フィールドア ポータブルチェア T/C ハイバック 高さ4段階調節タイプ レビュー!
コスパが高いと評判の「FIELDOOR(フィールドア)」から、高さが4段階調節できるハイバックタイプのチェアが登場しました。
名称は「ポータブルチェア T/C ハイバック 高さ4段階調節タイプ」。
グランドタイプのハイバックチェアで、しかも座面にTC素材の生地を採用しており、筆者の欲しかった理想のチェアに近いため早速購入。
似たタイプのチェア「Helinox(ヘリノックス) タクティカルチェアツー(トゥー)」との比較も交えながらレビューします。
ポータブルチェア T/C ハイバック 高さ4段階調節タイプ|FIELDOOR(フィールドア)
様々なキャンプギアを、手頃な価格帯で提供するブランド「FIELDOOR(フィールドア)」。
以前にも今回ご紹介するチェアとは異なる「ポータブルチェア T/C ハイバックチェア」を販売していますが、今回は高さが4段階調節タイプになります。
高さが調節できることで、様々なキャンプスタイルに対応することができるため、非常に便利なチェアです。
それでは、まずポータブルチェア T/C ハイバック 高さ4段階調節タイプのセット内容から見ていきます。
セット内容
ポータブルチェア T/C ハイバック 高さ4段階調節タイプのセット内容は、以下の通り。
- 取扱説明書
- フレーム
- 下脚×4と収納袋
- 座面生地
- 収納袋
ディテール
ポータブルチェア T/C ハイバック 高さ4段階調節タイプのディテールを見ていきます。
カラーはカーキとなっていますが、個人的にはグレージュに近い感じのカラーだと思いました。
非常にオーソドックスなハイバックチェアで、サイドから見ると少し首元から頭にかけての傾斜がきつくなっています。
座面の生地にTC素材を採用しており、風合いのいい感じのチェアです。
フレームは見る角度や、日の当たり具合によってダークグリーンのようにもガンメタのようにも見えますが、実際はシルバーに少しグリーンが入ったようなカラー。
しっかりとしたフレームだと感じました。
別途付属している脚を調節して取り付けることで、チェアの高さを変えることができるチェアです。
組み立て方
次に、ポータブルチェア T/C ハイバック 高さ4段階調節タイプの組み立て方です。
- STEP:1フレームを出す
まず収納袋よりフレームを取り出します。
- STEP:2四角形のフレームを組む
フレームを展開します。
チェアの土台となる、四角形のフレームを組み立てます。
- STEP:3フレームを連結させる
フレームを連結させます。
各フレームは、ゴム素材のショックコードでつながっているため、迷ううことはないと思います。
- STEP:4座面生地上部にフレームを差し込む
まず座面生地上部のポケットに、フレームの長い方を差し込みます。
もう片側も同じく、座面生地上部のポケットに、フレームの長い方を差し込みます。
- STEP:5座面生地下部にフレームを差し込む
次に座面生地下部のポケットに、フレームの短い方を差し込みます。
この時ポケットが潰れていた場合は差し込みにくいため、広げておくと差し込みやすくなります。
もう片側も同じく差し込みます。この時チェア本体を横にしてやや体重をかけて差し込んだ方がやりやすいです。
グランドチェアとして使用するなら、これで組み立ては完成です。
- STEP:6脚を取り付ける
グランドチェアではなく、ローチェアなどにする場合は脚を差し込む必要があります。
差し込む前に、プッシュピンでどの高さにするか調節しておきます。
高さが決まれば、あとは差し込んでいくだけ。
4箇所脚を差し込めば、組み立て完成です。
購入にあたっての注意点
ポータブルチェア T/C ハイバック 高さ4段階調節タイプを購入にあたって、注意点があります。
それはフレームのカラーが、Webサイトの写真と見た感じが異なるというところ。
最初開封した際に「フレームのカラー間違ってへんか?」と思ったくらい。
例えば販売店の脚フレームの画像を見ると、かなりダークグリーン系のカラーに見えますが、実際はもっとシルバー系に少しグリーンが混じった感じ。また薄いガンメタのようにも見えます。
角度や影などによっては、ダークグリーン系のカラーに見えるときもありますが、筆者のように購入してから「思っていたカラーと違う」とならないよう、実際はシルバーに近いカラーだと思っておいた方がいいです。
