【2024年】TCテント10選!通気性・遮光性に優れたテントで快適に!
TCテントの購入を悩んでいる方へ!
TCテントは、「確実に乾かさないとカビる」「重量が重い」などのデメリットがありますが、それ以上に風合いがよく、通気性・遮光性に優れ、様々なメリットがあるテントのため、個人的にはおすすめです。
以前はノルディスクなどの海外ブランドが主流でしたが、2016年に発売されたtent-Mark DESIGNS「サーカス TC」を皮切りに、国産ブランドが手掛けるTCテントが増えてきました。
「夏は涼しく冬は暖かい」というTC素材の特徴が、日本の環境にマッチするため、これだけ数が増えてきたのでしょう。
でも、どのTCテントを選んだらいいのかわからないよ…
そこで、今回は国産ブランドが手掛けるおすすめのTCテントを、ソロ向けサイズと、ファミリー向けサイズにわけて紹介していきます。
以下のボタンから、TCテント ソロ向けとTCテント ファミリー向けへ、読み飛ばせます。
TCテント
TCテントとは?
TCテントとは、TC素材(ポリエステルとコットンの混紡素材)で作られたテントのこと。
ポリコットンは違うの?
と思うかもしれませんが、こちらも同じ素材のことです。
TC、T/C:テトロン(東レと帝人が製造するポリエステル)とコットン(綿)
ポリコットン:ポリエステルとコットン(綿)
と商標の絡みから分けられるようですが、素材的には同じポリエステルとコットンの混紡生地となります。
ただし、ポリエステルとコットンの比率が異なる場合などは、VC素材など呼び名が異なる場合もあります。
TCテントの特徴
TC素材で作られた、TCテントの特徴は次の通り。
- 耐久性が高い
- 風合いがいい
- 通気性・遮光性に優れている
- 乾燥させないとカビる
耐久性が高くて風合いがよく、通気性・遮光性に優れており、火の粉が舞っても穴があきにくい素材。
また、水に濡れると繊維の糸が拡張し目が詰まるため防水性が生まれます。
経年劣化するウレタンコーティングを使用していないため、末永く使用ができるというメリットがある反面、保管の際は十分に乾燥させて保管しないと、カビや悪臭の原因となります。
TCテントのメリット・デメリット
TCテントのメリットとデメリットを紹介していきます。
- 耐久性が高い
- 風合いがいい
- 火の粉で穴が空きにくい(空かないわけではない)
- ウレタンコーティングがされていないため、手入れ次第で末永く使える
- 通気性・遮光性に優れている
- 保管時に十分乾燥させないとカビる
- 重量がある
TCテント まとめ
「保管時に十分乾燥させないとカビる」「重量がある」というデメリットはあるものの、それ以上に「風合いがいい」「通気性・遮光性に優れている」など、メリットの方が多いTCテント。
よく「扱いにくいテント」と言われていますが、個人的には乾かすことだけをしっかりとやっていれば、オールシーズンを通して(スカートがあることが前提)快適に過ごすことができるテントだと思います。
それでは、ここから筆者のおすすめするTCテントをサイズ別に紹介していきます。
TCテント ソロ向け
それでは、国産ブランドのソロ向けTCテントを紹介していきます。
中にはサイズ的にデュオ向けのものもありますが、ここではゆったりとソロで過ごせることを考えて、ソロ向けとしています。ご了承ください。
ダイヤフォートTC / TOKYO CRAFTS
マクライト2などを手掛ける、TOKYO CRAFTSのTCテント。
独特のフォルムが特徴のテントで、外側にあるメインポールに吊り下げる構造で、後方へ行くに連れて傾斜をしていますが、サブポールを入れることによって居住空間を広げているため、圧迫感がほとんどありません。
またフルクローズした状態で、コットやテーブルを設置してもまだ余裕があります。
大型のフロントパネルはメッシュにできるため、開くと風通しがよく、ゆったりとソロキャンプを楽しみたい方におすすめのテントです。
別売のインナーテントはこちら。
ソロティピー1TC / バンドック
「設営が楽でコンパクトに済ませたい」という方におすすめなのが、バンドック(BUNDOK)のソロティピー1TC。
インナーテントが付属しており、吊り下げてテントとして外してシェルターとしても使用ができ、付属のキャノピーポールで、フロントパネルを跳ね上げることができるため、前室を有効に使うことができます。
ただ跳ね上げた状態で前室を使用するとクローズできなくなるため、別売のフロントウォールを使用することでクローズできます。
ソロティピー1TCを購入する際は、フロントウォールの購入も検討されることをおすすめします。
ソロベース / バンドック
次に紹介するのは、国産パップテントの火付け的存在、バンドック(BUNDOK)「ソロベース」。
ソロ用のツインポールシェルターで、高さもなく設営がかなり楽です。
フルクローズはもちろんのこと、付属のキャノピーポールでフロントパネルを跳ね上げ可能で、跳ね上げてサイドを巻き上げれば、風が通り抜け影も濃いため、夏場ビーチでの日除けにも使えます。
