スノーピーク 2017新製品 ヴァール Pro.air 4 を調査
先日2017 New Productを発表したスノーピークですが、その中でも個人的に一番度肝を抜かれた「Pro.air ライン」の一つ「ヴァール Pro.air 4」を調査してみました。
Var Pro.Air 4 / ヴァール Pro.Air 4
快適性を維持しながら軽さを追求した新ライン Pro.air 。インナーを外せばシェルターとしても利用可能。大自然に映える美しさを兼ね備えた流線形デザインです。
今まで見たことのないフォルムをしている ヴァール Pro.air 4 ですが、フォルム以外にも様々な新しい特長を取り入れたテントです。
カラーは、グレーというのかブラウンというのか微妙なところですが、スノーピークの現行テントやタープに比べると、少しだけ薄いカラーに感じます。
また見た感じですが、軽量化されているためなのか、現存のテントに比べて生地が薄いように感じます。
現在わかっている仕様は以下の通りです。
仕様
- 使用時サイズ:560×346×H175cm(最大)
- 材質:
- フライシート/50Dシリコンポリエステルリップストップ、PUコーティング耐水圧1,500mmミニマム(側部)、75Dシリコンポリエステルリップストップ、遮光ピグメントPUコーティング耐水圧1,500mmミニマム(天井部)
- インナーウォール/75Dポリエステルリップストップ
- ボトム/210Dポリエステルオックス、PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム
- ポール/A7001(φ11mm)+A6061(φ12.8mm)
- セット内容:本体、メインフレーム(×2)、サブフレーム(×2)、前室フレーム(×2)、ジュラピンペグ(×34)、自在付ロープ(2m×8、3m×4、6m×4)、シームグリップ剤、リペアパイプ、キャリーバッグ、フレームケース、ペグケース
- キャリーバッグサイズ:68×24×27(h)cm
- 重量:11.5kg
特長・機能
何もかもが新しいテントのため、見とことのないフォルムはもちろんさまざまな機能があります。
流線形デザイン
居住性、耐雨・耐風性、そして、大自然に映える美しさを兼ね備えた流線形デザイン。
初めて見たとき、インナーテントなどがどうなっているのかわかりませんでした。長さから推測すると、シェルターか2ルームテントになると思われたのですが、それにしてはセンターが低すぎるような気がします。また、センターがドームテントのような形状をしています。
これが耐風性に優れているのでしょうか。
4人用インナー(標準装備)
4人用インナーが標準装備しています。吊り下げ式のインナーになります。
インナーのサイズの明記がないので不確かなのですが、オプションの「ヴァール Pro.air インナーマット4」が240×240cmのため、そのくらいの大きさかと思われます。
またオプションで2人用のインナーも発売予定になっています。こちらもサイズの明記がありませんが、同じくオプションの「ヴァール Pro.air インナーマット2」より242×134cmぐらいかと思われます。
また、シェルターとしても利用が可能です。
シェルターとして利用
インナーテントを外せばシェルターとして利用もできます。
写真からもわかりますように、裾にスカートがないため冬は冷気が入り込んできそうです。また、カタログより最大の高さが175cmとなっており、センター付近はもう少し低いため、ロースタイル向きと言えるでしょう。
サイドパネル
サイドパネルがドームテントの後室のように開きます。これもヴァール Pro.air 4 の特長ではないでしょうか。
フライサイドと、4人用インナーのパネルを開ければ、スムーズな換気とのことです。
また見た感じサイドからも出入りができそうです。これは案外便利だと思います。ただ出入りの際にポールにつまづかないよう注意が必要ですね。
価格と販売予定時期
価格
¥173,800(税込)
あとがき
フォルムをじっくりと見ていくと、トンネル型テントの中央部分にドーム型テントが入っているような形状をしています。
トンネル型テントとドーム型テントのいいとこ取りなのでしょうか。
ただセンターに付属の4人用のインナーをセッティングすると、前室後室がかなり狭くなってしまうため、使い勝手がどうなのか知りたいところです。
かなり斬新なフォルムをしているこの ヴァール Pro.air 4 ですが、発売時期が2017年4月とまだ先のため、実物を早く見たいものですね。