仕様(スペック)
使用時サイズ | (約)幅52.5×奥行64.5×高さ80/95/98/101cm |
---|---|
収納時サイズ | (約)幅48×奥行16×高さ15.5cm |
座面高さ | 23/38/41/44cm |
重量 | (約)1.7kg |
耐荷重 | 120kg |
材質 | シート : ポリエステル65%、コットン35% フレーム : 超々ジュラルミン(A7075系) |
価格
¥5,940〜¥6,900の間
Amazonや楽天で価格が異なります。
筆者が購入した2022年8月10日時点のAmazon価格は「¥6,900」で、グッズアベニュー販売のAmazon出荷のためプライム会員は送料無料でしたが、8月14日現在のAmazon価格は「¥6,600」で、グッズアベニュー販売・出荷で沖縄までの配送料:¥50,000となっており、また楽天スマイルプライス店では、「¥5,940」+配送料となり沖縄の配送は不可となっています。
ご購入の際は、必ず「料金+配送料」をお確かめの上ご購入下さい。
ポータブルチェア T/C ハイバック 高さ4段階調節タイプ いいところ(メリット)
実際に使用してみて感じたいいところ(メリット)は、以下の通り。
- 高さ調節が可能
- 耐荷重が120kg
- コンパクトに収納できる
- 座面生地にTC素材を採用
- 背もたれが高い
それぞれを見ていきます。
高さ調節が可能
ポータブルチェア T/C ハイバック 高さ4段階調節タイプ 最大の特徴でありメリットは、名称にもあるように、高さが4段階調節できるというところ。
脚を外したグランドチェアから、脚を付けてローチェア、ミドルチェア、ハイチェアとシチュエーションによって高さを調節することが可能です。
また画像のように、前脚をハイにして後脚をローにして空を見上げる感じのスタイルも可能です。
耐荷重が120kg
この価格帯のチェアは、耐荷重が80kgというものが多い中、フィールドアのポータブルチェア T/C ハイバック 高さ4段階調節タイプは、耐荷重が120kgあるため安心して座れます。
コンパクトに収納できる
ベースフレームが四角形のタイプは、その部分の取り外しができなく、収納スペースを取りがちですが、フィールドアのポータブルチェア T/C ハイバック 高さ4段階調節タイプは、その部分も取り外しが可能で、コンパクトに収納することができます。
座面生地にTC素材を採用
筆者が購入した理由の一つは、この座面生地にTC素材を採用しているというところ。
ポリエステル素材に比べて火の粉に強いため、焚き火などをする際に使い勝手がいいから。
ただし、決して燃えないわけではありません。
個人的に、ポリエステル素材よりも肌さわりがサラサラした感じが好みのため、TC素材を選択しました。
背もたれが高い
タクティカルチェアツーと比較するとわかりますが、背もたれが非常に高いです。
背中はもちろんのこと、頭まで背もたれがカバーしてくれるため、ゆったりリラックスして座ることができます。
ポータブルチェア T/C ハイバック 高さ4段階調節タイプ 残念なところ(デメリット)
実際に使用してみて感じた残念なところ(デメリット)は、以下の通り。
- 背もたれ上部のフレームが頭に当たって痛い
- 生地下部ポケットが広い(浅い)
- 脚を外した際の座面がやや高い
- ヘッドクッションが収納袋の幅よりも広い
それぞれを見ていきます。
背もたれ上部のフレームが頭に当たって痛い
チェアに深く座って背もたれにもたれると、ちょうど頭の後ろに背もたれ上部にあるフレームが当たって痛いです。
座高の高い筆者だからかと思いきや、Amazonの口コミでも同じような書き込みがあったため、そう感じる方は少なからず他にもいるはず。
ヘッドクッションよりも、タクティカルチェアツーのようにフレームが頭にあたる部分にクッションが欲しかった。
このくらい浅く座れば、そこまで気にならないかもしれませんが、腰が痛くなります。
生地下部ポケットが広い(浅い)
組み立てていて気付いたのが、短い方のフレームを差し込む際、座面生地下部のポケットが広いため、片側を差し込んでもう片側を差し込もうとするとフレームが抜けることが多々ありました。
こちらもタクティカルチェアツーの座面生地下部のポケットのように狭くて少々硬い方が、片側を差し込んでもう片側を差し込む際にフレームが抜けることがなくなるのかなと感じた次第です。