ソロベースは、冷気や風の侵入を軽減してくれるスカートを装備していないため、冷気が入ってくると寒いです。
寒い時期も使いたいという方には、スカートやサイドウォールを装備した「ソロベースEX」がおすすめ。
HORUS SOLO T/C / SOTO
レギュレーターストーブST-310で超有名なブランド「SOTO」が手掛けたTCテント。
陣幕が付属しており、前室が拡張できるワンポールシェルター。
サブポールで跳ね上げた部分「天幕」を開くことができるため、テント内から夜空を楽しむことができます。
陣幕を外して、普通のワンポールシェルターとして張ることもできるため、様々なアレンジ張りを楽しむことができます。
ハンティングヘキサ T/C SW / DUCKNOT(ダックノット)
荷物の多いキャンパーにおすすめなのが、DUCKNOT(ダックノット)のハンティングヘキサ T/C SW。
ハンティングヘキサ T/C SWには、別途ソロ用がラインアップにあり、実際にはソロ向けではないのですが、ファミリーだと小さく感じるため、ソロ向けに含めています。
個人的にはソロやデュオで使用しています。
ハンティングヘキサ T/C SWには、シェルターウォール(フロントウォール)が付属しているため、フロントパネルを跳ね上げた状態でクローズすることができ、前室が有効に使えます。
また別途ポールが2本必要になりますが、背面も跳ね上げることができるため、前後跳ね上げるとかなり広く使えて、荷物の多いキャンパーにおすすめです。
カマボコテント ソロ TC / DOD
DODのフラッグシップテント「カマボコテント」のソロ向けサイズで、TCテントの中でも数少ないトンネル型テント。
コンパクトなトンネルテントのため、設営も簡単。
両サイドは、別売のポールで跳ね上げたり、巻き取ってメッシュにすることも可能。
背面はオープンできませんが、風だけ通すバックウィンドウを装備しています。
ギギ1 TC / ゼインアーツ
ゼインアーツの人気幕「ギギ1」のTC素材バージョン。
素材がTCになっただけでなく、冷気や風の侵入を軽減してくれるスカートを装備。
サイドのエクステンションポールのおかげで、ワンポールのデメリットを解消し、快適な空間を楽しむことができるのも健在。
元々デュオ向けのサイズのため、ソロだとかなり快適な空間を得ることができます。
TCテント ファミリー向け
国産ブランドのファミリー向けTCテントを紹介していきます。
注意点として、ファミリー向けTCテントは重量がかなりあるため、必ず2人以上で設営するようにしてください。
ギギ2 TC / ゼインアーツ
広い空間づくりと多彩なパネルアレンジを追求した、ゼインアーツの人気幕「ギギ2」のTC素材バージョン。
ツインポールシェルターのデメリットだった空間の狭さ(ポール下以外)を、ギギ1 TC同様に独自のエクステンションポールにより、大幅に解消しました。
別売のポールでフロントパネルを跳ね上げたり、様々なパネルをオープンすることができるため、アレンジ張りを楽しむことができます。
また従来のギギ2とは異なり、裾には冷気や風の侵入を軽減してくれるスカートを装備しています。
スカイパイロット TC / SABBTICAL
サバティカルのフラッグシップテント「スカイパイロット TC」。
全長720cmもある大型幕ですが、限りなくデッドスペースをなくしているのも特徴の一つ。
裾には冷気や風の侵入を軽減してくれるスカートを装備し、巻き上げることも可能。
別途ポールを用意すれば、様々なアレンジ張りを楽しむことができます。
アポロン TC / ogawa
ogawaの人気トンネルテント「アポロン」のTC素材バージョン。
前面・背面のドアパネルが、従来のトンネルテントのように裾に向かって斜めになるのではなく、アポロン同様にほぼ垂直のため、ドアパネルのギリギリまでを使用することができ、デッドスペースがありません。
前面・背面・サイドのパネル全てがオープンやメッシュにすることができるため、テント内で快適に風をとり込むことができます。
またサイド面は、全てトリプルファスナーを採用しているのも特徴の一つです。
TCテント まとめ
様々なTCテントがある中、今回は国産ブランドが手掛けるおすすめのTCテントを、ソロ向けサイズと、ファミリーサイズにわけて紹介してきました。
ソロ向けのTCテントは比較的コンパクトなものが多いため、設営は問題ないと思いますが、デュオ向けやファミリー向けになると、その分サイズが大きくなるため重量が増えるので、必ず2名で設営をしないと、ポールや幕の破損の原因になるため注意が必要です。
TCテントは、ポリエステル幕と比べると、重量もあり乾かさないとカビが生えたり、悪臭の原因になるデメリットがありますが、風合いがよくて通気性・遮光性に優れて加水分解がないため、丁寧に使用すればかなり長持ちするため、個人的にはおすすめのテントです。
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