ワークマン 真空ハイブリッドコンテナL レビュー|お手頃価格で保冷力抜群!
コスパの高いキャンプギアが豊富なワークマン(WORKMAN)から販売されている、評判のいい「真空ハイブリッドコンテナL」。
どのようなところが評判なのか、検証をしようと購入しましたので、使用した感想等をレビュー、紹介します。
ワークマン 真空ハイブリッドコンテナL
真空ハイブリッドコンテナはこれで3代目。
初代はボディーがシルバー、2代目は「ブラック、ブラウン、グレー」のボディカラーが発売。
この3代目は「ブラック、オリーブ」の2種類から選ぶことができます。
それでは、ディテールから見ていきます。
ディテール
箱の正面は特筆することはなく、箱の背面には仕様等が掲載されています。
また箱のサイドには、ロックする方法や注意事項、保冷・保温試験グラフが掲載されています。
持ち手ヒンジ部の白い方がR (右) 側、黒い方がL (左) 側になります。
綺麗な円筒形のコンテナです。
中はステンレス鋼で、魔法瓶のような構造。
またフタ自体は、金属ではなくポリプロピレンとなっています。
ロックシステム
持ち手を動かすことで、ロックが掛かるシステムで、持ち手のヒンジ部が白い側を手前にすると、画像のように左に倒せばクローズ、右に倒せばオープンになる仕組み。
この3つの間にも、止まる部分が数か所ありました。
この2箇所は、フタはほぼロック状態。
持ち手を持ち運び位置のセンターに持ってくると、フタを持つと少し浮く状態のため、完全にロックされていません。
次にその一段階オープンに近づけた位置でフタを持つと、画像のようにかなり浮きます。
さらにもう一段階オープンに近づけた位置でフタを持ち上げると、完全にフタが開きました。
オープン位置にすると、もちろんフタは開きます。
検証の結果、少し手前からフタは開く仕様となっています。
ワークマン 真空ハイブリッドコンテナL 特徴
実際に使用してみて感じた、真空ハイブリッドコンテナLの特徴を紹介します。
- 真空構造
- 500mlペットボトル4本収納可能
- 持ち手でロックする構造
- 底に滑り止めのクッション材
- シンプルなデザイン
真空構造
いわゆる魔法瓶の構造と同じ、真空構造を採用しているため、保冷・保温に優れています。
筆者は沖繩のため、保冷用として使用しています。
場所 | 沖縄県 |
気温 | 最高気温が30〜32℃(3日通して)、最低気温26℃ |
予冷をせずに、保冷剤も入れずにスーパーで購入したロックアイスを袋のまま入れ、約31時間後にウイスキーのハイボールが作れるくらいの氷があり、約42時間後には氷は溶けていました。
完全に溶けた時間はわかりませんが、思った以上の保冷力があり、1泊2日のキャンプであれば帰宅後お家でハイボールが飲めるくらい氷が残っていました。
気温や状況によって異なります。
500mlペットボトル4本収納可能
縦に500mlのペットボトルが4本収納可能なサイズ。
保冷剤も入れながら、500mlのペットボトル4本を入れたい場合は、Ujackの保冷剤がおすすめ!
