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BougeRV Yuma CIGS系ソーラーパネル 200W レビュー|フレキシブルで曲面にも設置可能
今やキャンプなどのアウトドアで、必須アイテムになってきた「ポータブル電源」。
日常でも電気代金高騰ということもあり、ポータブル電源の需要が急上昇しています。
でも、自宅のコンセントからポータブル電源を充電する場合は、電気代がかかるため全く節電にはなりません。
そこで節電対策や、また屋外でポータブル電源を充電するのに役立つのが「ソーラーパネル」。
今回は、フレキシブルで曲面などにも設置可能なソーラーパネル「BougeRV Yuma CIGS系ソーラーパネル 200W」を使用する機会がありましたので、「BougeRV ポータブル電源 Fort1500」につないでレビューや、特徴などを紹介します。
この記事は、BougeRV様より製品を提供いただき作成しています。
BougeRV Yuma CIGS系ソーラーパネル 200W (穴取付タイプ)
BougeRVは、2017年に設立された「バンライフ」や「キャンプライフ」に最適な車載冷蔵庫などの省エネ商品を提供する中国のブランドで、ポータブル電源やソーラーパネルなども手掛けており、アメリカをはじめ世界約50ヵ国に販売を展開してしています。
今回ご紹介するBougeRVのソーラーパネルは、従来の折りたためるソーラーパネルではなく、曲面にも設置できるフレキシブルタイプのCIGS系ソーラーパネルになります。
CIGS系ソーラーパネルとは?
「CIGS系って何?」と気になりますよね。そこで「CIGS」について調べてみました。
- CIGSとは?
-
CIGSとは、銅 (Cu) 、インジウム (In) 、ガリウム (Ga) 、セレン (Se) の元素を主原料とする太陽電池で、頭文字を組み合わせたもので、非常に柔軟で軽いソーラーパネルを製造することができるという利点があります。
CIGSがわかったところで、早速「BougeRV Yuma CIGS系ソーラーパネル 200W」のディテールから見ていきましょう。
ディテール
サイズが2190×689mmで、厚さ1.5mmのソーラーパネル。
ソーラーパネル端には、プラス・マイナスの出力用MC4コネクタを装備しています。
「BougeRV Yuma CIGS系ソーラーパネル 200W」には、「穴取付タイプ(この記事で紹介)」と「穴の空いていないタイプ(この記事では紹介していないタイプ)」の2種類あり、この記事でレビューしているタイプは「穴取付タイプ」で、ソーラーパネルの4コーナーや端に取り付け用の穴が、合計8箇所空いています。
穴の空いていないタイプ(この記事で紹介していないタイプ)は、裏面が粘着テープになっており、様々なところに取り付けが可能になります。
セット内容
BougeRV Yuma CIGS系ソーラーパネル 200W(穴取付タイプ)のセット内容は、以下の通り。
- BougeRV Yuma CIGS系ソーラーパネル 200W(本体)
- 取り扱い説明書
ソーラーパネル側には、MC4コネクタを装備しているものの、MC4コネクタからポータブル電源への変換ケーブルは付属していませんので、ポータブル電源に付属している変換ケーブルを使用するか、または別途用意する必要があります。
BougeRV Yuma CIGS系ソーラーパネル 200W 特徴
それでは、BougeRV Yuma CIGS系ソーラーパネル 200W の、主な特徴を見ていきましょう。
- 非常に薄くて軽い
- 出力が高い
- 曲面に設置できる
- 耐久性がある
非常に薄くて軽い
厚さは1.5mmと画像からもわかるように、本当に薄いです。
それでいて重量が2.9kgと、他ブランドの同等くらいのサイズと比べるとかなり軽いです。
出力が高い
最大出力が200Wで、実際にポータブル電源につないで充電をしたところ、平均183W前後の電力を得ることができました。
実際に測ると、もっと低いかなと思っていましたので、かなりいい結果が出たと思います。
場所、気温や天候などによっても異なりますので、あくまでも参考程度にお考えください。
曲面に設置できる
曲面に設置できるため、試しに車の上に設置してみました。
湾曲しているのに関わらず、きれいにフィットしていました。さすがフレキシブル。
車に固定するものがあれば、アウトドアで充電する際は、車の上に設置して充電する方法が一番だと思いました。
耐久性がある
BougeRV Yuma CIGS系ソーラーパネル 200Wは、非シリコン系材料を使ったソーラーパネルで、CIGSの特性である柔軟性があり、割れにくく耐衝撃性にも優れており、耐久性があります。
BougeRV Yuma CIGS系ソーラーパネル 200W レビュー
次に、同ブランドのポータブル電源「BougeRV ポータブル電源 Fort1500」に「BougeRV Yuma CIGS系ソーラーパネル 200W」を接続して充電した結果をレビューします。
充電に使用したケーブルは、「BougeRV ポータブル電源 Fort1500」に付属していたアンダーソンケーブル。
最近のポータブル電源は、ケーブルが付属していないものも増えてきているなか、ありがたいですね!
