【2024年】ポータブル電源 (ポタ電) 10選!キャンプや防災におすすめ!
この記事はこんな方におすすめ
- キャンプでポータブル電源を使いたい方
- 防災用にポータブル電源を持っておきたい方
今やキャンプだけでなく、防災にも役立つとして注目されている「ポータブル電源」。
最近では、通称「ポタ電」などとも呼ばれています。
今や様々なメーカーから、いろいろな容量が販売されています。
電源としては大容量の方がとても便利なのですが、その分重すぎたり、サイズが大きすぎたり、価格が10万円を超えたりと実生活で使うのには、少しかけ離れたモデルも存在します。
キャンプなどのアウトドアで持ち運んだり、防災用として自宅に備えるには、個人的に「400Wh〜700Wh」ぐらいの容量が最適だと考えます。
理由として
- 容量が少なすぎない
- サイズが大きすぎない
- 比較的手頃な価格帯(大容量と比較して)
が挙げられます。
今回はどれを選んだらいいかわからないというあなたに、キャンプにも防災にも最適な容量のポータブル電源10選と、選び方の8つのポイントをご紹介致します。
ポータブル電源選び 8つのポイント!
ポータブル電源を選ぶにあたって、確認しておきたい8つのポイントは以下の通り。
- 容量
- 重量
- サイズ
- AC出力
- AC出力周波数
- 出力波形
- 出力ポート
- ソーラーパネル充電に対応しているか
ポータブル電源選びのポイント1:容量
一番のポイントは「容量」です。
容量は多いに越したことはないのですが、現状のポータブル電源は容量が増えれば増えるほど重くなり、サイズも大きくなり価格も上がります。
使用する機器にもよりますが、1泊2日のキャンプなら「400Wh〜500Wh」くらいあれば問題なくカバーできます。
またそれ以上の連泊や防災には、別売ですがソーラーパネルでカバーすればいいと個人的に思っているため、400Wh〜700Whくらいの容量が最適だと考えます。
ポータブル電源選びのポイント2:重量
次のポイントは「重量」
「キャンプは車で行くから大丈夫」「保管は自宅で行うから大丈夫」と言っても、自宅から車まで運ぶ必要があります。
これが5kgくらいなら楽々運べそうですが、10kgを超えると軽々とは運べなくなってくるため、女性や子どもでも運ぶことができる5kg〜7kgくらいの重量が最適だと考えます。
ポータブル電源選びのポイント3:サイズ
次のポイントは「サイズ」
容量が多くてサイズがコンパクトなのが理想的ですが、実際は容量が増えればサイズも大きくなるのが現状です。
キャンプなどアウトドアに行く車載のことはもちろんのこと、自宅で保管する際に大き過ぎると邪魔になりがち。
自宅での保管場所のことも考えて、サイズを選びましょう。
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ポータブル電源選びのポイント4:AC出力
次のポイントは「AC出力」
USB出力は5V/2.4A(12W)や18Wなど一定の出力数ですが、ポータブル電源で一番異なるのがAC出力のワット数(W)。
このワット数によって、使用できる電化製品が変わってきます。
出力のWは、容量のWhとは異なります。
一般的な電化製品の使用電力目安は以下の通りです。
- iPhone:5W〜18W
- iPad:10W〜20W
- サーキュレーター:30W〜50W
- 扇風機:50W
- 電気毛布:50W〜85W
- 32インチ液晶TV:60W〜70W
- MacBook Pro:61W
- ドライヤー:1200W
- 電子レンジ:1000W〜1500W
あくまでも目安です。
例えば、AC出力200Wのポータブル電源に、300Wの電化製品は使用できません。
ポータブル電源の仕様にはAC出力200Wや、500Wなどと書かれていますので、必ず確かめてから購入しましょう!
