【炭酸対応】キャンプに持って行きたいFLSK(フラスク)の真空断熱ボトルレビュー
2024年3月11日現在の価格や内容を追記しています。
炭酸水メーカーで作った炭酸水や、クラフトビールをテイクアウトしてキャンプで飲みたいと思われたことはないですか?
近年、クラフトビールがテイクアウトできるお店が増えたため、ビールを入れることができる「グラウラー」が普及してきましたが、個人的にはどうもアウトドアやキャンプに、しっくりこないものが多い印象でした。
筆者が知る中での個人的印象です。ご了承ください。
そんな中、非常にシンプルな形状で光沢が少なく、グラウラーとしても使えて、キャンプやアウトドアにしっくりとくる「カーキカラー」もある、炭酸対応の真空断熱ボトルが実はあるんです!
その名は「FLSKボトル(フラスク)」。
今回縁あって、その「FLSKボトル(フラスク)」を使用する機会がありましたので、実際に使用したレビューやサイズ、カラーなど詳しくご紹介します。
この記事は、メーカー様より製品をご提供いただき作成しています。
FLSK(フラスク)とは
2013年に南アフリカで、今までのボトルの概念を一変させるステンレスボトルに出会ったQuentinがドイツに戻り、南アフリカのステンレスボトルメーカーの協力を得ながら、デザインや機能面の改良を加えた、新たなボトルを企画し誕生したのがFLSK(フラスク)。
FLSK(フラスク)は、高級住宅街やブティック、宝飾店が並ぶドイツのミュンヘンの美しい街並みの中で、インシュピレーションを受けながら、デザイナーにより洗練されたシルエットに設計されています。
ボトルに入れたビールが、半日以上経ってもキンキンに冷え、美味しい飲み心地を保っていたところに、ボトルの概念を一変させられたとのこと。
半日以上経っているのに、冷えた美味しいビールが飲めるなんて、それは驚きますよね!
FLSK(フラスク)では、そんな高性能なボトルや、CUP タンブラー、muki スナックポットなどを手掛けています。
FLSK(フラスク)ボトル
その中から今回ご紹介するのは、FLSK(フラスク)の代名詞「FLSK(フラスク) ボトル」
まずは、どのようなサイズがあるのか見てみましょう。
サイズ
FLSK(フラスク)ボトルには、以下の4つのサイズがあります。
- 350ml
- 500ml
- 750ml
- 1000ml
ただし350mlサイズには、無いカラーもあります。
カラー
続いて、FLSK(フラスク)ボトルには、以下の9カラーがあります。
- FLSK Khaki / フラスク カーキ
- FLSK STNLS / フラスク ステンレス
- FLSK WHTE / フラスク ホワイト
- FLSK Roségold / フラスク ローズ ゴールド
- FLSK MDNGHT / フラスク ミッドナイト
- FLSK Stone / フラスク ストーン
- FLSK White Marble / フラスク ホワイトマーブル
- FLSK Champagne / フラスク シャンパン
- FLSK BLCK / フラスク ブラック
ただしカラーによっては、無いサイズもあります。
価格
サイズ別による価格です。
- 350ml:¥5,170
- 500ml:¥5,390
- 750ml:¥6,490
- 1000ml:¥7,590
2024年3月11日現在
FLSK(フラスク)ボトル 750ml カーキ レビュー
それでは、筆者が使用したFLSK(フラスク)ボトル 750ml カーキをご紹介します。
綺麗な丸い筒状の化粧箱に入っています。
セット内容
FLSK(フラスク)ボトルのセット内容は、以下の通り。
- FLSK(フラスク)ボトル本体(せんユニット含む)
- シリコンリング
- 収納袋
- 取扱説明書
- 炭酸をより長持ちさせる方法の書類
ディテール
それでは、FLSK(フラスク)ボトルのディテールを見ていきます。
屋外で見るとよくわかりますが、光沢感がなくマットな仕上がりです。
また芝生に溶け込む、綺麗なカーキカラーをしています。
唯一光沢があるのが、せんユニット(ボトルキャップ)のキャップ部分ですが、それでも鏡面仕上げでなく少しマットな感じの仕上がりのため、ギラギラした感じは少なめです。
このFLSK(フラスク)ボトルのボトルキャップが、FLSK独自の高い密閉性のキャップで、液体が漏れないのはもちろんのこと、高い保冷・保温力を実現しています。
またキャップ底部にはステンレス鋼を採用しているため、清潔を保つことができています。
デイキャンプで使用
まずはデイキャンプで検証。
朝9:00に予冷をしていないFLSK(フラスク)ボトルへ、前日から冷やしていた炭酸水(強炭酸と微炭酸の間くらい)を500ml入れ、デイキャンプへ持って行きました。
この日の気温は、最高気温31.9℃で天気は晴れのち雨。
タープの下に台を置きその上にFLSK(フラスク)ボトルを乗せ、日が当たらない環境で検証。
炭酸を入れてから約4時間後の13:00に、シェラカップに炭酸を注ぎ飲んでみました。
この時は温度計を持っていないため、温度は不明ですが冷たくて開けたて炭酸のようなシュワシュワ感でした。
画像からも泡が出ているため、炭酸の具合が伝わると思います。
残りは入れたまま自宅に帰り、炭酸を入れてから約11時間後の20:00に残りをコップに注いで飲んでみました。
13:00に飲んだ時よりは炭酸が少し抜けていましたが、コップに注いだ時にできる泡立ちもあり、冷たかったです。
保冷力と炭酸のもち
次に実際に温度計を用いて、FLSK(フラスク)ボトル 保冷力を検証してみます。
検証した環境は、次の通りです。
- 炭酸水を入れた時に計測(9:00)
