モントープ レビュー|天窓から星空や風景が楽しめるデュオ向けテント
今回は独創的なキャンプギアを手掛ける「TOKYO CRAFTS」より登場した、デュオ向けテント「モントープ」をご紹介。
同ブランドのソロ用テント「ダイヤフォートTC」と全く形状は異なりますが、同じように独創的なテントで、唯一無二の形状をしています。
また従来のテントとは異なり、天窓から星空や風景が楽しめるという特徴のあるテントです。
どんなテントか気になりますよね!
そこで、「モントープ」とはどのようなテントなのか、実際にレビューを通して、特徴なども紹介していきます。
この記事は、TOKYO CRAFTS様より製品を提供いただき作成しています。
モントープ(MONTOP) |TOKYO CARFTS
今回紹介する「モントープ」は、今や大人気の焚き火台「マクライト2」や焚き火横にあると便利なテーブル「コサイドテーブル」など、数多くのキャンプギアを手掛ける「TOKYO CRAFTS」のデュオ向けテント。
タナちゃんねるでもお馴染みのタナさんが手掛ける事業の一つで、「言語化できない満足感」をブランドコンセプトとしているキャンプギアブランド。
唯一無二の形状に、天窓から青空や風景が楽しめる遮光性が抜群のデュオ向けテントですが、デュオだけでなくゆったりと快適なソロ用テントとしても使えるため、ソロ・デュオキャンプをされる方は必見です!
まずはセット内容から紹介していきます。
セット内容
モントープのセット内容は、以下の通り。
- 本体×1
- ポール(大)×2SET
- ポール(中)×2SET
- ポール(小)×2SET
- キャリーバッグ×1
- ポールケース×1
- ペグケース×1
- ペグ×18
- エンドキャップ×4
- 自在付き二又ロープ(黒)×2
- 自在付きロープ(黒)×2
- 自在付きロープ(グレー)×3
- カラビナ×2
設営方法
次に、モントープの設営方法です。
ポールは6本と少し多く感じますが、設営方法は簡単です。
長さが異なる、3種類のポールを組み立てます。
TOKYO CRAFTSのロゴを、左前方にくるように本体を広げます。
ビルディングテープの延長線上にある前後4箇所のリングを、台形になるようにペグダウンします。
この時、ビルディングテープが見えるようにした方がわかりやすかったです。
後方2箇所にポール(小)をグロメットに入れて立ち上げ、エンドキャップをポール先端に装着し、自在付きロープ(黒)を使ってペグダウンします。
前方2箇所にポール(中)をグロメットに入れ立ち上げ、エンドキャップをポール先端に装着し、自在付き二股ロープ(黒)を使ってペグダウンします。
前2箇所と後ろ2箇所の合計4箇所をペグダウンして、ひさし部分をポール(大)をグロメット入れ立ち上げ、自在付きロープ(黒)を使ってペグダウンします。
天窓カバーの中央(テント後方上部)についているベルクロをとめて、天窓カバー両端についているグロメットをポール(小)を通します。
サイド2箇所の三角のひさし部分にカラビナを取り付け、自在付きロープ(グレー)を使ってペグダウンします。
以上で設営完成です。メッシュにしたりオープンにしたり、別売のインナーテントを吊るしたりとアレンジを楽しむことができます。
ここで紹介している設営方法は、フルクローズ時の方法になります。天窓をそのまま開いた状態で使用する場合は、少し異なりますのでご了承ください。
ディテール
次にモントープの、様々なディテールを見ていきます。
フルクローズ
正面から見ると一瞬パップテントようにも見えますが、実はサイドからわかるように、後方にかけて傾斜している、今までに見たことのない形状をしたテントです。
フルクローズでも、ひさし部分は跳ね上げた状態です。
フルメッシュ
次に前後左右全てをメッシュにしたフルメッシュ状態(天窓はメッシュにしていません)。
