3ユニットテーブルUnBox レビュー|deerestのIGTテーブル
- IGTテーブルが欲しい
- 1万円以内のテーブルが欲しい
- ブラックギアでまとめたい
- フラットバーナーをビルトインしたい
スノーピークのフラットバーナーをお持ちのみなさま!
どんな風に使用していますか?
フラットバーナーは標準で脚が付属するため、もちろんそのまま使うこともできますが、一番の醍醐味は、アイアングリルテーブルやIGTテーブルなどにビルトインして使用することではないでしょうか。
でもアイアングリルテーブルやIGTテーブルのほとんどが、1万円以上するものばかり…
そうなると、「買おうかな、どうしようかな。」と悩みませんか?
筆者も、どのIGTテーブルを購入しようか悩んでいました。
そんな世の中のニーズに応えてくれたのか、Soomloom(スームルーム)の新ブランド「deerest(ディーレスト)」から、コスパの高いIGTテーブルが登場しました。
これで悩みは解決です!
そこで、今回はそんな悩みを解決してくれる、deerest(ディーレスト)のテーブル「3ユニットテーブルUnBox」のレビュー、および特徴やメリット・デメリットを紹介します。
ここでは、IGTと互換性のあるテーブルを総じて「IGTテーブル」としています。
deerest(ディーレスト)3ユニットテーブル UnBox レビュー
deerest(ディーレスト)は、様々なキャンプギアを手掛けるSoomloom(スームルーム)の新ブランドで、今後さらなるコスパの高いキャンプギアが期待されます。
Soomloomの公式サイトによると、deerest(ディーレスト)は2023年に立ち上がったばかりのブランドとのことで、この「3ユニットテーブルUnBox」以外に、まだ数点しか商品がありません。
2023年12月22日現在
今後「3ユニットテーブルUnBox」のように、ニーズに合ったキャンプギアを販売するブランドになって欲しいですね。
それでは、3ユニットテーブルUnBoxのセット内容から。
セット内容
deerestのテーブル「3ユニットテーブルUnBox」のセット内容は以下の通り。
- 2ユニット天板×1
- 1ユニット天板×1
- 90°折り畳んだ延長ロッド(折りたたみ式フレーム)×2
- 延長ロッド(延長フレーム)×2
- テーブル脚(ネジの短い)×2
- テーブル脚(ネジの長い)×2
- 収納バッグ×1
ディテール
オールブラックのdeerestのテーブル「3ユニットテーブルUnBox」は、正面・背面ともまったく同じ構造で、異なるのは「deerest」のロゴが、左になるのか右になるのかの違いだけ。
サイドから見ても、「deerest」のロゴが手前になるのか、奥になるのかの違いだけ。ちょっとロゴが反射して見づらいですが…
フレームを裏返すと、フレームのセンターに連結の固定金具があります。
本当にオーソドックスでシンプルなテーブルです。
天板を乗せる部分がある方がフレームの長辺になり、細い溝がある方がフレームの短辺となります。
フレームの短辺・長辺ともに、スノーピークのフラットバーナーのガス缶などが掛けれるレールを装備しています。(実際に使用する際は、構造上短辺のレールにはガス缶は掛けて使用はでいません)
組立方法
まず二つ折りになっている、折りたたみ式フレームを開きます。
次に開いた折りたたみ式フレームに、延長フレームをつけて固定金具で固定します。
もう一つ、同じ物を作ります。
L字になったフレーム2つの端と端を重ね合わせます。
重ねた2つのコーナーに、ネジ先の長いテーブル脚を取り付けます。
残りのコーナー2ヶ所は、ネジの短いテーブル脚を取り付けます。
ここまでで、フレームの組み立ては終了です。
フレームを裏返し、天板面が上にくるようにします。
そして、付属の天板をとりつければ、deerest 3ユニットテーブル UnBoxの組み立ては完成です。
毎回、組み立てる必要がありますが、慣れれば1〜2分で組み立てできます。
deerest 3ユニットテーブル UnBox 特徴
実際に使用してみて感じた、deerestのテーブル「3ユニットテーブル UnBox」の特徴を紹介します。
- コンパクトに収納できる
- フラットバーナーなどビルトインが可能
- 拡張性が高い
- フレームは細いが頑丈
- 収納ケースが意外といい
- 3ユニット使用可能
- 高さの微調節が可能
- オールブラックでカッコいい
コンパクトに収納できる
組み立てた状態だと、長さ82.8×幅38.2×高さ40cmと大きめのテーブルですが、分解して収納ケースに入れると、長さ48×幅20×高さ12cmと非常にコンパクトに収納できます。
フレームが分解できるところが、コンパクトになるキーポイントです。
天板の長さが、IGT規格の36cmになるため、ケースの端が少し隙間があくため、特に入れるものがなければ、最初から入っている分厚いクッション材を捨てずに残しておいた方がいいです。
フラットバーナーなどビルトインが可能
筆者もこれが目的で購入したのですが、フラットバーナーなどのIGT規格のアイテムがビルトイン可能。
見た目にもフラットに見えるため(ビルトインさせるアイテムにもよる)、美しく気持ちのいいキッチンスペースができます。
「今度はこれを、その次はあれをビルトインさせよう!」と妄想するのが、楽しみになりますよ!
