【スパイダーベース】DODより内側にポールのない新構造のシェルターが登場!
2020年も残り僅かですが、DODより新幕「スパイダーベース」が登場です!
初めて見た時「何じゃこりゃ…」と、松田優作ばりに叫んでしまいました。
何故かというと、シェルター内部にポールのない新構造で、ポールの全てが外にあり、個人的に生まれて初めて見る構造です。
それでは、一体どんなシェルターなのか「スパイダーベース」を調べてみました。
スパイダーベース / DOD
フルクローズにしても、圧迫感のない空間を楽しむことのできる、5m×5mのサイズのシェルター。
数値から、ロクロクベースを一回りくらいサイズダウンしたような感じで、ファミリーキャンプだけでなく、グルキャンの宴会幕としても使えそうですね。
ただしインナーは付属しませんので、就寝の際はコット寝、またはカンガルースタイルなどが必要です。
それでは、ディテールから見ていきます。
ディテール
最初に見た時「何を吊っているのだろう…」と思いましたが、シェルター自体を吊っていたとは思いもよりませんでした。
前面ドアをオープンした状態と、前面ドアを別売りのポールでキャノピーした状態。
外にポールがあるため、デッドスペースが少ないシェルターです。
また前後だけでなく側面もメッシュにでき、全てのドアをフルオープンにしてオープンタープのようにして使用することもできます。
夏場は涼しそうです。
続いて設営方法です。
設営方法
- STEP:1
テント生地を広げます。この際にジッパーが全て閉まっていることを確認します。
- STEP:2ガイドベルトの確認
テント生地裏側のガイドベルトを確認します。
- STEP:3ペグダウン
ガイドベルトがピンと張った状態で、まずガイドベルト先の2隅をペグダウン。その後残りの2隅をペグダウンします。
- STEP:4ポールを組み立て
次にメインポールとサイドポールの組立。メインポールは長く(270cm)なるよう、調整ポールの 下側の穴に底面ポールのボタンを入れます。
- STEP:5
メインポールをテント生地の端に配置して、生地の端から45°のラインとポールの底面のラインが 交わる位置にペグを打ち込みます。
- STEP:6テープとロープを引っ掛ける
黄色のテープ部分先端の金具にメインポールの先端を差し込み、その上にメインロープのリング部分をポールの先端にひっかけます。
- STEP:7メインポールの立ち上げ
ロープの両端をペグにひっかけ、メインポールを立ち上げます。 テント生地の頂点部分が真っ直ぐになるよう ロープの長さを調整します。
- STEP:8サイドポールの配置
サイドポールを4隅に配置し、 生地の端から30°のラインとポールの底面のラインが 交わる位置にペグを打ち込みます。
- STEP:9サイドポールを立てる
メインポールと同様にサイドポールを立てます。形がきれいに なるようロープの長さを調整します。
- STEP:10その他ループのペグダウン
その他のループを全てペグで固定します。
- STEP:11雨天時などのロープ追加
上記工程で設営完成ですが、天井の張りが弱く雨が溜まってしまいそうな場合や、横からの風が強いときなど、大きなドアの中間地点にあるループにロープを取り付けてペグで固定します。
※この部分のロープは付属していません。
特徴
スパイダーベースの特徴から、気になったところをピックアップ!
- アウトポール構造
- シェルター内が高く圧迫感が少ない
- 前面メッシュにできる
- オープンタープようにもできる
- インポール設営可能
- 裾にスカートを装備
- 折れキャノピー
それぞれを見ていきます。
アウトポール構造
スパイダーベース最大の特徴が、このアウトポール構造です。
今までになく、DODが独自に開発した構造で、シェルター内がポールがないことで、面積以上に広さを感じることができ、デッドスペースが少なくなり、自由にレイアウトを行うことができます。
シェルター内が高く圧迫感が少ない
シェルター内にポールがないことで広々として、天井の高さもあるため、圧迫感が少なく、開放感のあるシェルターです。
全面メッシュにできる
ほぼ全てのドアをメッシュにすることが可能なため、風を通してスクリーンタープのように使用することができます。
オープンタープようにもできる
ドアやサイドは巻き上げて固定することが可能なため、オープンタープのように開放感を楽しむこともできます。
インポール設営可能
サイトの都合で設営スペースが狭い場合、メインポールをシェルターの内側に入れて設営することも可能。
ポールを外側に設営すると、約10✕8mほどのスペースが必要になりますが、メインポールを内側に設営すると、約8✕8mほどで設営することが可能です。
裾にスカートを装備
本体裾にはスカートが装備されており、地面と幕との隙間を減らす設計がされています。
そのため、暖かい時期に虫が入り込むことや、寒い時期に裾下から風が入り込むことを軽減してくれます。
折れキャノピー
キャノピーを途中で折って設営することも可能で、雨や日差しの向きに応じて様々なアレンジが楽しめます。
懸念点
実際に張っていないので、あくまでも憶測になってしまいますが、シェルター外側にポールを設置する場合、どうしても構造上幕が直接ポールに接していないため、風に煽られやすい気がしました。
以上が個人的な懸念点です。
仕様
組立サイズ(外寸) | (約)W500×D500×H230cm |
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インナーサイズ | インナーテント無し |
収納サイズ | (約)W70×D33×H33cm |
重量(付属品含む) | (約)16.5kg |
材質 | テント本体:150D ポリエステル(PUコーティング,UVカット加工) ポール:アルミ合金 |
最低耐水圧 | 3000mm |
UVカット | UPF50+ |
付属品 | ロープ10m×2本、ロープ6m×4本、キャリーバッグ |
価格
オープンプライスとありますが、DOD STOREで販売されている価格は以下の通り。
¥93,500(税込)
販売方法
現在のところ、DOD STOREのみとなります。
スパイダーベース あとがき
年明け間際の登場に驚いた上に、更にアウトポール構造には正直衝撃が走りました。
「何じゃこれは…」と(笑)
タープを張る要領でやれば、一人でも設営できそうですが、サイズが5m×5mあるため、一人の設営は難しいのではないかと思います。
DODの発想は相変わらず斬新ですね!
2021年もDODから目が離せません。