前後の大きなメッシュ部分から風が通り抜けます。
フルオープン
続いて、前後・天窓をオープンにしたフルオープン状態。
フルメッシュの時よりも、さらに空気の流れがダイレクトに伝わります。
遮光性の高い生地
本体生地には、150Dポリエステルリップストップを採用。
テント内部はブラックコーティングにより、遮光性が高められています。
画像は晴れの日の昼過ぎに撮影(前方パネルは開いています)。
様々なところがメッシュになる
前方パネルはもちろんのこと、後方パネルやサイド部分など様々なところがメッシュになります。
天窓
テント後方の天井には「天窓」を装備しており、ベルクロとファスナーを開くとメッシュ越しに外を眺めることができます。
外からだと、この部分が天窓になります。
スカート
モントープの裾にはスカートを装備しており、冬の冷気や風の進入を軽減してくれます。
また夏場の暑い時期は、トグルで巻き上げが可能です。
ループはついておらずペグダウンはできません。
その他
その他に、前方にはパネルとメッシュそれぞれを巻き上げれるように、2つトグルループが付いていますが、後方は1つしかトグルループがないため、あわせて止める必要があります。
テント内後方両サイドの窓下に、ポケットを装備しています。
小物類を入れておくのに便利です。
また前後にあるビルディングテープを収納するポケットもそれぞれ付いており、設営後にビルディングテープを外して入れておくことで、脚を引っ掛けずにすみます。
撤収時には、忘れずにビルディングテープを元に戻しましょう。
実際に使用した感想
モントープに採用されている遮光性の高いブラックのPU加工された生地によって、窓を開けていないと朝が来たことがわからないくらい、テント内が真っ暗になるため爆睡できました。
またフルメッシュにすることで、風がテント内を通り抜けるため、快適でした。
そして何よりも感動するのが、寝転んで青空や夜空・風景を楽しむことができる「天窓」で、開くことによって気持ちのいい空気を取り込みつつ、テント内でも自然を感じることができます。
テント内で全てが完結できるため、「おこもりキャンプ」が快適にできるテントだと感じました。
特徴
続いて、実際にモントープを使用して感じた、特徴を紹介します。
- 唯一無二の形状
- 様々なところがメッシュになる
- 天窓から青空や景色が楽しめる
- テント内側には黒のPU加工が施されている
- 通気性に優れている
- 雨の時でも換気ができる後方サイドフラップ
- デュオに最適なサイズ
- 大きめの収納ケース
唯一無二の形状
一瞬パップテントのようにも見えるけど、全くパップテントと異なる見たことのない、唯一無二の形状をしているテント。
前面は大きく開いてひさしもあるため、ゆったりとキャンプを楽しむことができます。
パップテントだと奥に行くに連れて地面まで傾斜をしており、独特のデッドスペースができてしまいますが、モントープは後方にもポール(小)を入れて立ち上げる構造のため、雨を流すためにやや傾斜はしているものの、デッドスペースが軽減されています。
様々なところがメッシュになる
次の特徴は、様々なところがメッシュになるというところ。
前面パネルをメッシュにできるのはもちろんのこと、後方パネルやサイド、天窓までメッシュになります。
天窓から青空や景色が楽しめる
テント後方上部に「天窓」を装備しており、天窓カバーを外から開くとメッシュになるため、テント内にいながら天窓越しに青空や景色を楽しむことができます。
また天窓はメッシュだけでなく、オープンすることも可能。
思う存分に自然を満喫したい方は、オープンすることをおすすめします!
テント内側に黒のPU加工が施されている
テント内の生地には黒のPU加工が施されており、生地も150Dポリエステルリップストップと分厚い仕様。
遮光性に優れており、日差しの強い日でもこの感じ!