拡張性が高い
これはかなりうれしい機能!
フレームの長辺・短辺の両方にレールがあるため、画像のようにガス缶を掛けることができます。もちろんガス缶以外にも、deerestの販売画像に載っている拡張天板なども取り付けが可能です。
販売画像に載っている拡張天板についてSoomloomに問い合わせたところ、製造元から「未だ開発中」と返答があったとのことで、今後に期待大です。
またいろいろと試してみたところ、レールにS字フックをかけキッチンペーパーホルダーを取り付ける事もできました。
通常のS字フックでは固定はできませんが、画像のタイプだとある程度使いやすかったです。
こんな感じに、いろいろと拡張できそうです。
フレームは細いが頑丈
パッと見た目、こんなにフレームが細くて大丈夫かな…
と思うかもしれませんが、これでいて耐荷重が約20kgと頑丈です。
必要最低限のフレームで構成されているため、スリムで見た目も美しいです。
収納ケースが意外といい
この付属している収納ケースが意外といいんです。
クッション性があり、フレームがケースの下側にくるように、元々入っていた状態で収納すれば、ガサガサしないいい感じの収納ケースだと感じました。
3ユニット使用可能
IGTテーブルは様々なブランドから発売されていますが、3ユニットとうたわれていても、テーブルの端側のユニットは、一部のアイテムが使えないということがあったりします。
このdeerestのテーブル「3ユニットテーブル UnBox」は、スノーピークのアイアングリルテーブル(IGT)のフレームと脚の構造に一番近いため、3ユニットまるまる使えそうです。
ただし付属の天板だけでは、センターの1ユニットをIGT規格のものにすることはできません。(1ユニットの天板が2つ付属していないため)
今後使ってみて、使用できないものがあれば、こちらで伝えます。
高さの微調節が可能
これも意外と便利です。
4本の脚先に、高さを微調節するネジ式のアジャスターがついています。
設置場所によっては、ガタガタする場合があるため、そんな際に役に立ちますよ!
オールブラックでカッコいい
脚の微調節できる箇所以外はオールブラックのため、非常にカッコいいです。
ブラックギア好きにはたまらないアイテムではないでしょうか。
もちろんブラックギア好きの方以外にも、大変おすすめのテーブルです。
deerest 3ユニットテーブル UnBox メリット・デメリット
- コンパクトに収納できる
- IGT規格のアイテムが使用可能
- 拡張性が高い
- フレームは細いが頑丈
- クッション性のある収納袋が安心
- コスパが高い
- 3ユニット使用可能
- 高さの微調節が可能
- 天板の樹脂(プラスチック)がイマイチ
- フレームと脚に筋交いがないため歪みやすい
- 付属の天板だとセンターにビルトインできない
表にしたところ、「デメリットがこんなにあるのに星4つなのか」と思われるかもしれませんが、一つ一つがたいしたことではないと感じ、それ以上にメリットの方が優れていると思ったため、この評価となっています。ご了承下さい。
デメリット(少し気になるところ)
これは好みの問題になってしまいますが、付属している天板は折りたたみができてコンパクトに収納ができるのですが、連結部分が樹脂(プラスチック)でそこだけが見た目に残念なところ。
また天板がアルミのため、熱いものを置きたくなると思いますが、その連結部分に置くと変形してしまう可能性があるかなと…
ただ収納性を考えなければ、様々なブランドから色々な天板が発売されていたり、板を切って自分で天板をDIYすることもできるため、少し気になる程度です。
あと構造上、2つのフレームを脚のネジだけで固定するため、天板を乗せても少し歪んでしまうことがあります。(左右の隙間が異なり、上から見ると長方形ではなく、少しだけ平行四辺形のような感じ)
脚とフレームに何らかの筋交いがあれば、歪みもなくなり頑丈になると思うのですが…
こちらも少し気になる程度です。
これは気になる方がいるかどうかわかりませんが、例えばフラットバーナー単体をdeerestのテーブルのセンターで使用したいという時に、付属の天板だと1ユニットと2ユニットサイズが一つずつしかないためできません。
別途1ユニットの天板があれば可能ですが、標準の天板だとできないことに気づいてしまいました。