ポータブル電源選びのポイント5:AC出力周波数
日本の交流電源(家庭用コンセントの電源)は、大まかに静岡県の富士川を境に東側が50Hz、西側が60Hzと周波数が異なります。
使用する電化製品に「50Hz / 60Hz」、または「ヘルツフリー」の表示があれば、特に気にする必要はないのですが、製品によってはヘルツが固定のものも存在します。
現在市販されている電化製品はある程度対策が施されていますが、中にはされていないものもあり、異なる周波数で使用すると誤作動や、故障、事故の原因につながることもありますので、必ず電化製品の対応周波数を確認しましょう。
今回ご紹介するポータブル電源も同じく「50Hz / 60Hz」のものと、「60Hz」固定ものもがあるため、「出力周波数」は選ぶ際のポイントとして必ず確認しましょう。
ポータブル電源選びのポイント6:出力波形
続いてのポイントは「出力波形」
波形なんてわからない…という方が多いと思いますが、ここは大きなポイントなのでしっかりと確認して下さい。
出力波形には、
- 正弦波(純正弦波)
- 短形波
- 疑似正弦波・模擬正弦波・修正正弦波など
3つの波形があります。
その中で「正弦波(純正弦波)」であれば、普段使っている家電製品が安心して使えると覚えておけば問題ありません。
気になるポータブル電源の出力波形が、「正弦波」なのか必ず確認しましょう!
ポータブル電源選びのポイント7:出力ポート
続いてのポイントは「出力ポート」
近頃のポータブル電源には、様々な出力ポートが付いています。
使う方によって使用するポートは異なるため、一概には言えませんが、最低限でも
- ACポート×1
- USBポート×2
- シガーソケット
があるものを選びましょう。
個人的にはLEDライトや、USB-Cポートが装備されていると最適だと考えます。
ポータブル電源選びのポイント8:ソーラーパネル充電に対応しているか
最後のポイントは「ソーラーパネル充電に対応しているか」どうかです。
最近のポータブル電源は、別売のソーラーパネルを使用して充電できるものがほとんどのため問題ないと思いますが、対応しているかどうか確認して下さい。
ポータブル電源を購入して、後に追加でソーラーパネルを買おうとした時に、ポータブル電源が対応していないと元も子もありませんので…
できればポータブル電源を購入時に、セットで同じメーカーのソーラーパネルも購入されることをおすすめします。
ポータブル電源選び 8つのポイント まとめ
初めてポータブル電源を購入される場合、特にどれにしようか迷われると思いますが、以上8つのポイントを確認し、最終的にそれに見合う価格帯なのかを判断して購入しましょう。
きっとあなたが探している、ポータブル電源が見つかるはずです!
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おすすめのポータブル電源10選
それでは、キャンプや防災におすすめのポータブル電源10選をご紹介します。
おすすめランクの順番ではなく、容量が400Whから順番にご紹介致します。2022年1月23日現在
Jackery ポータブル電源 400
今やポータブル電源を購入する際に、必ずと言ってもいいくらい候補に挙がるのが「Jackery」のポータブル電源。
アメリカでは米国HONDA(北米地域)と共同開発した「Honda by Jackery」を販売し、日本ではJVCと提携し「JVC ポータブル電源」なども販売されている、信頼度の高いブランド。
その中で一番スタンダードなモデルが、この「Jackeryポータブル400」
入門編と言ってもいいような、最低限の出力ポートを装備しています。
バッテリー容量 | 400Wh |
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重量 | 4.1kg |
サイズ | 23×13.5x16cm |
AC出力 | 200W |
AC出力周波数 | 60Hz |
出力波形 | 純正弦波 |
出力ポート | AC×1、USB×2、シガーソケット×1 |
ソーラーパネル充電 | 対応 |
私の所有するJackeryポータブル電源400(初代)と重量やサイズなどの仕様がやや異なっていますが、使用感などは下のプレビューから確認できます。
Anker PowerHouse
iPhoneなど、スマホの周辺機器などで有名なブランド「Anker」のポータブル電源。
ガジェット関連の機器を多く取り扱うブランドだけに、見た目がかなりスタイリッシュで、横にMacBookを置いても違和感のないフォルムをしています。
こちらもJackeryポータブル400同様、最低限の出力ポートを装備しています。
容量 | 434Wh |
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重量 | 4.2kg |
サイズ | 約200x145x165 mm |
AC出力 | 120W |
AC出力周波数 | 60Hz |
出力波形 | 正弦波 |
出力ポート | AC×1、USB×4、シガーソケット×1 |
ソーラーパネル充電 | 対応 |
LATICA ENERBOX
キャンパーの間で一番の人気は、なんと言ってもLACITAのENERBOXでしょう。
