ハイランダー ソフトクーラーボックスレビュー!フォルムとスペックは最高なのに…
ハイランダーからソフトクーラーボックスが登場しました!
オリーブドラブ(OD)っぽいカラーでミリタリー感が強く、ウレタン厚さが22mmとAOクーラーズよりも分厚い断熱材による保冷力に期待大のソフトクーラー。
既に、AOクーラーズとシアトルスポーツのソフトクーラーボックスを所有しているだけに悩みましたが、カラーのカッコよさと保冷力に期待して購入しました。
それでは、Hilander(ハイランダー)のソフトクーラーボックス(15Lサイズ)をご紹介致します。
Hilander(ハイランダー)とは
価格が比較的求めやすい設定のため、初めてのキャンプ用品選びの候補に挙がることの多いブランド。
実際に私も数種類所有していますが、ものによっては少々当たり外れがあるのも事実。
初めて購入した「ハイランダー GIコット2」はお手軽価格のコットでしたが、予想耐荷重80kg以下ですが10回程度の使用で破れたことがあり。
逆にカーミットチェアよりも価格が1/3程度のウッドフレームチェアは、現在も現役で使用しています。
今回は果たしてコスパに優れているのか、検証してみました。
ハイランダー ソフトクーラーボックス(15L)
見た目は思った通りのオリーブドラブ(OD)っぽく、かなり好みのカラー。
外側の素材はPVC生地を採用しているとのことで、濡れたりしてもすぐに拭き取れる仕様。
止水ジッパーを採用し、密閉性を高めるとともにジッパーからの浸水を防いでくれるとのことで、期待が膨らみます!
ハイランダー ソフトクーラーボックス(15L)の特徴
ハイランダー ソフトクーラーボックス(15L)の特徴は以下の通り。
- 高い保冷力
- 防水性
- 保冷剤用ポケット
- ジッパー付きの前面ポケット
- 両手持ち用ハンドル
- 手持ちや肩掛けで持ち運びが便利
それぞれを見ていきます。
高い保冷力
触ってみるとわかるのですが、相当分厚いです。
断熱材のウレタンの厚さが22mmもあり、一般的なソフトクーラーのおよそ3倍の厚さがあります。
自社テストでは、最大でなんと48時間冷たさをキープしたとのことですが、あとから実際に私もテストをしたので、そちらもご覧下さい。
防水性
PVC生地を採用することで、結露や小雨などを気にしない使い勝手のよさを実現したとのこと。
実際に多少濡れてもサッと拭き取れるため、いい感じの素材です。
また止水ジッパーを採用し、密閉性を高めるとともにジッパーからの浸水を防いでいるとのことです。
保冷剤用ポケット
フタの裏には保冷剤を収納できるメッシュポケットを装備しています。
これは冷気が上から下へいくため、効率よく冷やすために有効利用したいところです。
ただここにもジッパーを備え付けて欲しかったです。
実際に保冷剤を入れたところ、フタを開けると反対側に保冷剤が落ちてしまうため、開け閉めの際に気を使わないといけなかったので…
ジッパー付きの前面ポケット
必要か?と言われると微妙ですが、何かと小物などを入れれるため、あるかと便利かなと…
両手持ち用ハンドル
左右に、両手持ちしやすいようにハンドルが設けてられており、テント内や車載での配置換えなどの際に便利だと思いました。
手持ちや肩掛けで持ち運びが便利
手持ちのハンドルの他に、15Lサイズでもショルダーストラップが付属しているため、多少重い荷物でも肩に掛けて持ち運ぶことができるため便利です。
ハイランダー ソフトクーラーボックス(15L) 仕様
私が購入した15Lサイズの仕様になります。
サイズ | 約W35×H30×D20cm |
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収納サイズ | 約W45×H9×D32cm |
重量 | 約0.92kg |
素材 | PVC |
保冷効力 | 2日間(48時間) ※保冷効力は使用環境などによって変わります。 |
ハイランダー ソフトクーラーボックス 価格
サイズによって価格が異なります。
- 15L:¥4,980(税込)
- 25L:¥5,980(税込)
- 35L:¥6,980(税込)
ハイランダー ソフトクーラーボックス(15L)の保冷力をテスト
テスト状況は以下の通りです。
最高気温 | 34℃ |
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時間 | 9:30〜21:30 |
天気 | 晴れ |
場所 | 太陽が直接当たらないベランダ |
その他 | ベランダのコンクリート熱を避けるため、クーラーの室外機の上 |
保冷剤 | COOLER SHOCK Mサイズ×2のみ |
温度計がなかったため正確な温度はわかりませんが、約12時間でCOOLER SHOCK Mサイズ×2は溶けていました。
溶けてはいましたが、COOLER SHOCK Mサイズ×2はまだ冷たい状態でした。
元々冷えた食材や飲み物を入れていないのもあるかと思います。
一緒にテストを行った、シアトルスポーツのソフトクーラーボックスよりも保冷力があったため、理論値まではいきませんでしたが、まずまずの結果と思います。
ハイランダー ソフトクーラーボックス(15L)の残念なところ
使用してみて非常に残念なところがありました。
それは、
- ジッパー部分が引っかり開閉しにくい
というところ。
止水ジッパーを採用したせいなのかははわかりませんが、ジッパー部分が開閉時にひっかかりスムーズに開けたり閉めたりすることができません。
これは最初個体差ではないかと思いましたが、全く同じレビューを書かれている方もいるため、構造上の問題なのかもしれません。
冷気を逃さないための構造なのか、本体フタの白い部分(PVC)の折返し箇所の縫い方のせいで、フタ側のジッパー部分が常に上を向いてしまっています。
画像を見ていただくとわかるのですが、そのためにジッパーが噛み合わせにくい構造になっています。
本体フタの白い部分(PVC)の折返し箇所のジッパー部分を下向きにすると、今度はその部分が重なり合って分厚くなるため、これはこれで閉めにくく必ずと言ってもいいくらいジッパーが引っかかります。
今まで引っかからずに、開け閉めできたことは一度もないため、ジッパー部分が壊れそうな感じがします。
個人的に、縫い方または構造の問題なのではないかと思います。
ハイランダー ソフトクーラーボックス(15L) あとがき
個人的に、今回の「ハイランダー ソフトクーラーボックス」は見た目のフォルムや好みのカラー、スペックなどから期待していました。
期待しすぎたのが良くなかったのかもしれませんが、ジッパー部分が引っかかるのは構造上の問題と思うため、早急に改善すべきところだと思いました。
あと最初からほつれていたのも残念なところ。
個人的にフォルムやカラー、スペックは最高だっただけにジッパー部分は非常に残念です。