代表するアウトドアブランドです。
重量が8kg以下という、超軽量なドーム型シェルター。
さまざまな形状の窓が10箇所あり、そのうち前後左右の4箇所が出入口になり、天井には2箇所の天窓を装備しています。
別売(オプション)ですが、専用インナーテント「BROOKS GROUND DOME SHELTER INNER」と合わせることで、4名用ダブルウォールテントとして使用することができます。
ドームテントにあまりないカラーリングも特徴です。
BROOKS GROUND DOME SHELTER サイズ
サイズ | 360×360×190cm |
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収納時サイズ | 26×26×62cm |
重量 | 7.89kg |
ドームテント・シェルター おすすめ10選 あとがき
様々なドームテント・シェルターを調べて紹介しましたが、比較的海外ブランドが多い印象でした。
2019年頃から、ヘルスポートやノルテントなどその他ブランドのドームテント・シェルターを見かけるようになり、ミニマルワークスのシェルターGで一気にドームテント・シェルターの人気に火がつきました。
今後は国産ドームテント・シェルターが増えていくことを楽しみにしています。
長文を最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ドームテント・シェルターを購入される際の、手助けになれば幸いです。
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