ラーテルワークス ウッドパネルテーブル レビュー|木製天板が美しいIGTテーブル
キャンプで調理をする際、バーナーを使われていますか?
筆者は最近、スノーピークのフラットバーナーを使用しています。
フラットバーナーを使用するなら、できればテーブルにビルトインして使いたいもの…
でも純正スノーピークの「IGT アイアングリルテーブル フレーム」と、「IGT アイアングリルテーブル 脚セット」を購入すると、2万円を超えてしまいます。またエントリーモデルの「エントリーIGT」でも2万円を超える価格です。
そして両方ともフレームのメインカラーはシルバー(IGT アイアングリルテーブル フレームのサイドはブラック)。
そんな中、コンパクトに収納できて、ブラックフレームで2万円以下のIGTテーブルがれあば、かなり魅力的ですよね!
それでは今回は、そんな魅力的なラーテルワークス(RATEL WORKS)のIGTテーブル「ウッドパネルテーブル」を紹介します。
ここでは、IGTと互換性のあるテーブルを総じて「IGTテーブル」としています。
ラーテルワークス ウッドパネルテーブル レビュー
今回紹介するウッドパネルテーブルは、唯一無二の形状をしたテント「ヴァル3」などでも有名なブランド「RATEL WORKS(ラーテルワークス)」が手掛けるテーブルです。
人気がありすぎて、一般販売をすると即完売の人気ぶり。
筆者は予約販売でようやく手にすることができましたので、まずはセット内容から紹介していきます。
セット内容
ウッドパネルテーブルのセット内容は、以下の通り。
- 本体フレーム×2(サイドレール有×1、サイドレール無×1)
- サイド脚フレーム×2
- サイドフレーム×2(円筒状)
- ブラックパネル天板×1枚
- ウッドパネル天板(木製)×4枚
- 収納ケース
ディテール
次にディテールを見ていきましょう。
正面には、シェラカップなどの小物を掛けることができる、サイドレールを装備しています。
背面には、そのサイドレールがありません。
サイドから見ると、サイドの脚フレームには筋交いが片側2箇所、合計4箇所あり、フレームとフレームの脚部分にも筋交いがあるため、非常に安定感のあるテーブルだと感じました。
組み立て方法
フレームの脚を展開していきます。
片側フレーム2箇所にある、脚の筋交いを押し込んで、固定をします。
同じように、もう片側のフレームの脚を展開します。
片側のフレームを横に倒し、脚を固定するフレームを取り付け、筋交いを固定します。
これをもう片側の脚も同じように固定します。
次にもう片側のフレームを同じように、脚を固定するフレームを取り付け、筋交いを固定します。
これをもう片側の脚も同じように固定します。
テーブルを起こして、サイドフレームを取り付けます。
片側が終了すれば、反対側のサイドにもフレームを取り付けます。
この状態だと、テーブルとして使用できませんので、付属の天板を乗せていきます。
付属の天板を乗せれば、組み立て完成です。
ラーテルワークス ウッドパネルテーブルの特徴
実際に使用してみて感じた、ラーテルワークス (RATEL WORKS) のIGTテーブル「ウッドパネルテーブル」の主な特徴を紹介します。
- IGTと互換性がある
- 天然木とマットブラックの組み合わせが渋い
- 木製パネルの風合いがいい
- サイドレールにシェラカップなどの小物を掛けれる
- サイドレールにランタンスタンドを固定できる
- 軽くてコンパクトに収納できる
- 天板の位置がアレンジできる
IGTと互換性がある
ウッドパネルテーブルを使用する、一番の醍醐味は、スノーピークのIGT(アイアングリルテーブル)と互換性があるため、スノーピークの純正「フラットバーナー」はもちろんのこと、画像のようにIGT互換のあるメッシュトレー(スノーピーク純正ではない)などがビルトインできるところ。
この機能が、ウッドパネルテーブルを購入する理由といっても過言ではないでしょう。
天然木とマットブラックの組み合わせが渋い
天然木とマットブラックの組み合わせが非常にマッチしています。
木の暖かさと、マットブラックの渋さが調和したテーブルです。
特にブラックのチェアなどと組み合わせることで、引き締まったサイトが作れます。
木製パネルの風合いがいい
天然木のため、風合いが抜群!