日中でもフルクローズすると、この通りに真っ暗になり、窓を開けていないと朝がきてもわからないため、ぐっすり眠れます。
ちなみに、夜はテント内の明かりがほぼ漏れません。
通気性に優れている
たくさん窓があり、オープンやメッシュにすることで、風が通り抜けます。
また天窓にもメッシュを装備しており、計5方向にメッシュを配置しているため通気性に優れています。
オールシーズン快適に過ごすことができるテントです。
雨の時でも換気ができる後方サイドフラップ
後方パネルには、雨の時でも換気ができるサイドフラップを装備。
雨天時だけでなく、プライバシーを守りつつつ換気を行いたい時にも役立ちます。
デュオに最適なサイズ
デュオを想定しているテントだけあって、テント内にコットを2つ置いてもテーブルが置けるスペースがあります。
別売のインナーテントを吊るした状態でも、インナーテント内にコットを2つ置くことが可能。
ただし、別売のインナーテントを吊るした状態だと、インナーテント内にテーブルを置くスペースを作ることが難しいため、跳ね上げたひさし部分を前室として使用すれば問題ないかと思います。
大きめの収納ケース
モントープに付属する収納ケースは、ゆったり目に作られているため、撤収時が楽で「あれ?入らない」ということがほぼありません。
元々幕が縛られていた平べったいロープもあるため、収納時に両端を縛るとさらに収納ケースに入れやすくなります。
また収納ケースには、コンプレッションベルトが備わっているため、引っ張ってコンプレッションすることでよりコンパクトになります。
メリット・デメリット
- 爆睡できる
- テント内が快適
- テント内で青空や夜空を楽しめる
- デュオに最適なサイズ
- ベンチレーションがない
残念なところ(デメリット)
実際に使用してみて、感じた残念なところはベンチレーションがないところ。
インナーテントを使わずに、冬場にシェルターでフルクローズした時に感じました。
日中は前後左右と天窓をメッシュにして換気が行えばいいのですが、冬場の就寝時はできるだけフルクローズしたいところ。
後方パネルにはサイドフラップがついているため、プライバシーを守りつつ開けることが可能ですが、テント前方には出入り口となる大型パネルしかないため、冬場の換気には大きすぎるかなと感じました。
結露のことを考えると、前方からの換気も欲しいため、外から覗き込まれないベンチレーションが前方に欲しいと感じた次第です。
時期や場所、天気や気温などの環境によって異なるため、あくまでも筆者が感じたことです。
いいところ(メリット)
実際に使用してみて感じたメリットは4つ。
- 爆睡できる
- テント内が快適
- テント内で青空や夜空を楽しめる
- デュオに最適なサイズ
モントープは、150Dポリエステルリップストップの生地を採用し、テント内の生地には黒のPU加工が施されているため、とにかく遮光性に優れています。
そのため、テント内が真っ暗で爆睡できました。
また前後左右・天窓と計5箇所がメッシュになるため、風が通り抜け快適です。
モントープの一番の特徴である「天窓」で、テント内でも青空や夜空を楽しむことができます。また別売のインナーテントも天窓部分がTPUになっているため、インナーテント内でも青空や夜空を楽しむこと可能です。
コットを2つ並べてもテーブルを置くスペースがあるなど、デュオキャンプにとって大きすぎず小さすぎない最適なサイズ。
もちろんソロだと広々と快適に過ごせます。
以上が、実際にモントープを使用して感じたいいところです。
仕様・価格
次にモントープの仕様や価格を紹介します。
仕様
使用時サイズ(約) | W300×D410×H195cm |
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収納時サイズ(約) | W70×D27×H27cm |
重量(約) | 12.1kg |
材質 | 本体:150Dポリエステルリップストップ ポール:A6061アルミニウム ペグ:スチール |
セット内容 | 本体×1、ポール(大)×2SET、ポール(中)×2SET、 ポール(小)×2SET、キャリーバッグ×1、 ポールケース×1、ペグケース×1、ペグ×18、 エンドキャップ×4、自在付き二又ロープ(黒)×2、 自在付きロープ(黒)×2、自在付きロープ(グレー)×3、 カラビナ×2 |
インナーテントは別売
価格
- モントープ(本体のみ):¥64,000(税込)
- モントープ+インナーテントセット:¥78,800(税込)
2024年2月23日現在
インナーテントとTPUウィンドウ
次に別売ですが、あるとモントープがさらに快適になる、オプションの「インナーテント」と「TPUウィンドウ」を紹介します。
