夏キャンプに寝袋はいらない?寝るときにあると快適なアイテム
夏キャンプに行かれる方へ!
夏は夜も暑いから寝袋(シュラフ)はいらないんじゃないの?
と思っていませんか?
結論から言えば、夏キャンプでも寝袋(シュラフ)が必要な場合があります。
なぜこんなに暑いのに、必要なのでしょうか?
そこで、今回は夏キャンプに寝袋が必要な場合がある理由と、また夏キャンプで寝るときにあると快適なアイテムなどを紹介します。
夏キャンプに寝袋はいらない?
夏キャンプでも、寝袋(シュラフ)が必要な場合がある理由を紹介していきます。
理由は、行くキャンプ場や地域によっては寝袋(シュラフ)が必要なためです。
大きくわけて、以下の3つの環境の異なるキャンプ場ごとに紹介します。
- キャンプ場が平地の場合
- キャンプ場が高原の場合
- キャンプ場が川辺や海辺の場合
キャンプ場が平地の場合
行くキャンプ場が平地や盆地の場合、夜中でも25℃以上の熱帯夜が多く、7〜8月はほとんど寝袋(シュラフ)が必要ないことが多いですが、地域によって異なります。
たとえば、北海道のさっぽろお天気カレンダー7月から、1991年から2020年の過去30年間の札幌の平均値を見ると、7月でも最低気温は15.9℃〜19.7℃と寝袋(シュラフ)が欲しい気温。
また2018年07月札幌のデータを見ると、中には最低気温が10.5℃と沖縄の真冬並みの気温の時もあり、これだと寝袋(シュラフ)が必要になってきます。
そのため、平地や盆地のキャンプ場であっても、キャンプへ行く地域によっては寝袋(シュラフ)が必要、またはあると安心です。
特に夏は長期休暇をとる方が多いため、普段行かないキャンプ場へ遠征することがある思います。
そのため、行くキャンプ場近くの観測データを、確認してから行くことをおすすめします。
キャンプ場が高原の場合
行くキャンプ場が高原の場合、一番の注意が必要です。
標高が100m上がると気温は0.65℃下がると言われているため、標高1500mのキャンプ場だと単純計算で平地よりも約10℃低くなります。
夜間の平地気温が26℃の場合は16℃以下くらいになるため、寝袋(シュラフ)は必要となります。
標高が高くなればなるほど気温が低くなるのと、地域によってはもともとの気温が低い場合があるため、気温にあわせた寝袋(シュラフ)が必要です。
キャンプ場が川辺や海辺の場合
キャンプ場が川辺や海辺で風がよく吹く場合は、寝袋(シュラフ)があると安心です。
風速1m/sで体感温度が1℃下がると言われているため、川辺や海辺で風が吹くと実際の気温よりも寒く感じることが多いです。
川辺に森林があるようなキャンプ場だと、日陰の箇所が多く日当たりが少ないため、夜間は気温が下がる可能性が高いので、寝袋(シュラフ)があると安心です。
またこちらも、北海道などの地域によっては気温が低い場所があるため、その場合は寝袋(シュラフ)が必要になります。
夏キャンプに持っていきたい寝袋(シュラフ)
熱帯夜が続く平地のキャンプ場だと、気温が高く寝袋(シュラフ)は必要ない場合が多いですが、北海道など地域によっては寝袋(シュラフ)が必要で、高原などの標高の高いところも、寝袋(シュラフ)が必要。
沢や川が近くにあったり、海風がよく吹くキャンプ場などは、寝袋(シュラフ)があると安心。
これらから考えると、夏キャンプでも寝袋(シュラフ)が必要、またはあると安心です。
そこで、夏キャンプに持っていきたい寝袋(シュラフ)を紹介していきます。
夏キャンプ用の寝袋(シュラフ)として、7〜8月に上高地(約1500m)でテント泊の場合、最低使用温度が5℃〜10℃のものを、もっと低いところであれば10℃〜15℃くらいのものがあると安心です。
個人的に封筒型であれば、暑い場合にファスナーを開いてブランケットのようにして使えるためおすすめです。
ISUKA(イスカ)レクタ500
窮屈さがなくゆったりめのサイズ。
ダウンを500g使用したモデルで、最低使用温度が5℃の寝袋(シュラフ)。
生地 | 表/ポリエステル100% 裏/ポリエステル100% |
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中綿 | ダウン羽毛量:500g(80/20 620フィルパワ-) |
サイズ | 79×190cm |
収納サイズ | φ18×32cm |
Coleman(コールマン)パフォーマーIII/C5
最低使用温度が5℃で、洗濯機で洗えるのが特徴の寝袋(シュラフ)。
中綿がポリエステルのため、扱いやすいのが特徴。
生地 | 表地/ポリエステル、裏地/ポリエステル |
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中綿 | ポリエステル |
サイズ | 約80× 190cm |
収納サイズ | 約φ24×41cm |
スノーピーク(snow peak) 寝袋 SSシングル
標高の高い高原での使用や、秋口の使用には適していません。
快適温度が13℃のスノーピークの寝袋(シュラフ)。
グレーカラーで、使用しない際は収納ケースに入れてクッションとして使うことができる、珍しい寝袋(シュラフ)。
キャンプの活き帰りの車内のお共に!
