キャンプで自家製ベーコン作り!大自然の中でスモークしてみませんか
大自然の中で、スモークで初の自家製ベーコンを作成しました。
意外と仕込む日数はかかりますが、完成した際は喜びもひとしおです!
作り方もいろいろとあるかと思いますが、筆者が行った方法を解説していきます。
自家製ベーコンの作り方
キャンプの7日前から仕込みを開始する方法を取りました。
材料
今回自家製ベーコンを作成の際に使用した材料は、次の通り。
- 豚バラ肉:700g (今回はこの大きさにしてみました)
- 血抜き用塩:70g (肉に対して10%ぐらい)
- 塩漬け用塩:25g (肉に対して3.5%ぐらい)
- ハーブミックス:適当 (これでもかというくらい)
- 砂糖:大さじ2杯くらい (漂白されていないもの)
- 粗挽き黒胡椒:適当 (これでもかというくらい)
精肉店へ行ってバラ肉を700g購入してきました。
スーパーのお肉でも問題はありません。
血抜き(キャンプ7日前)
豚バラ肉の重量の約10%の塩を肉にふり、まんべんなくこすりつけます。今回は肉700gのため、塩を70gを使用しました。
そしてジップロックに入れ、冷蔵庫に保管します。この際に、約1kgぐらいの物を重しとして豚バラ肉の上に乗せました。
約半日経ったら上下を逆にして、もう半日重しを乗せて冷蔵庫保管します。
合計一日経ったら、水で洗い流します。
この際、結構薄まった血が出てきます。
塩漬け(キャンプ6日前)
豚バラ肉の重量の約3.5%の塩と大さじ2杯くらいの砂糖(漂白されていないもの)を混ぜて肉に、まんべんなくこすりつけます。
続いて、ハーブミックスをこれでもかというくらいこすりつけました。
とどめに黒胡椒を粗挽きでまんべんなくこすりつけ、これをジップロックに入れて冷蔵庫で保管します。
一日経ったら「美味くなれよ、このヤロウ!絶対だからな…」と言う言葉はかけずに、「美味しくなってね!」と心から言葉をかけましょうw
そして、モミモミしながら表裏を逆にして一日置きます。
それの繰り返しを約6日間続けました。
端から見たら危ない人に見えるはずですw
塩抜き(キャンプ前日)
3時間流水で洗い流します…というのは、経済的にキツいので、水をボールに貯めてそこへ約1時間チョロチョロの流水を入れる方法を取り、何回かボールに貯めた水を入れ替える方法を取りました。
調べたところ、ここでよく塩を抜いておかないと塩っぱくなってしまうとのことです。
本来は少し切って焼いて味見をした方がいいとのことですが、私は時間の都合上次の行程の乾燥に移りました。
乾燥(キャンプ前日)
次に乾燥です。
キッチンペーパーでよく拭き取り吊って乾燥させたいところですが、この時は3月でしたが沖縄は既に20℃を越してたため、干しての長時間乾燥ができないため、皆さんがよく使ってらっしゃるピチットシートを使おうと、大きめのスーパーに行きましたが取扱いがありませんでした。
ホームセンターにも見に行ったのですがなく、今回はこちらで代用を…
本当に美味しくなるんだろうな…w
ちょうど一枚で全面覆うことが出来たので、そのまま冷蔵庫で約8時間放置しました。
当日、そのままジップロックに入れてクーラーボックスで保管して、キャンプ場へ…
風乾(キャンプ当日)
風乾用に買ったドライネットに、スモークエッグ用のゆで玉子と一緒に入れて風乾を行ないました。
この時は、テントとタープを張ってから風乾を行なったので、実質1時間程しかできていません。
温燻
風乾した豚バラ肉を、自作ダンボールスモーカーでまずスモークウッドを入れずに温乾するのですが、ダンボールのスモーカーのため直接火が使えませんので、BBQ用に木炭の火起こしをしていたため、その一つをスモーカーのトレイの上に置きました。
その後約1時間待ち、続いてスモークウッド(サクラ)を入れて温燻しました。
ここまでスムーズにいったように見えますが、とんでもないアクシデントが…
自作ダンボールスモーカーの一番上の網と、油受け網の長さが豚肉の長さより短かったという事実が、吊ってから判明。全くそんなこと頭に入れていなかったもので…
切って吊る方法もありましたが、長いベーコンを作りたかったので、今回はダンボールスモーカーの網位置を変更することにしました。
ダンボールスモーカーでよかった(^^;)
約3時間程温燻しました。
夕食のBBQは終了していたので、出来上がったベーコンはクーラーボックスに入れて、翌日朝に食べることにしました。
自家製ベーコンを使ったレシピ
BLTサンド
なんかいい感じにできました。(自画自賛w)
自家製ベーコンとレタスとトマトでBLTサンドを作成しました。
ベーコンと一緒に作成した自家製スモークエッグも入れました。
自画自賛ですが、自分で作ったからその辺もあってかめっちゃ美味い!
アスパラベーコン炒め
自家製BLTサンドとは別に、アスパラベーコン炒めも作成しました。
もちろんfan 5 duoを使用して!
こちらも美味かったですが、少々塩気が強いかなという感じでした。
量が結構あったため、クーラーボックスに入れ自宅に持ち帰り、日をおいて食べると塩気が和らぎ、更に美味しくなっていました。
自家製ベーコンは作り立てよりも、少し冷蔵庫で寝かした方が美味しくなるということを学びました。
自家製ベーコン あとがき
今回実際に自家製ベーコンを作ってみて、肉の長さは測っておくべきだと思いました。
自作のダンボールスモーカーではなく、販売されているインスタントスモーカーなど小さめのスモーカーでも同じことが考えられます。
肉を短くすればええやんって話なんですが…(^^;)
あと自家製ベーコンは作った次の日よりも、少し冷蔵庫等で一旦冷やして熟成させた方が美味しいということがわかりました。
特に塩の加減が作った初日よりも、3日後ぐらいの方が落ち着きました。
初日に食べるよりも、2〜3日後の方が美味しいです!
自然の中で作る自家製ベーコンは、とても楽しく美味しかったので、是非おすすめします!
キャンプ飯の関連記事