気温や天候、日照によって数値は変わりますので、あくまで参考程度にお考えください。
ソーラーパネルを地面に設置(天気:曇り時々晴れ)
上記のように、ソーラーパネルを地面に水平に設置して計測。
場所 | 沖縄 |
---|---|
天気 | 曇り時々晴れ |
時刻 | 14:00頃 |
気温 | 22℃ |
出力 | 平均55W前後 |
この時の天気は曇りで、時刻は14:00頃。
晴れていればかなりの出力が期待できましたが、曇りのため平均55W前後の出力で、一瞬太陽が出ると瞬間で150Wくらいまで上昇。しかし、太陽が隠れるとすぐに55W前後に戻りました。
ただ太陽の出ていない曇りでも、平均50Wも出力されるとは思っていなかったため、正直驚きました。
ソーラーパネルを太陽に垂直に当たるように設置(天気:晴れ時々曇り)
場所 | 沖縄 |
---|---|
天気 | 晴れ時々曇り |
時刻 | 14:00頃 |
気温 | 23℃ |
出力 | 平均180W前後 |
この時の天気は晴れで、ソーラーパネルに影が一切ない状態で測定。
画像では183Wですが瞬間で190Wを超える時もあり、かなりの高出力を得ることができました。
170W〜180W前後を行ったり来たりで、ポータブル電源のファンは常に回っていました。
ソーラーパネルに影ができるように設置(天気:晴れ時々曇り)
場所 | 沖縄 |
---|---|
天気 | 晴れ時々曇り |
時刻 | 14:00頃 |
気温 | 23℃ |
出力 | 平均59W前後 |
上記と同条件で、ソーラーパネル前に影ができるよう立ってもらって、人工的に影を作って測定。
出力は59W前後。
影自体は、画像のように一部分だけが影になる程度でしたが、出力数が思っていたよりも少なく「こんなに少なくなるんだ」と思う値でした。
あくまでも参考程度にお考えください。
「いくら晴れていようが、ソーラーパネルに影が当たらないように設置するのがポイント」だということを知りました。
自宅ベランダの物干し竿に設置(天気:晴れ)
場所 | 沖縄 |
---|---|
天気 | 晴れ |
時刻 | 7:00頃 |
気温 | 23℃ |
出力 | 平均0〜6W |
これは筆者の自宅のベランダ事情のため、参考にほとんどなりませんが、一応テストしてみたので結果をレビュー。
筆者の自宅ベランダが朝7:00頃から日が当たるため、ソーラーパネルの穴に針金を通して、上部は物干し竿に、下部はベランダの柵に固定して、日が当たるように設置しました。
かなり当たっていると思っていましたが、日光がソーラーパネルに直角には当たらず、斜め30°くらいからしか当たらないのと、屋根の影がソーラーパネルの上部1/5程度できてしまうのが原因か、思ってもみない結果に…
またソーラーパネルが、少しうねってしまうのも原因の一つだったかもしれません。
AM10:00までの約3時間、同じ環境でテストしましたが、一向に電力数が上がらなかったため諦めて終了。
「いくら晴れていようが、ソーラーパネルに影ができないように設置するのと、太陽との角度が重要」だということを知りました。
車の上に設置(天気:晴れ)
場所 | 沖縄 |
---|---|
天気 | 晴れ |
時刻 | 15:00頃 |
気温 | 25℃ |
出力 | 平均153W前後 |
ベランダで思いもよらない結果だったため、改めて車の上からフロントガラスにかけて設置して計測してみました。
以前に使用してソーラーパネルの裏側に小石などが付着している場合、車のガラスを傷つける恐れがあるため、よく確かめてから自己責任で行ってください。
時々160Wを超えたり145Wくらいになったりしていましたが、平均153W前後で出力しており、「BougeRV ポータブル電源 Fort1500」に約1時間充電をしたところ、残り電力のパーセンテージが10%増える結果になりました。
単純計算ですが、この数値を保って充電ができたとすると、0%から約10時間ほどで充電が完了します。
この数値で充電できれば、容量の少ないポータブル電源だと、もっと早く充電が完了する計算になるため、生活に役立ちそうです。
気温や天候、日照によって数値は変わりますので、あくまで参考程度にお考えください。