インナーテント
モントープのインナーテントは、テント内ほぼ全面に渡るタイプで、吊り下げるだけの簡単設営。
メッシュパネルが四方向に配置され、上部にはTPU窓を装備しており、インナーテント内からも青空や星空を楽しむことができます。
設営方法
インナーテントの設営方法は、次の通り。
透明のTPUが天窓部分にくるため、まずインナーテントを広げて、TPU部分を探します。
TPU部分が後方の上部にくるよう、インナーテントのフックをかけていきます。
モントープのインナーテントは吊り下げ式のため、どこから始めても問題ありませんが、後方上部から吊り始める方が設営しやすかったです。
残りのフックを掛けると、インナーテントの設営は完成です。
ペグダウンする必要がないため、簡単に設営ができます。
ディテール
インナーテントのディテールを見ていきます。
正面と背面を見るとわかりますが、ほぼテント内全面に渡るサイズです。
そのため、インナーテント内は広々としています。
インナーテントには、ポケットやフック、電源引き込み口が装備されており、スマホや財布などの小物を入れたり、サイズにもよりますがLEDランタンなどを掛けたり、外部から電源などを引き込む際に便利です。
何と言ってもモントープのインナーテントの目玉は、この後方上部のTPU窓。
モントープの特徴である後方の「天窓と」連携しているため、インナーテント内からでも青空や星空を楽しむことができます。冬場のおこもりキャンプなどに最適です。
TPU部分は開きません。
またモントープと連携して四方(前後パネルとサイド)がメッシュになるため、夏場は虫を防ぎながら涼しく快適に過ごせます。
冬場はもちろんフルクローズにすることもできるため、冷気をブロックできます。
サイドの窓はオープンすることもできますが、巻き上げるためのトグルとループが一つしかないため、こちらはインナーテント内からモントープの窓をメッシュにするためのものだと感じました。
TPUの窓だけなく、前後とサイドのパネルをメッシュにすることで、外の景色を眺めることもできます。
仕様
使用時サイズ(約) | W210xD270xH140cm |
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収納時サイズ(約) | W60×D22×H22cm |
重量(約) | 2.5kg |
材質 | ウォール: 68D ポリエステルタフタ ボトム:210D ポリエステルオックスフォード/PU 加工(耐水圧2,000mm) |
セット内容 | 本体×1、収納ケース×1 |
価格
¥14,800(税込)
2024年2月23日現在
TPUウィンドウ
このTPUウィンドウもあるとモントープがさらに快適になること間違いなし!
特に冬場のキャンプで実力を発揮します。
なぜなら、前面のメッシュパネルと同じように、裾にはスカートを装備しているため、冷気の進入を軽減してテント内を暖かく外の風景を楽しむことができるからです。
実際に使用したところ、思っていた以上に、TPUウィンドウを通して見る風景は綺麗でした。
これがあるだけで、冬場のキャンプがより快適になると感じました。
取付方法
次に、モントープTPUウィンドウの取り付け方法を紹介します。
取り付け方法は簡単!
TPUウィンドウの上部に、モントープと接続するためのベルクロが付いているため、上にくるように広げます。
モントープの前面パネル内側上部に、同じ形のベルクロがあるため、そこにTPUウィンドウのベルクロをつけます。
TPUウィンドウの両端はファスナーになっており、モントープの前面の内側左右にあるファスナーとあわせて閉めれば取り付け完了です。
仕様
使用時サイズ | 約W190 x H170cm |
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収納時サイズ | 約W40×D14×H14cm |
重量 | 約0.9kg |
材質 | TPU+150Dポリエステルリップストップ |
セット内容 | 本体x1、収納ケースx1 |
価格
¥7,500(税込)
2024年2月23日現在
あとがき
実際に使用してみて、モントープは個性的なテントだと感じました。
後方の天窓から青空や夜空・景色が楽しめるため、テント内からも自然を身近に感じることができます。
デュオだけでなく、ゆったりとしたソロキャンプに快適なサイズのため、ソロやデュオのテントをお探しの方は候補の一つに入れてみてはいかがでしょうか。
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