持ち手でロックする構造
ロックシステムでも紹介したように、ロックする構造は非常に簡単で、持ち手を左右に倒してロックや解除をする構造。
非常に簡単な構造のため、ロックや解除がスムーズに行えますが、持ち手を持って移動する際は完全にロックされていないため、保冷力や保温力が低下してしまうデメリットがあります。
底に滑り止めのクッション材
底には、滑り止めのクッション材が施されており、テーブルなどに置く際に滑りにくい仕様となっています。
シンプルなデザイン
カラーは、ブラックとオリーブの2種類のみで、非常にシンプルなデザインをしているため、飽きがこない作りだと感じました。
それゆえ、そのまま使うのもよし、ステッカーなどを貼って自分オリジナルの真空ハイブリッドコンテナにすることもできます。
ワークマン 真空ハイブリッドコンテナL メリット・デメリット
次に、真空ハイブリッドコンテナLのメリット・デメリットは、以下の通り。
- 保冷力がいい
- 価格が安い
- 程よいサイズ感
- コスパが高い
- 保温もできる
- 持ち運ぶ際にロックがかからない
- 円筒のため保冷剤や食材が入れにくい
- 直接氷を入れれない
デメリット
非常にコスパが高くて保冷力がいいと感じましたが、同時にデメリットも感じました。
それは、「持ち手でロックする構造」というところ。
なぜなら、移動する際は持ち手を横にして、ロックした状態では持ち運ぶことができないため、必ず持ち手を立てて持ち運びます。
その際フタを外そうとすると開きはしませんが、ロックがしっかりとかかっておらずフタが少し浮く状態です。
手で持ち運ぶ時間が長ければ長いほど、保冷力や保温力が低下します。
持ち運んだ後に、ロックをするのを忘れてそのままの状態だと、同じく保冷力や保温力が低下するため、持ち手のロックはあくまでもサブ的なもので、メインのロックは何か別の方法が良かったと感じました。
真空ハイブリッドコンテナL自体が円筒形のため、サイズにもよりますがオーソドックスな長方形の保冷剤などが入らなかったり、また食材のサイズによっては入れにくい、または入らないといったことがデメリットと感じた次第です。
ただ、500mlペットボトルや350mlの缶専用で使用する場合は、気にならないかもしれません。
また収納されていた外箱裏には、「本容器に飲み物や食べ物を直接入れないで下さい」と表記があります。
詳しい理由は明記されていないため、推測になってしまいますが、完全にフタが密封ができないか、あるいは何かが食品衛生法等に引っかかるのではないかと思われます。
メリット
個人的に結構デメリットがあると感じましたが、星3.5つになったのには理由があります。
それは、真空ハイブリッドコンテナL自体の保冷力がいいというところ。
予冷をせずに、保冷剤も入れずにスーパーで購入したロックアイスを袋のまま1日目の13:00頃に入れ、約20時間後の2日目9:00頃にアイスコーヒーを飲みましたが、少し氷は溶けてはいるものの氷の方が多い状態。
約31時間後の2日目20:00頃に、ウイスキーのハイボールを作れるくらいの氷がありましたが、氷よりも溶けた水の方が多い状態で、約42時間後の3日目7:00頃には完全に氷は溶けていました。(溶けた水はかなり冷たかった)
その間に何度か移動して、その際に持ち手を立てたままということも何度かありました。
保冷剤を入れて予冷をして、さらに保管時に必ずロックをしていれば、もっと氷は溶けずにもっていたと思います。
それでいて価格が2,900円と、以前のモデルよりも価格は値上がりしていますが、性能に対して価格が安いと感じました。
あと非常にコスパに優れているというところも、メリットの一つです。
また容量が約5Lで、500mlペットボトル約4本収納可能という、程よいサイズ感が非常にいいと感じました。
最後に保冷だけでなく、保温もできるというところがメリットだと思いました。
以上が、実際に使用してみて感じたメリットです。
屋外で使用時の注意点
実際にキャンプで使用した際の注意点です。
氷や食材などを入れている際は、冷やしたり氷を溶けにくくするために、日の当たるところで保管はしないと思うため、普通に使用していれば問題はありません。
しかし、キャンプの撤収時に「真空ハイブリッドコンテナL」内の水滴までを乾かそうと思い、炎天下で干していたところ、カラーがブラックだったということもあり、真空ハイブリッドコンテナLの外側が「アチッ!」と言葉が出るくらい熱くなってしまうため、注意して下さい。
またフタにはL側(黒)と、R側(白)があり、間違えてロックすると壊れる可能性があるため、間違えないようにして下さい。
ワークマン 真空ハイブリッドコンテナL 仕様や価格
次に真空ハイブリッドコンテナLの仕様や価格を紹介します。
仕様
容量 | 約5L(500mlペットボトル約4本収納可能) |
---|---|
材質 | 本体部分:ステンレス鋼 本体上部樹脂部分:ポリプロピレン ふた部分:ポリプロピレン 持ち手部分:ポリプロピレン パッキン部分:シリコーン樹脂 本体底部分:ポリエチレン |
価格
¥2,900(税込)
2023年12月5日現在、店舗のみの取り扱い
ワークマン 真空ハイブリッドコンテナL あとがき
シンプルなブラックカラーだけに、自分好みのステッカーを貼って自分だけの真空ハイブリッドコンテナにする楽しみも味わえます。
個人的には致命的なデメリットを感じましたが、持ち手を持っての移動を極力少なく、移動後に必ずロックをするのを忘れなければ、デメリットの一つは軽減でき、それ以上に保冷力がよく価格が安く、コスパに優れたコンテナのため、今後も使用し続けようと思います。
価格は高いですが、氷を直接入れることができる、ピーコックのクーラーバケット IGN-100もおすすめです!
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