- 室温27℃に設定した部屋で5時間後に計測(14:00)
- 車で屋外へ持って行き、車内に置いた状態で自宅に戻り計測(18:30)
- 室温27℃に設定した部屋で2時間30分後に計測(21:00)
それぞれ計測した結果は、以下の通り。
時間 | 炭酸水の温度 | 炭酸の状態 |
---|---|---|
9:00 | 約5℃ | 入れ立てのため飲んでいません |
14:00(5時間後) | 約6℃ | 入れ立てのような感じ(全く炭酸が抜けていない状態)で冷たい |
18:30(9時間30分後) | 約8〜9℃ | 少し炭酸が抜けているような感じだが、まだまだ強炭酸で冷たい |
21:00(12時間後) | 約10℃ | 冷たいが少し炭酸が抜けている感じ(強炭酸と微炭酸の間くらい) |
あくまでも個人的に感じたことです。ご了承ください。
入れた際に計測 9:00
まず前日より冷蔵庫で冷やした炭酸水を、FLSK(フラスク)ボトルに注ぎます。
その時の炭酸水の温度が約5℃。
デジタル式ではないため、みた角度によって誤差が生じることはご了承ください。
炭酸が抜けないよう、ボトルキャップをきつく閉めておきます。
5時間後に計測 14:00
室温27℃に設定した部屋にボトルを置いておき、5時間後に計測(14:00)したところ。
炭酸は冷たくて気が抜けておらず、開けたてのような感じでした。
温度を計測したところ、約6℃でした。
デジタル式ではないため、みた角度によって誤差が生じることはご了承ください。
9時間半後に計測 18:30
14:00から気温31℃の屋外へ、FLSK(フラスク)ボトルを持って撮影に出かけました。
車で30分くらい移動し、移動の際は車内の温度も約27℃くらい。
その後エンジンを切った車の車内で約1時間保管。車内は30℃を越えていたはず。
撮影時は約31℃の屋外で太陽が当たる環境で約1時間30分。
その後、買い物時に太陽の当たる駐車場でエンジンを切った車の車内で約1時間保管。この時も車内は30℃を越えていたはず。
車で30分くらい移動して帰宅。移動の際は車内の温度も約27℃くらい。
…という、細かな環境で保管した後の炭酸を計測。
この時の温度が、約8〜9℃の間くらい。
デジタル式ではないため、みた角度によって誤差が生じることはご了承ください。
飲んだところ、冷たくて炭酸も多少抜けている程度で、まだまだ強炭酸でした。
12時間後に計測 21:00
次に、12時間後の21:00に計測しました。
見た目は泡がかなり出て冷たいのですが、飲んでみたところ少し炭酸が抜けている感じがしました。例えるなら、ちょうど強炭酸と微炭酸の中間ぐらいの感じです。
温度計を見ると約10℃でした。
デジタル式ではないため、みた角度によって誤差が生じることはご了承ください。
少しづつ温度は上がってはいるものの、飲んだ感じはそこまでぬるくはなっておらず、冷たく感じました。
個人的には、このくらい持てば十分な保冷力だと思いました。
保温力
次に、温かいものを入れた時の保温力を検証してみました。
沸騰したてのお湯をFLSK(フラスク)ボトルに注ぎます。
その際に温度を計測したところ約100℃。
デジタル式ではないため、みた角度によって誤差が生じることはご了承ください。
この時は朝の7:30で、お湯を注いだ後ボトルキャップを閉めて仕事に出かけます。
これまた細かいのですが、仕事に出かける際にクーラーを切って出かけ、タイマーで16:00にクーラーが入る設定にしているため、室温がまちまちの状態になっていますが、大体こんな室温の代わり行きかと思います。
約27℃が30分→約30℃が8時間→約27℃が7時間
の合計15時間30分後の23:00に計測。
この時たまたま仕事が長引き、帰宅したのが23:00だったため、15時間30分となってしまいました。
ボトルキャップを開け、キャップ底部を触ったところ結構熱く、ここからも保温力があるのがわかりました。
お湯の温度は約72℃で、結構まだ熱いレベルでした。
個人的には、このくらい持てば十分な保温力があると感じました。
いいところ
FLSK(フラスク)ボトル を実際に使用してみて感じたいいところは、以下の通り。
- 炭酸水やビールを入れることができる
- 保冷・保温力がある
この他にも、高級ステンレス鋼を採用しているため、錆びにくく味移りすることが少ない。
またBPAを一切使用していないため、安心して使えるところなどです。
BPA (ビスフェノールA)フリーとは、人体への悪影響を及ぼす懸念がある、プラスチック製品に含まれる化学物質BPAを含まないこと。
少し残念なところ
デザインも機能も妥協しないFLSK(フラスク)ボトルですが、使ってみて少し残念なところが一点だけありました。
それは瓶の先のように注ぎ口が細くなっているため、ボトルに大きめの氷が入らないというところ。
ボトルの先が細いのは、保温保冷力を高める構造のため仕方がないのですが、個人的には夏場は氷を入れた炭酸水やお茶を一気飲みしたいため、そこだけが少し残念なところだと感じた次第です。
対策としては、自宅の冷蔵庫で小粒の氷を作って入れるという方法しかないかな…
FLSK(フラスク)ボトル あとがき
個人的にこのマットな仕上がり(フラスク ステンレスを除く)が、キャンプやアウトドアに違和感なく溶け込む感じがしました。
何よりも保冷力や保温力も優れているため、夏場は冷たい炭酸やビール、冬場は温かい飲み物を入れてキャンプやアウトドアに持って行きたいと思いました。
炭酸対応の真空管ボトルを検討されている方は、是非候補の一つに入れられてみてはいかがでしょうか。
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