前面にAC×3とUSB×3、背面にシガーソケットを装備し側面には何もない仕様。
キャンパーの間で人気になった理由の一つは、この側面を利用したアイテムが販売されたこと。
しかも、ネルデザインワークスとバリスティクスのコラボ商品となれば、このカバーを使いたくて、ENERBOXを購入する人もいるほど人気です。
カーチャージャーは別売
バッテリー容量 | 444Wh |
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重量 | 約5kg |
サイズ | 303mm×134mm×184mm |
AC出力 | 400W |
AC出力周波数 | 60Hz |
出力波形 | 純正弦波 |
出力ポート | AC×3、USB×3、シガーソケット×1 |
ソーラーパネル充電 | 対応 |
PHILIPS DLP8088NC
日本では、シェーバーや電動歯ブラシで有名なPHILIPS(フィリップス)からもポータブル電源が発売されています。
今までにポータブル電源では、見たことのない感じのフォルムをしていますが、USB-Cが2口、Qi規格のワイヤレス充電器を2つ装備しており、対応しているスマホなどが充電できるため、とても便利です。
ACコンセントとシガーソケットは本体背面に装備しています。
現段階だと、人と被りたくない方におすすめ!
バッテリー容量 | 460.8Wh |
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重量 | 約5kg |
サイズ | 幅267.5mm×奥行150mm×高さ165.5mm |
AC出力 | 200W |
AC出力周波数 | 60Hz |
出力波形 | 正弦波 |
出力ポート | AC×2、USB×4、USB-C×2、 シガーソケット×1、ワイヤレス充電×2 |
ソーラーパネル充電 | 対応 |
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SmartTap PowerArQ2
「日本のポータブル電源の火付け役」と言っても過言でない、SmartTapのPowerArQが装いを新たにパワーアップしたのが、この「PowerArQ2」です。
出力ポートが増え、ハンドル(持ち手)が折り畳めるようになりました。
PowerArQにはなかった容量も魅力的。
また選べるカラーが豊富なのも、特徴の一つです!
- オリーブ
- タン
- チャコール
- ブラック
- レッド
- ホワイト
またACの出力周波数が「60Hz固定」から「50 / 60Hz」に変更になっています。
容量 | 500Wh |
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重量 | 6.2kg |
サイズ | 19.1×29.6×19.5cm |
AC出力 | 300W |
AC出力周波数 | 50/60Hz |
出力波形 | 正弦波 |
出力ポート | AC×2、USB×4、USB-C×1、 DC×2、シガーソケット×1、 ワイヤレスチャージ、 LEDライト(520ルーメン) |
ソーラーパネル充電 | 対応 |
JVC ポータブル電源 BN-RB5-C
Jackeryポータブル電源の国内メーカー品質モデルが「JVC ポータブル電源 BN-RB5-C」
見た目はJackeryポータブル電源と瓜二つの形をしていますが、仕様が全く異なります。
Jackeryのポータブル電源シリーズにはない、バッテリー容量になります。
またJVCならではの安心サポートがあります。
バッテリー容量 | 518Wh |
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重量 | 6.4kg |
サイズ | 300mm×192mm×193mm |
AC出力 | 500W |
AC出力周波数 | 60Hz |
出力波形 | 正弦波 |
出力ポート | AC×2、USB×3、 DC端子×2、シガーソケット×1 |
ソーラーパネル充電 | 対応 |
BLUETTI EB55
「BLUETTI EB55」は、ご紹介した中で「リン酸鉄リチウムイオン電池」を唯一採用しており、他のリチウムイオンと比べると安全性が高く、充放電リサイクル数も段違いに多いのが特徴です。
筆者が推奨する重量5〜7kgよりもやや重いため、女性や子どもだと持ち運びの際に重たいと感じるかもしれませんが、それ以上に出力が700Wや出力ポートが多数など、機能面ではかなり優れています。
カラーが2種類から選べるのも特徴です。
バッテリー容量 | 537Wh |
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重量 | 約7.5Kg |
サイズ | W278×D200×H198mm |
AC出力 | 700W |
AC出力周波数 | 50/60Hz |
出力波形 | 正弦波 |
出力ポート | AC×4、USB-A×4 USB-C×1:PD3.0 100W Max DC 12V/10A ×2:120W Max シガーソケット×1 ワイヤレス充電×1:15W Max LEDライト |
ソーラーパネル充電 | 対応 |
ひと回り大きく、出力・容量ともに大きい BLUETTI EB70 はこちらからどうぞ!