生地 | 表地/68Dポリエステル、裏地/68Dポリエステル |
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中綿 | ポリエステル |
サイズ | 78×196㎝ |
収納サイズ | 49×38×20㎝ |
夏キャンプで寝るときにあると快適なアイテム
高原などの標高が高いキャンプ場や平地でも地域によっては寝袋(シュラフ)が必要な場合もありますが、多くの場合は夜中でも暑いため寝苦しく感じるはず。
そこで、次に夏キャンプで寝るときにあると快適なアイテムを紹介します。
- 充電式扇風機
- Nクールなどの冷感タオルケット
- 冷感グッズ
充電式扇風機
夏キャンプで寝るときにあると快適なアイテムの1つ目は、充電式扇風機。
家庭用の扇風機よりもコンパクトで持ち運びしやすく、充電式のためコードがなく取り回しやすいから。
また脚を外して吊り下げたり、緊急時にモバイルバッテリーとしてスマホを充電できたりするものもあり、多機能なものが多いです。
熱帯夜に充電式扇風機があるのとないのとでは雲泥の差があるため、夏キャンプにはぜひとも持っていきたいアイテムです。
中でも高さ調節や、首が回るものがおすすめです。
Nクールなどの冷感タオルケット
これもまた、夏キャンプで寝るときにあると快適なアイテムの一つ。
ニトリのNクールなど冷感のタオルケット。
たまたま自宅用にと購入したものを、キャンプに持っていったのがきっかけなのですが、これ本当にいいです!
特に事前に冷やしたりしなくてもいいため、寝苦しい夜の暑さ対策に最適です。
一度知ってしまうと、引き返せない気持ちよさです。
冷感グッズ
夏キャンプで寝るときにあると快適なアイテム、最後は冷感グッズ。
本来は首を冷やすことで、素早くクールダウンすることができるアイスリングなどの「ネッククーラー」などがおすすめなのですが、横になって使用するため寝違えを起こす危険性を考えると、ひんやりケットと同じニトリのNクール ピローパッドがおすすめ。
本来はまくらの表面にゴムパッドで装着して使用するものですが、タオルなどその場にあるものを簡易枕にしてピローパッドを巻き付ければ、ひんやりまくらが出来上がるため、快適に寝れますよ!
キャンプっぽくないけど、熱帯夜にはおすすめ!
夏キャンプに寝袋はいらない? あとがき
夏キャンプは暑くて寝れないから、寝袋はいらないと思う方は、まず予定をしているキャンプ場の場所、地域を考えてください。
高原のような標高の高いキャンプ場や、北海道などに遠征してキャンプに行く場合などは寝袋が必要になってくることがあります。
平地や盆地で確実に「熱帯夜で暑くて寝れない」というのがわかっているキャンプ場は除きます。
荷物を減らしたいと思う気持ちはわかりますが、意外と寒くて寝れなかったということがないよう、地域や標高の下調べや寝袋を持っていくことをおすすめします。
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