ベースチェア BD-110レビュー|焚き火に最適なバンドックのコットンローチェア!
2021年夏頃に発売予定だった、BUNDOK(バンドック)のコットン100%のローチェア「ベースチェア (BD-110)」
販売前より、ロースタイルが好きなキャンパーの方はもちろんのこと、コットン100%の生地を採用しているため、焚き火好きな方にも人気があったため、様々なキャンパーから待ち焦がれられていたチェア。
今回は、そんなBUNDOK(バンドック)のコットン100%のローチェア「ベースチェア (BD-110)」をレビュー、DODのスゴイッスなどとの比較も交えながらご紹介します。
ベースチェア(BD-110)|BUNDOK(バンドック)
ソロベースEXやソロティピー1TC、ソロティピー1TC用フロントウォールなどが好調なBUNDOK(バンドック)から、待望のコットン100%のローチェアが登場。
2021年8月に、バンドック公式インスタグラムの投稿にて「近々発売」と予告がありましたが、海外のコロナウイルス感染によるロックダウン等の影響によって、入荷が遅延していました。
販売前からSNS等では、コットン生地のロースタイルチェアの登場に「購入したい!」「絶対買う!」などの声が挙がっており、販売されてすぐに一旦は完売ましたが、現在は落ち着きを見せています。
それでは、ベースチェアのセット内容からみていきましょう。
セット内容
ベースチェア(BD-110)のセット内容は、以下の通り。
- 本体生地
- フレーム
- 収納袋
- 取扱説明書
紙ベースの取扱説明書も付いていましたが、収納袋にも縫い付けられており紛失する心配がありません。ただ一度組み立てると覚えてしまいますが…
ディテール
前脚は、エーライトのメイフライのような形状をしています。
後脚は、パッと見た感じないようにも見えますが、数cmですがあります。
後脚部分は、従来のヘリノックスタイプの脚で、かなり短かい仕様。
この脚が柔らかい地面だとかなり食い込んでしまうため、この短い脚は無くした方が安定するのではないかと感じました。
両サイドからみた感じです。
どちら側にもポケットなどは付いていません。
本体生地の上部側には、引っ張ることができるよう、ループのようなものが付いています。
ベースチェアを組み立てる際は、まず座面側から差し込み、最後にこのループを使用して上部を差し込む方が組み立てやすいと思います。
特徴
ベースチェア(BD-110)の特徴は、以下の通り。
- 独自のフレーム構造
- コットン100%生地
- コンパクトで軽量
それぞれを見ていきます。
独自のフレーム構造
従来のヘリノックスチェアの構造とは異なり、独自のフレーム構造をしています。
前脚がエーライトのメイフライのような形状をしていますが、構造は異なります。
4点を差し込んで座面シートを支えるのは同じですが、前脚部分の設置面が広く安定感があります。
コットン100%生地
座面の生地はコットン100%を採用しているため、火の粉に強いため焚き火に向いているチェアです。
コットン100%ですが、決して燃えないわけではありませんので、焚き火の近くで使用される場合は、注意してご使用下さい。
コンパクトで軽量
重量が約1.2kgと軽量で、収納時のサイズが約400×140×110mm とコンパクトなため、持ち運びが楽です。
軽量でコンパクトと言われているヘリノックス タクティカルチェアと比べてみると、重量が1.02kgで収納サイズが約370×120×100mmのため少し大きくて重いのですが、十分軽量でコンパクトなサイズだということが数値からわかります。
また画像からわかるように、ogawaのツーアングルチェアSとDODスゴイッスと収納した状態で比較をしてみましたが、コンパクトさが伝わるでしょうか。
残念なところ
いいところだけだけでなく、実際にベースチェアを使ってみたところ、残念なところもありました。
それは、全体的に縫製が「粗い」というところ。
この縫製が粗いというところは、個体によって異なるかもしれません。ご了承ください。
筆者の購入したベースチェアは、収納袋の縫製が粗く、一部分が真っ直ぐに縫われていないため、収納の際に入れにくいというデメリットがありました。
また全体的に糸のほつれが多く見られました。
本体生地に至っては、初めて展開したところ、ほつれた糸の切れ端のようなものが無数に付いており、かなり残念な結果に。
掃除をすればほつれた糸の切れ端のようなものは取り除けますが、縫製の精度や縫い終わりの処理はなんとかして欲しいと感じました。
座り心地や感想
実際にベースチェア(BD-110)に座ってみました。
足が楽に伸ばせて、非常に快適でした。
タープ下なら寝落ちできそう…
ロースタイルでキャンプを行うのなら、個人的に丁度いい高さだと思いますが、歳なのかベースチェアから立ち上がる際に「よっこらしょ」と言ってしまうくらいの高さ。
ただ後方の足が、柔らかい地面だとかなり食い込む感じがしました。
また残念なところでもお伝えしたように、筆者の個体だけかも知れませんが、縫製が粗いため耐久力がどのくらいあるのか、少々気になるところ。
それでも、コットン100%のローチェアの中では、非常に安めの価格帯だと思いました。
仕様
使用時サイズ | 約550×600×550mm |
---|---|
収納時サイズ | 約400×140×110mm |
重量 | 約1.2kg |
耐荷重 | 約80kg |
座面高さ | 約150mm |
材質 | 生地:コットン(裏面ポリエステル) フレーム:アルミ(アルマイト加工) |
付属品 | 収納ケース×1 |
価格
¥11,000(税込)
2024年2月7日現在、メーカー参考価格
Amazon参考販売価格:平均¥4,709(税込)ですが、価格の変動が少々あります。
ogawaツーアングルチェアSとDODスゴイッスとの比較
人気のあるDODスゴイッスと、ogawaツーアングルチェアSと比較をしてみました。
見た目の比較
見た感じすぐわかるのが、DODのスゴイッスはかなり本体生地が大きいというところ。
見た感じでわかるように、バンドック ベースチェアはオーソドックスな座面サイズをしています。
DODのスゴイッスはかなり本体生地が大きいため、バンドック ベースチェアが小さく感じますが、そこまで小さくありませんので安心してください。
座面の高さは、見た感じや座った感じは同じくらいの高さに感じました。
次にogawaツーアングルチェアSと比較。
本体生地はogawaツーアングルチェアSの方が少し小さく感じますが、実際のところそこまでの差は感じません。
座面の高さは、見てわかるようにogawaツーアングルチェアSの方が高いです。
仕様の比較
バンドック ベースチェア | DOD スゴイッス | ogawa ツーアングルチェアS | |
---|---|---|---|
使用時サイズ | 約550×600×550mm | 約600×660×H690/860/900/940mm 高さは変動可 | 約500x520xH750/660mm 高さ変動可 |
収納時サイズ | 約400×140×110mm | 約390×460×H110mm | 約150x390x130mm |
重量 | 約1.2kg | 約2.3kg | 約1.4kg |
耐荷重 | 約80kg | 100kg | 145kg |
座面高さ | 約150mm | 180mm(焚き火スタイル) | 記載なし |
以上のサイズ感です。
画像の比較より、バンドック ベースチェアのサイズや座面高さが伝われば幸いです。
あとがき
座面が150mmと低いため、一度座ると立ち上がりにくい反面、ソロベースなどのパップテントで使用するのに最適の高さだと感じました。
残念ところはありますが、コットン100%のローチェアの中では、非常に安めな価格帯だと感じたのも事実。
個体差によるものかもしれません。
コットン100%の生地を採用しているため、バンドックのソロベースEXやソロティピー1TCを所有されている方だけでなく、焚き火をよくされる方にもいい感じのチェアではないかと思いました。
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