【ワークマン BASICドームテント】5千円以下のソロテントはおすすめか?
作業着やウェアなど、コスパが高いことで有名な「WORKMAN (ワークマン)」。
そのワークマンが、2022年2月22日12時よりキャンプギアの発売を開始しました。
その中でも、筆者が注目するのはソロキャンプ用テント「BASICドームテント」。
なぜ注目するのかというと、5,000円でお釣りが返ってくるという、驚きの価格だから…
今回はそのBASICドームテントのレビューを交えながら、ワークマンのソロ用テントはおすすめかどうかなど、詳しく紹介していきます。
ワークマン BASICドームテント レビュー
遂にキャンプギア業界に正式に参入を開始した「ワークマン」。
2022年2月22日12時より、ワークマンが販売を開始したキャンプギアは様々あります。
中でもテントは、キャンプギアの最重要アイテムの一つ。
ワークマンが発売したテントは、ファミリー向けのサイズから、ソロキャンプ向けまで合計5種類あります。
その中で、筆者が一番気になったのが、今回ご紹介する「BASICドームテント」。
それではBASICドームテントのセット内容から見ていきます。
セット内容
BASICドームテントのセット内容は、以下の通り。
- ロープ×6
- ペグ×13
- メインポール×2
- キャノピーポール×2
- インナーテント
- 収納ケース
- 説明書リスト1
また記載されてませんが「インナー内天井に収納スペースを作るためのネット」がインナーとは別になっていましたので、後からインナーテント内に付ける必要があります。
ディテール
筆者の購入した「コヨーテ×ブラウン」のインナーテントはブラウンカラー。
出入り口は「D型タイプ」ではなく、フロア側にファスナーの無いタイプで、個人的には慣れてないせいもあり、少し開けにくかった印象。
出入り口の正面上部は、クローズまたはメッシュにできる仕様。
背面上部はメッシュになっており、こちらは閉じることができません。
両サイドは特筆することもありませんが、ソロ用のためすごく細い感じました。
フライシートを装備すると、特徴のある「コヨーテ×ブラウン」のツートンカラーになります。
個人的には、「コヨーテ」「ブラウン」の単カラーモデルも欲しかったです。
背面上部にはベンチレーションも装備しています。
フライシートを装備した状態のサイドを見るとわかりますが、正面側に少しのスペースがありますが、背面はほぼスペースがありません。
フロントパネルは画像のように巻き上げたり、付属のキャノピーポールで跳ね上げることも可能です。
設営方法
BASICドームテントの設営方法は以下の通り。
まずインナーテントを広げます。
ポールを組み立て、センターでポールがクロスするように置きます。
次にポールの先端をインナーテントのコーナーにあるグロメットにさします。
説明書通りだと、ポールにインナーのフックをかけていくのですが、ここでは先にインナートップ(天井部)に付いている紐をポールがクロスするところに結びつけます。
ポールにインナーのフックをかけていけば、インナーテントが自立します。
次にフライシートをかぶせて、フライシートを固定していきます。
メインポールと固定するための紐が付いているので、その紐をメインポールに結びつけます。
コーナーには、インナーとフライシートを連結するバックルを装備しているので、そちらを取り付けます。
あとはペグダウンしてテントを固定すれば完成です。
ワークマン BASICドームテントの特徴
ワークマン BASICドームテントの特徴をピックアップしました。
- 設営が簡単
- インナーテントの背面がメッシュ
- ポケットを装備
- 天井にランタンフックを装備
- ベンチレーションを装備
- インナーとフライはバックルで連結
- この価格でキャノピーポールが付属してダブルウォール
それぞれを見ていきます。
設営が簡単
メインポールをクロスさせて、ポールの端をインナーテントのコーナーにあるリング4箇所に差し込めばポールが立ち上がるため、インナーテントを引っ掛ければ自立します。
あとは、インナーテントを固定してフライシートを被せば完成!