密度が高い木のために硬くて、丈夫で耐久性に優れています。
キズがつきにくく、へこんだりしにくいなどのメリットがあり、RATELWORKSのロゴが目立ちすぎず、木に馴染むように入っているところがおしゃれ。
サイドレールにシェラカップなどの小物を掛けれる
片側にはレールを装備しており、シェラカップなどの小物や、S字フックを使用して様々なものをかけておくことができるため便利です。
サイドレールにランタンスタンドを固定できる
サイドフレームにランタンスタンドを固定しようとする場合、フレーム自体が円筒状のために、ランタンの重さで回ってしまいます。
それを解決すべく、コの字型のフレームが他ブランドから販売されたりもしていますが、サイドレールに小物などを引っ掛けなければ、ランタンスタンドの固定に使用可能です。
筆者はこのスタイルで使用しています。
すべてのランタンスタンドでできるかどうかは不明ですが、画像はヤエイワーカーズのランタンスタンドです。
軽くてコンパクトに収納できる
分解した収納サイズが、W19 × D86 × H13cmと長さは少しありますが、かなりコンパクトになります。
専用の収納袋に入れると、画像のようにコンパクトに!
パネルが外れるだけでなく、フレームが分解できるため非常に便利です。
天板の位置がアレンジできる
画像のように、天板パネルが外れるため、木製パネルの位置を変えたりと天板位置のアレンジが楽しめます。
以下は、ブラックパネルの位置を変更した例です。
使える使用方法かはわかりませんが、木製パネルは4枚のため、片方の端に木製パネルを1枚、次にブラックプパネル、その次に木製パネルを3枚というアレンジ方法も可能です。
細かくアレンジができるため、楽しみの一つでもあります。
ラーテルワークス ウッドパネルテーブル メリット・デメリット
- IGTとの互換がある
- 天板アレンジができる
- 木製パネルとブラックのフレームが渋い
- サイドレールに小物をかけたり、ランタンスタンドを固定できる
- コスパが高い
- 毎回組み立てたり分解するのが面倒
- フラットバーナー純正器具栓ホルダーだと使いづらい
デメリット
構造は非常にシンプルなのですが、付属の収納ケースに収納する場合は、毎回分解しないといけません。それゆえに毎回「組み立て・分解」を行う必要があるため、面倒なところがデメリット。
このデメリットは、ラーテルワークスから発売されている、「ウッドパネルテーブルキャリーバッグ」を購入することで、毎回組み立てることなく移動ができるため、解消されます。
もう一つのデメリットは、「フラットバーナー純正器具栓ホルダーだと使いづらい」というところ。
画像のように、フラットバーナー純正の器具栓ホルダーを使用すると、器具栓つまみがフレームに干渉してしまい、回しにくくなります。
これは、別途他ブランドのアシナガプレートなどで解消することも可能です。
以上が、使用してみて感じたデメリットです。
メリット
ラーテルワークス ウッドパネルテーブル最大のメリットは、IGTとの互換性があるというところ。
しかも、IGTテーブルの中では比較的手頃な価格で、コスパが高いのもメリットの一つ。
見た目のため、個人差はあるかと思いますが、木製パネルとブラックのフレームが渋く、この組み合せに惚れて購入される方が多いのだと思います。
天板が木製パネル4枚と、ブラックパネルが1枚で、様々な天板アレンジが楽しめます。
またサイドレールにシェラカップなどの小物をかけたり、使用しない場合はランタンスタンドを固定したりできます。
以上が、実際に使用してみて感じたメリットです。
ラーテルワークス ウッドパネルテーブル サイズとスペック・価格
次に、ウッドパネルテーブルのサイズとスペック、価格を紹介。
サイズとスペック
サイズ | W42.5 × D92 × H41cm |
---|---|
収納サイズ | W19 × D86 × H13cm |
重量 | 約4.5kg |
材質 | アルミフレーム・アルミニウム合金・天然木 |
価格
¥17,380(税込)
2024年6月14日現在
ラーテルワークスのテーブルはなぜここまで人気なのか?