この結果、やはり太陽との角度と影を作らないということが最重要ポイントだということがわかります。
BougeRV Yuma CIGS系ソーラーパネル 200W メリット・デメリット
- 薄くて軽い
- 出力が高い
- 曲面に設置できる
- 耐久性がある
- 収納時、持ち運び時にかさばる
- 芝生がつきやすい
デメリットの「芝生が付きやすい」は、環境によって個人的に感じたデメリットのため、総合評価に含めていません。
残念なところ(デメリット)
自宅屋根やキャンピングカーなどに常時設置する場合、曲面の設置場所などでフレキシブルなところが発揮できます。
フレキシブルですが最小曲率半径は24センチで、過度な曲げは接着剤とバックプレートが剥離し、剥がれや小さな気泡を引き起こし、寿命に影響を与える可能性があります。ある程度の柔軟性はありますが、最適な性能を確保するためには注意が必要です。
しかし、自宅で使用時以外に収納する場合や、キャンプなど屋外へ持ち運ぶ場合は、折りたたむことができないため、かさばってしまうのが残念なところ。
また芝生のキャンプ場でキャンプをする際、かなり芝生が付きやすいのが個人的に残念に感じたところです。
いいところ(メリット)
一般的なソーラーパネルに比べると、非常に薄くて軽いのがいいところ。
特に自宅やキャンピングカーなどに設置する場合は、曲面にも取り付けが可能なため、取り付け場所を選びません。また360°曲げることが可能で、割れにくく耐久性が高いのがポイント。
それでいて出力も最大200Wのため、ポータブル電源への充電時間を短縮してくれるメリットがあります。
注意点
ポータブル電源によっては、充電できない場合があります。
筆者の所有するポータブル電源に充電ができなかったため、ソーラーパネルのメーカーに確認したところ、「ポータブル電源のケーブル【MC4 – XT60】とポータブル電源の入力が【200W 10V-25V】で、BougeRV Yuma CIGS系ソーラーパネルの最大動作電圧が【200Wの25±5%V】公称開放電圧【31.5±5%V】のため、ソーラーパネルの出力電圧が入力側の上限を上回ったのが原因」と回答をもらいました。
実際に、入力電圧が12V-45Vの「BougeRV ポータブル電源 Fort1500」だと、普通に充電ができるため、購入される場合は必ず所有されているポータブル電源の入力電圧やケーブルの電圧が、対応しているか確認してから購入することをおすすめします。
この記事で紹介している、「BougeRV ポータブル電源 Fort1500」であれば、ソーラーパネルからの入力電圧が12V-45V、電流12A、電力400Wまで対応しているため、問題なく使用できるのでおすすめです!
BougeRV Yuma CIGS系ソーラーパネル 200W 仕様・価格
仕様
外形寸法(長さ×幅×高さ) | 2190×689×1.5mm |
---|---|
重量 | 2.9kg |
最大発電出力 | 200±5%W |
最大動作電圧 | 25±5% V |
最大動作電流 | 8.02±5% A |
公称開放電圧 | 31.5±5% V |
公称短絡電流 | 8.64±5% A |
変換効率 | 16% |
防水規格 | IP68 |
価格
¥75,999(税込)
2023年5月3日現在
ただ今なら公式オンラインストアで使える、16%OFFクーポンもあります。
クーポンコード:AJP16
有効期限:2023年12月31日まで
BougeRV Yuma CIGS系ソーラーパネル 200W あとがき
フレキシブルで曲面にも設置可能な「BougeRV Yuma CIGS系ソーラーパネル 200W」。
キャンプなどで持ち運ぶ場合は、巻き取ったソーラーパネルの中にインフレータブルマットやシュラフ(寝袋)などを入れて運ぶことで、デメリットのかさばりは軽減されると思います。
アウトドアで使用するならば、キャンピングカーだけでなく車の天井からフロントにかけて、または天井から側面にソーラーパネルを固定して使用するのが一番いい方法だと感じました。
ソーラーパネルの購入を検討されている方は、是非候補の一つに入れてみてはいかがでしょうか。
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