設営が非常に簡単です。
インナーテントの背面がメッシュ
背面は開きませんが、背面上部はメッシュなため、スムーズに換気ができます。
ポケットを装備
収納ポケットも完備しており、個人的にはメガネなどを収納したいと思います。
天井にランタンフックを装備
天井部分にはランタンを吊るせるフックを装備。
またちょっとしたものを収納できるスペースもあります。
ベンチレーションを装備
コンパクトながらも、背面上部には換気ができるベンチレーションを装備しています。
インナーとフライはバックルで連結
インナーテントとフライシートはバックルで連結ができるから、設営時に迷うことなくできます。
また撤収時も外すだけなので、取り外しも簡単です。
この価格でキャノピーポールが付属してダブルウォール
価格のところでも紹介しますが、これでなんと¥4,900(税込)。
しかもこの価格で、インナーテントとフライシートのダブルウォール構造。
さらに、キャノピーポールも付属しています。
ワークマン BASICドームテント メリット・デメリット
実際に使用してみて感じた、ワークマン BASICドームテントのメリット・デメリットは、以下の通りです。
- 設営が簡単
- インナーとフライはバックルで連結
- この価格でダブルウォール
- シムテープ処理が荒い
- キャノピーポールがちゃっちい
- 固定部分が紐
デメリット
BASICドームテントは、実際に設営してみてかなりコスパが高いと感じましたが、デメリットもありました。
シームテープ処理が荒いというところ。
私の所有する個体だけかもしれませんが、初めてフライシートを展開して入り口を開け閉めをしたところ、ファスナーがすぐに噛んでダブルファスナーのような状態に…(閉めていた側の根元から開いてくる状態)
じっくりファスナーを観察したところ、シームテープがずれて処理されていたためということがわかりました。
通常のシームテープ処理だとファスナーに噛まないよう、上記のように処理されています。
もしかしたら、筆者の個体以外にもこのようなことがあるかもしれません。
これは、価格からして仕方のないことですが、付属のキャノピーポールがちゃっちいです。
あとインナーをポールに固定したり、フライをポールに固定するところが紐というところが残念。
メリット
特徴にもあるように、非常にコンパクトで設営が簡単なところがいいです。
慣れれば、5分〜10分ほどで設営が可能。
またインナーとフライはバックルで連結ができるから、設営時に迷うことなくできます。
それでいて、この価格でダブルウォールテントなので、コスパは高いと感じました。
ワークマン BASICドームテント カラー・仕様・価格
カラー
ワークマン BASICドームテントのカラーは、以下の5種類。
- レッド
- コヨーテ×ブラウン
- キャメル
- グリーン
- ネイビー
となります。
発売当初は、「コヨーテ×ブラウン」「キャメル」「グリーン」などの人気があり、一時期は完売状態でしたが、現在は在庫も安定して供給されているように見えましたが、現在も人気のカラーは在庫がない場合があります。
以前は迷彩柄がありましたが、現在は廃盤となっているようです。
2024年1月17日現在
仕様(スペック)
使用時サイズ | 長さ215×幅104×高さ98cm |
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インナーサイズ | 表記なし |
収納時サイズ | 直径13×長さ55cm |
重量 | 2.5kg |
耐水圧 | フライシート:約2,000mm フロアシート:約3,000mm |
出入口サイズ | 幅92×65cm |
出入口前の空間 | 30cm |
ドア部サイズ | 長さ101×幅105×高さ86cm |
材質 | アウターテント:ポリエステル100% インナーテント:ポリエステル100% ロープ:ポリプロピレン100% ペグ:鉄・亜鉛 |
付属品 | ロープ×6、ペグ×13、メインポール×2、 キャノピーポール×2、インナーテント、収納ケース |
価格
¥4,900 (税込)
2024年1月17日現在
ワークマン BASICドームテント 購入方法
購入方法はワークマンオンラインストアで購入し、配送または店舗受け取りをする方法か、ショッピングモールのWORKMAN Plus店や、全国のワークマン女子店の店舗で購入する方法になります。
また、店舗受け取りなら送料がかからないため、そちらの方がお得ですね!
筆者も購入しましたが、店舗受け取りに指定すると店舗での支払いになるため、現金払いなども可能になるため大変便利です。
2024年1月17日現在
気になるカラーの在庫がない場合は、商品ページの「入荷通知リクエスト」からリクエストをしておくことで入荷連絡がきますので、購入しやすいです。
ワークマンのソロ用テントはおすすめか?
結論としては、以下のような方限定でおすすめだと感じました。
- キャンプを始めたばかりで「キャンプにはまるかどうかわからないから安いテントが欲しい」という方
- 「テント以外にチェアやランタンなど、一通りキャンプギアを揃えてから、ogawaやスノーピークなどのテントを買おうかな」と思われている方
それ以外は、筆者のように「¥5,000を切るテントはなかなかないため、試しに買ってみよう」という好奇心の方限定でおすすめ。
ただし低価格でコスパが高いのですが、メインテントとしての魅力は少ないです。
ワークマン BASICドームテント あとがき
筆者は、インナーをシェルター内に設置してカンガルースタイルにして使おうと思っています。
「コヨーテ×ブラウン」のインナーは、カラーがブラウンのため、ゼインアーツのギギ1のインナーとしても合いそうです。
BASICドームテントは、シームテープ処理が荒いなどのデメリットもありますが、キャノピーポールなど一通り揃っており(ペグハンマーを除く)、低価格でかなりコスパは高いと感じました。
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