ラーテルワークス (RATEL WORKS) のIGTテーブル「ウッドパネルテーブル」は、なぜここまで人気なのでしょうか。
筆者が感じた人気の理由は、以下の通り。
- IGTとの互換性があって手頃な価格
- ブラックパネルと木のパネルが調和している
- 似た形状のテーブルよりも安い
- 軽くてコンパクトに収納できる
IGTとの互換性があって手頃な価格
純正であるスノーピークの「IGT アイアングリルテーブル」は、フレームと脚がバラバラで販売されており、選ぶ脚の高さによってスタイルを変更できるというメリットがあるものの、その分価格がかかってしまうというデメリットがあります。
一体型のエントリーモデル「エントリーIGT」も、2023年の価格改定によって2万円を超える価格になっています。
拡張性がある「IGT アイアングリルテーブル」を除き、またスノーピーク製品にこだわりがなく、この記事を読まれている方は、きっとIGTとの互換性があって手頃な価格帯のテーブルが欲しいと思われているのでは…
IGT規格とは書かれていませんが、先人のキャンパーたちが、フラットバーナーをビルトインして使用しています。
IGTとの互換性があって手頃な価格が、「ウッドパネルテーブル」の人気の最大理由です。
ブラックパネルと木のパネルが調和している
ブラックパネルと木のパネルが調和しているところ。
ブラックと木の具合が非常にマッチしており、優しい木のぬくもりもありつつ、熱いものを置けるという利便性を兼ね備えています。
今までにありそうでなかったこのバランスが、人気の理由の一つです。
似た形状のテーブルよりも安い
似た形状の「ONWAY(日本のブランドとは異なる)」の「フォールディングローチェアテーブル」は、木製パネルががなく、全てブラックパネルまたは、木製っぽく作られたアルミパネルの2種類。
ブラックのパネルが欲しい方は、「フォールディングローチェアテーブル」一択になりますが、木製パネルが欲しい方は、「フォールディングローチェアテーブル」に自作で木製パネルを作成したり、IGT互換の木製パネルを購入するとなると割高になります。
ラーテルワークス (RATEL WORKS) のIGTテーブル「ウッドパネルテーブル」は、木製のパネルが最初から装備しており、かつ「フォールディングローチェアテーブル」より、価格が安いというところも、人気の理由の一つです。
軽くてコンパクトに収納できる
スノーピーク「IGT アイアングリルテーブル(4.2kg)」と「IGT アイアングリルテーブル 400脚セット×2(1kg)」の合計の重量が5.2kg、スノーピーク「エントリーIGT」の重量が6.5kgのなか、ラーテルワークス (RATEL WORKS) 「ウッドパネルテーブル」は、約4.5kgと軽いのが特徴です。
またフレーム枠が分解できるため、長さはありますが W19 × D86 × H13cmとコンパクトに収納可能。
純正のテーブルと比べて、軽くてコンパクトに収納できるところも、人気の理由の一つです。
ラーテルワークス ウッドパネルテーブル あとがき
実際に使用してみて、ラーテルワークス (RATEL WORKS) のテーブル「ウッドパネルテーブル」の人気の理由がわかりました。
現在のところ、すぐに購入することができず、予約販売しか入手する方法がありませんが、待つだけの価値のあるテーブルだと思いましたので、IGTテーブルをお探しの方は、候補の一つに入れてみてはいかがでしょうか。
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