イデアル PhewManSmart500
クラウドファンディングMakuake(マクアケ)で目標金額を500%達成し製品化されたポータブル電源「PhewMan500」の後継機種「PhewManSmart500」
ディスプレイに残り残量(目安)が表示されるため、あと何時間バッテリーが使用できるかが一目でわかるため便利です!
USB-C(60W)を装備しているため、MacBook Pro13インチなどが充電可能です。
またQi充電(ワイヤレス充電)対応スマホなどが充電可能!
容量 | 643Wh |
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重量 | 5.8kg |
サイズ | 縦17.3×横26.0×高さ20.2cm |
AC出力 | 500W |
AC出力周波数 | 50/60Hz |
出力波形 | 純正弦波 |
出力ポート | AC×2、USB×3 USB(QC3.0)×1(18W) USB-TypeC×1(60W) DC×2、シガーソケット×1 LEDライト、Qi充電(ワイヤレス充電)×1 |
ソーラーパネル充電 | 対応 |
Jackery ポータブル電源 708
Jackeryポータブル電源400のワンランク上のサイズが、「Jackeryポータブル電源708」
AC出力が2つ、USB-C×1、quick charge3.0対応USB×1、シガーソケットにカバーが付くなど、出力ポートや容量ともに増えて、非常に便利になりました。
「JVC ポータブル電源 BN-RB5-C」とサイズはほぼ同じですが、カラーリングや、容量などの仕様が全く異なります。
バッテリー容量 | 708Wh |
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重量 | 約6.8kg |
サイズ | 299.7×191.5×190.5mm |
AC出力 | 500W |
AC出力周波数 | 60Hz |
出力波形 | 正弦波 |
出力ポート | AC×2、USB×1 quick charge3.0対応USB×1 USB-TypeC×1(60W) シガーソケット×1 |
ソーラーパネル充電 | 対応 |
EcoFlow RIVER Pro
筆者が推奨する重量5kg〜7kgよりもやや重たいですが、そんなことも忘れてしまうくらいの機能を持ったポータブル電源が「EcoFlow RIVER Pro」
本体の充電時間が0%から80%までの充電時間が約1時間、フル充電(100%)なら約1.6時間と、筆者が今まで使用してきたポータブル電源の中で最速。
キャンプ前日にしておかないと間に合わなかったポータブル電源の充電が、キャンプ当日の朝に準備をしながら充電しても、結構充電できるからありがたいです。
またAC出力が600Wにも関わらず、EcoFlow 独自のX-Boostテクノロジー機能をオンにすることによって、最大で1200Wまでの電化製品が使用できるから驚きです。
ただし、全ての電化製品が使えるわけではありません。
キャンプだけでなく、停電時などの災害時に、役に立つ機能だと感じました。
バッテリー容量 | 720Wh |
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重量 | 7.2kg |
サイズ | 28.9x 18.0 x 23.5 cm |
AC出力 | 600W (サージ1200W),100V |
AC出力周波数 | 50Hz/60Hz |
出力波形 | 純正弦波 |
出力ポート | AC×3、USB-A ×2、USB-A急速充電 ×1、USB-C出力 ×1 (最大100W) シガーソケット×1、DC5521 出力×2、LEDライト |
ソーラーパネル充電 | 対応 |
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おすすめのポータブル電源10選 あとがき
様々なポータブル電源がある中、おすすめのポータブル電源に容量400Wh〜700Whを選んだのは、容量が少なすぎず、サイズが大きすぎず、比較的手頃な価格帯というところからです。
人気のあのブランドから、あまり見たことないというものまで様々ご紹介しましたが、気になるポータブル電源は見つかりましたでしょうか。
今後もいいポータブル電源が見つかれば、追加したり入れ替えていこうと思っております。
長文を最後までお読みいただき、ありがとうございます。