脚を外した際の座面がやや高い
これは人によって好みが異なると思いますが、脚を外した際の座面がやや高い気がしました。
個人的にもう少しだけ低くい方があぐらをかきやすいため、座面高さが15cmぐらいになればよかったなと感じました。
ヘッドクッションが収納袋の幅よりも広い
収納時に気付いたのですが、ヘッドクッションの幅?高さ?が収納袋の幅よりも広いため、いびつに収納されてしまいます。
収納袋自体は大きめに作られており、収納の際に苦労をすることはないのですが、せっかくなので幅を合わすか、もう少し大きくした方が良かったのではないかと思いました。
ヘリノックスタクティカルチェアツー と比較
似た感じのHelinox(ヘリノックス)「タクティカルチェアツー」と比較をしてみました。
まずはポータブルチェア T/C ハイバック 高さ4段階調節タイプ の脚を外してグランドチェアとして比較。
ポータブルチェア T/C ハイバック 高さ4段階調節タイプ の脚を外してグランドチェアとして使用する場合、タクティカルチェアツーよりも座面高さが低くなることがわかります。
次にタクティカルチェアツーに一番近いだろうと思う、ローチェアモードで比較をしてみました。
ほんの少しだけポータブルチェア T/C ハイバック 高さ4段階調節タイプの方が座面が高いですが、一番比較しやすい高さ。
こうして見るとポータブルチェア T/C ハイバック 高さ4段階調節タイプの方が、背もたれが長いことがわかります。
好みが分かれると思いますが、背面から見るとポータブルチェア T/C ハイバック 高さ4段階調節タイプの方が座面が、浅い仕様になっていることがわかります。
またサイドから見るとわかりますが、背もたれの首辺りが当たる部分の傾斜がポータブルチェア T/C ハイバック 高さ4段階調節タイプの方が少しキツめに感じました。
ただ実際に座ると、そこまでは気にはなりませんでした。
またポータブルチェア T/C ハイバック 高さ4段階調節タイプの方が、四角形のフレームのため安定感があるように感じました。
以下は仕様比較です。
ポータブルチェア T/C ハイバック 高さ4段階調節タイプ | タクティカルチェアツー | |
---|---|---|
使用時サイズ | (約)幅52.5×奥行64.5×高さ80/95/98/101cm | 幅55cm×奥行き65cm×高さ84cm |
収納時サイズ | (約)幅48×奥行16×高さ15.5cm | 15φcm×高さ46cm |
座面高さ | 23/38/41/44cm | 34cm |
重量 | (約)1.7kg | 1280g |
耐荷重 | 120kg | 145kg |
材質 | シート : ポリエステル65%、コットン35% フレーム : 超々ジュラルミン(A7075系) | フレーム素材:金属(アルミニウム合金)、樹脂、ヒンジ 先端部素材:ナイロン 張り材素材:ポリエステル 収納袋素材:ポリエステル 表面加工:フレーム(アルマイト) |
ややタクティカルチェアツーの方が、収納時サイズがコンパクトですが、四角形のフレームのことを踏まえると、ポータブルチェア T/C ハイバック 高さ4段階調節タイプもかなりコンパクトになっていることがわかります。
ポータブルチェア T/C ハイバック 高さ4段階調節タイプ あとがき
いつも「これちょっといいな…」と思う、キャンプギアを提供するFIELDOOR(フィールドア)ですが、筆者のいる沖縄には優しくない配送料か配送不可のため、今まで購入を控えていました。
ただ今回は、筆者が購入したタイミングだとプライム配送だったため、価格は楽天より約1,000円ほど高かったですが、送料をのことを考えると安いと思い購入しました。
実際にポータブルチェア T/C ハイバック 高さ4段階調節タイプを使用してみたところ、残念なところも多々ありますが、座り心地もよくコスパは非常に高いと感じました。
ハイバックチェアのローチェアを探されている方は、候補の一つにされてみてはいかがでしょうか?
ただ価格が変動するブランドのため、購入時は必ず価格をお確かめの上ご購入下さい。
しかし、商品名が長すぎやな…(汗)
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