ただ筆者は、センターのみを使用することがないと思うので気になりませんが、心に留めておいて下さい。
今後、色々と拡張をしてみて、気になるところがあればお伝えします。
メリット(いいところ)
上記のデメリット(少し気になるところ)が3つほどありましたが、それほどのデメリットでもなく、それ以上にメリットの方が多く感じました。
一番のメリットは、フラットバーナーやIGT規格のアイテムがビルトインできて、なおかつ求めやすい価格、いわゆるコスパが高いというところ。
筆者が知る中で、3ユニット使用できるIGTテーブルで、一番安いと思います。
それでいて、フレームを分解してコンパクトに収納することができ、短辺と長辺にレールを装備しているため、今後の拡張に期待が持てます。
見た目のフレームは細いのですが、耐荷重が20kgと頑丈で、クッション性のある収納袋が付属しているため、移動の際も安心です。
deerest 3ユニットテーブル UnBox 仕様・価格
次にdeeest 3ユニットテーブル UnBoxの仕様や価格を紹介します。
仕様
サイズ | (約)長さ82.8×幅38.2×高さ40cm |
---|---|
収納サイズ | (約)長さ48×幅20×高さ12cm |
重量 | 約3.6kg |
耐荷重 | 約20kg |
材質 | アルミニウム合金 |
セット内容 | 2ユニット天板×1、1ユニット天板×1、90°折り畳んだ延長ロッド×2、 延長ロッド×2、短いネジ山テーブル脚×2、長いネジ山テーブル脚×2、 専用収納バッグ×1 |
価格
¥9,280(税込):Soomloomオンラインサイト価格
2023年12月22日現在、Amazon参考価格:¥7,980(税込)
deerest 3ユニットテーブル UnBox ビルトイン情報
ここでは、実際にdeerest 3ユニットテーブル UnBoxにビルトインができる、筆者の所有するアイテムを紹介していきます。
フラットバーナー|スノーピーク
まず愛用のフラットバーナーをビルトインしてみました。
これをやりたくて、このテーブルを購入したのですから、シンデレラフィットするのは当たり前!超かっこよくて大満足です。
また純正以外に、他のIGTテーブルにはないガス缶を引っ掛けることができるレールがついているため、非常に使いやすいです。
アイアンプレート IT03|KIMI CAMP
KIMI CAMPの「アイアンプレート IT03」をビルトインしてみました。
こちらのアイアンプレートは、テーブルにならないタイプで、サイズからIGT規格だろうと思って購入しました。
ビルトインをしたところ少し厚めのため、画像のように段差ができてしまいます。
また、センターに配置するとフレーム延長の固定金具にちょうど当たってしまいます。
端側のユニットへ持っていくことで延長の固定金具には干渉しませんが、フレームの高さがちょうどST-310の器具栓つまみの位置辺りのため、少し回しにくいと感じました。
筆者が購入した理由は、このテーブルサイドにアイアンプレートを固定できるところ…
と言いたかったのですが、フレームの厚みが19mm以上だったようで、引っ掛けることができずに、フレームの隙間に入れたところこちらは9mm以下だったようで、うまく固定ができませんでした。
ただ少し斜めになりますが、きちんと溝に引っかかってはいますが、安全面から考えるとこの状態で使用するのはやめておきましょう。
もう一台deerest 3ユニットテーブル UnBoxがあれば、間に掛けることができます。
本当は、この状態でSOTOのレギュレーターストーブが水平に固定ができれば、一番の理想なのですが…
何かいい方法を発見したら、紹介します。
deerest 3ユニットテーブル UnBox あとがき
画像のように、ユニフレームのフィールドラックをdeerestのテーブル下に置いたところ、非常に使いやすかったです。カラーもブラックのため、非常にマッチしていました。
脚に棚板などを掛ける場所がありませんが、こうすることで短いですがいい感じの高さの棚ができます。
本当に買ってよかったキャンプギアだと感じたので、IGTテーブルをお探しの方は、ぜひ候補の一つに入れられてみてはいかがでしょうか。
非常にコスパが高く、筆者おすすめのIGTテーブルです!
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