アイアンプレート IT03 レビュー|KIMI CAMPのIGT互換ギア
キャンプでどんなバーナーを使っていますか?
ソロキャンプだと、SOTOのレギュレーターストーブST-310を使っている方も多いと思います。
単独でテーブルの上に乗せて使用することが多いと思いますが、テーブルにビルトインできると便利だと思いませんか?
そんな便利なアイテムが、今回紹介するKIMI CAMPの「アイアンプレート IT03」です。
IGT規格のギアで、IGT互換テーブルなどにビルトインして使えるため、調理もしやすくなりますよ。
それでは、SOTOのレギュレーターストーブST-310などを、IGT互換テーブルにビルトインできる、KIMI CAMPの「アイアンプレート IT03」を紹介します。
KIMI CAMP アイアンプレート IT03 レビュー
まず初めに、今回紹介するアイアンプレート IT03を手掛ける「KIMI CAMP」とは?
KIMI CAMPとは、大阪に住むベトナムの20代男性3人が、アウトドアが好きという共通点で親しくなり、好きなことで生きていきたいと決断し、脱サラをして立ち上げたオリジナルブランド。この他にもインフィニティウッドテーブルなど、完売必至のキャンプギアを手掛けています。
そんなKIMI CAMPのアイアンプレート IT03が、IGT互換テーブルに合うんです!
それでは、まずはセット内容から。
セット内容
アイアンプレート IT03のセット内容は以下の通り。
- アイアンプレート IT03本体
- ネジ×4
- ナット×4
- L型金具×2
- 風防板×4
ディテール
次にディテールを見ていきます。
鋼板にレギュレーターストーブが取り付けできるように、五徳の部分が切り抜かれています。
また付属の風防を取り付けれるように、細い線状の切り抜きが4箇所あります。
その他の切り抜きはどのような効果があるのか、今のところ不明です。
deerest 3ユニットテーブル UnBoxにビルトインすると、画像のように少し段差ができてしまいますが、個人的にはそこまで気になるほどのものではないと感じました。
レギュレーターストーブ ST-310 取り付け方法
SOTOのレギュレーターストーブ ST-310の取り付け方法は以下の通り。
最初見た時下から取り付けるのかなと思っていましたが、実際は上からレギュレーターストーブ ST-310を、アイアンプレートIT03の隙間に上から乗せます。
この時に純正の器具栓つまみなら、伸ばしておいたほうがいいです。
ガス管を装着してからだと、伸ばしにくいです。
裏にしてガス管(CB缶)を装着します。
画像のように、レギュレーターストーブにガス缶を装着してから、アイアンプレートに装備しているベルクロで固定します。
以上で、取り付け完了です。
アイアンプレート IT03 特徴
それでは、KIMI CAMP アイアンプレート IT03の主な特徴を紹介します。
- IGT互換テーブルにビルトインできる
- ST-3140やアルコールストーブなどにも対応
- テーブルによっては、サイドに取付可能
- 風防が付属している
- フィールドラックの間に掛けることができる
それぞれを見ていきます。
IGT互換テーブルにビルトインできる
筆者が購入した理由としては、サイズからIGTに互換性があるギアだと思ったから。
実際にIGT互換テーブルにビルトインは可能ですが、少しだけ段差ができます。
ただ気にならない程度のため、個人的にはIGTに互換性のあるギアだと思います。
ST-340やアルコールストーブなどにも対応
SOTO レギュレーターストーブ ST-310だけでなく、同じくSOTOのレギュレーターストーブ ST-340や、アルコールストーブなどにも対応しているため、幅広く使用することができます。
テーブルによっては、サイドに取付可能
テーブルによっては、サイドに取り付けが可能。
厚み9mm~19mmまでのテーブルフレームに装着が可能となります。
これができることで、フラットバーナーなどと併用すれば1つのテーブルでバーナーを2台使用することができ大変便利です。
またフラットバーナーなどの併用がなく、シングルバーナーの場合は、テーブル上にバーナースペースを必要としないため、テーブル上が広々とつかえる利点があります。
フィールドラックの間に掛けることができる
筆者の所有するユニフレームのフィールドラック2台の間に、引っ掛けて使用することが可能です。
安定して使えるため、ロースタイルのキャンプでも使用ができます。
これは意外と便利です。
風防が付属している
アイアンプレート IT03には、風防が4枚付属しています。
風防を使用して調理をしましたが、風に影響なく調理ができて、とてもありがたかったです。
アイアンプレート IT03のメリット・デメリット
- IGT互換テーブルにビルトインできる
- ST-340やアルコールストーブにも対応
- テーブルサイドに取り付けできるものもある
- 風防板が付属
- フィールドラックの間に掛けることができる
- テーブルのフレームに干渉する場合がある
デメリット(残念なところ)
使用してみて、一つだけ残念なところがありました。
それは、使用するテーブルによって異なるとは思いますが、筆者の所有するdeerest「3ユニットテーブル UnBox」だと、テーブルフレームに干渉してしまいます。
同ブランドのテーブルではないため、致し方のないことですが、SOTO ST310だと純正の器具栓つまみが長く、テーブルフレームに干渉しやすいため、もう少しST310を固定する箇所をプレートの中央に寄せれば鑑賞しにくくなるかなと感じました。
または、短めのSOTO純正以外の器具栓つまみを付けるという方法で回避するしかなさそうです。
メリット(いいところ)
テーブルによっては、テーブルフレームに干渉するという残念なところがありますが、それ以上に、便利でいいところがたくさんあります。
まずは、特徴の一つであるIGT互換テーブルにレギュレーターストーブがビルトインできるというところ。
テーブルによっては多少の段差はできてしまうかもしれませんが、IGT互換テーブルにレギュレーターストーブがビルトインできる魅力には勝てません。
またSOTOレギュレーターストーブ ST-310だけでなく、同ブランドのST-340やアルコールストーブにも対応しているため、幅広く使用できます。
またテーブルのフレーム厚さによっては、テーブルサイドに取り付けできるものもあるため、サイドに取り付けることによって、テーブルが広々と使うことができます。
標準で風防板が4枚付属しているため、風を気にせずに調理が楽しめます。
また、フィールドラックの間に掛けることができるため、ロースタイルなどのキャンプスタイルでも重宝します。
以上が、KIMI CAMP アイアンプレート IT03のいいところです。
アイアンプレート IT03はどんなテーブルにもつけれる?
deerest 3ユニットテーブルUnBoxのサイドで試してみた
結論から言えば付けれないことはありませんが、この状態だと傾いてしまい調理ができない(湯を沸かす程度ならできる)ため、推奨はできません。
なぜかというと、アイアンプレートの仕様が厚み9mm~19mmまでのフレームに装着可能なため、それ以下またはそれ以上だと、L字金具で固定できないため。
deerest 3ユニットテーブル UnBoxは、固定ができないフレーム幅で、またフレームとレールの隙間に入れると細すぎて固定ネジが1本しか使用できずに、すぐに傾いてしまうため推奨できません。
上記画像の方法では使用しないで下さい。
もしサイドに取り付けたい場合は、同ブランドの「インフィニティ ウッドテーブル」などや、フレーム厚みが9mm~19mmのテーブルを用意した方がいいです。
それでも、deerest 3ユニットテーブルUnBoxのサイドに取り付けたい場合は、フィールドラックの間に掛けるように、deerest 3ユニットテーブルUnBoxを2台持ちにして間に掛ける方法をとるしかなさそうです。
補足
deerest 3ユニットテーブル UnBoxが高ければ、もしくはユニフレームのフィールドラック2段重ねが低ければ、間に掛けれそうでした。
アイアンプレート IT03の仕様・価格
次に、KIMI CAMP アイアンプレート IT03の仕様や価格を紹介します。
仕様
サイズ | 358x248x33mm |
---|---|
板厚み | 1.2mm |
重量 | 約1150g |
材質 | PO(酸洗鋼板) |
付属品 | ネジ4本 ナット4個 L型金具2個 風防板4枚 |
サイドに取り付ける場合は、最大積載荷重1.5KG以下で、厚み9mm~19mmまでのフレームに装着可能。別途、L型金具の調整に3mmの六角レンチが必要です。
価格
¥5,990(税込)
2023年12月18日現在
KIMI CAMP アイアンプレート IT03 あとがき
サイドに取り付けたり、テーブルやフィールドラックの間に掛けることができるため、デッドスペースを有効に使うことができる「KIMI CAMP アイアンプレートIT03」。
今後も、水平に使えるように色々と考えていこうと思います。
テーブルの厚みが9mm~19mmで、バーナーをテーブルのサイドに取り付けたい場合や、フィールドラックの間に掛けて使用したい方は、候補の一つに入れてみてはいかがでしょうか。