スノーピーク シェルフコンテナ25を実際に使用してみてわかったメリットとデメリット
今やお洒落なキャンパーの代名詞となっている「シェルコン」
キャンプをしていると、一度は耳にしたことがあることでしょう。
スノーピークの大人気コンテナボックスです。
今回は、人気のスノーピーク「シェルフコンテナ25」、通称「シェルコン25」を実際に数年間使用してみてわかった、メリットとデメリットを解説致します。
シェルフコンテナ / スノーピーク
キャンプを始めた頃、「こんな高いコンテナは買わないな…」という気持ちでヘリノックスのチェアや、ユニフレームのフィールドラックと共に、個人的に購入しないだろうと思うギアの一つでした。
しかし、本当にキャンプスタイルというか考えは日々変わるというか、意志って意外と弱いもんなんですねw
不思議なもので、買わないと言っていたシェルフコンテナ(通称:シェルコン)を、買ってしまいました。
購入した理由は、シェルフコンテナに以下の魅力があったから…
購入前に魅力だったところ
- 「棚として使うシェルフ機能」と「荷物運搬のコンテナ機能」が一体となったところ
- 持ち運びやすそうなところ
私が購入したのはシェルフコンテナ25(シェルコン25)で、これ以外にもシェルフコンテナ50(シェルコン50)があります。
サイズはこの2種類。
それぞれの仕様を見ていきたいと思います。
仕様
シェルフコンテナ25
サイズ(外寸法) | 520×325×210(h)mm |
---|---|
サイズ 内寸法(ナチュラム掲載値) | 405×290×195mm |
重量 | 3.6kg |
最大積載量 | 20kg/1個 |
材質 | スチール(ガルバニウム鋼板)、ステンレス、竹集成材 |
シェルフコンテナ50
サイズ(外寸法) | 625×405×270(h)mm |
---|---|
サイズ 内寸法(ナチュラム掲載値) | 500×370×255mm |
重量 | 5.5kg |
最大積載量 | 20kg/1個 |
材質 | スチール(ガルバニウム鋼板)、ステンレス、竹集成材 |
価格
- シェルフコンテナ25:¥10,560(税込)
- シェルフコンテナ50:¥13,420(税込)
シェルフコンテナ25のメリット・デメリット
それではシェルフコンテナ25を購入して、実際に数年間使用してみて感じたメリット・デメリットを挙げていきたいと思います。
デメリット
まず初めにデメリットから挙げていきます。
私が思うデメリットは以下の通り。
- 取っ手(グリップ)が車載の際に邪魔になる
- 価格が高い
- 意外と重たい
- パーツがゆるい
- 外寸で考えて購入すると痛い目にあう
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
取っ手(グリップ)が車載の際に邪魔になる
私が感じた一番のデメリットは…
持ち運びしやすいはずの取っ手(グリップ)。
これは意外と盲点でした。
本体よりも出っ張っており非常に持ちやすいのですが、その分無駄な空間ができてしまい、車載する際にかなり邪魔になるため、他のキャンプギアが載せれないということがありました。
個人的には、この取っ手(グリップ)部分がもう少し本体側に寄っていたら、もっと便利だと感じました。
価格が高い
素晴らしいギミック構造だけに価格が上がるのは仕方がないと思うのですが、コンテナの価格としては「やっぱり高いな」と感じました。
意外と重たい
本体の重量が3.6kg(シェルコン25)あるため、キャンプギアを入れて持ち運ぼうとすると、意外と重たくなります。(ギアにもよりますが…)
ソロキャンプの際は、一人しかいないので、できる限り運搬回数を減らそうと2段重ねで運ぶと、中身が空でも7.2kgあるため結構重たいです。
パーツがゆるい
これは個体差なのかもしれませんが、私の所有するシェルコン25×2つは、購入時からロックする部分や取っ手(グリップ)が、ゆるいく運搬中にカチャカチャ鳴ります。
また知らない間(車載移動中)に、ロックが外れてしまっていることもあります。
これって、こんなもんなのかなぁ…
外寸で考えて購入すると痛い目にあう
仕様の外寸なのですが、これは取っ手(グリップ)部分も含んだ値なんです。
そのため実際の内寸は異なります。
購入前に入れるものをある程度シミュレーションしてから購入した方がいいです。
ナチュラムの商品ページに内寸の記載があったため、そちらを仕様の欄に載せています。
引用:ナチュラム
これを見誤ってしまうと、実際シェルコンにギアを入れてみると、「入らない」ということが出てきてしまうので、注意が必要です。
メリット
それでは、次にメリットを挙げていきます。
- カッコいい
- 持ち手(グリップ)が持ちやすい
- 重ねることができる
- 棚として使用するシェルフ機能
- 重ねてもズレにくい
それでは、ひとつずつ見ていきましょう。
カッコいい
個人差はあると思いますが、なんと言っても、他のコンテナと比べてかなりカッコいいです!
コンテナとは思えないフォルムをしています。
質感・フォルム・無骨さといい、キャンパーの心をくすぐるカッコよさです。
取っ手(グリップ)が持ちやすい
本体はスチールでできていますが、取っ手(グリップ)は竹集成材でできています。
持つとわかるのですが、この取っ手(グリップ)の質感がいいんです。
また無骨さの中に、柔らかさや暖かさを醸し出してくれています。
重ねることができる
私は車載の都合で2台しか所有していませんが、最大3台まで重ねることができます。
棚として使用するシェルフ機能
これが最大の特徴であり、最大のメリットなのではないでしょうか。
従来のコンテナにはないギミック構造で、画像のようにコンテナを開いてシェルフとして活用できるため、3段なら一番下や2段目に入れたものを取り出す際、一旦上のコンテナをどけてということをしなくても取り出せるので便利です。
こんな感じに開きます。
シェルフ機能を使用の際は、コンテナ内寸の奥行きの半分サイズのギアを入れないと開くことができません。
重ねてもズレにくい
4隅のコーナーに脚部品があり、積み重ね時にこの足部分がホールドしてくれるため、重ねてもズレにくい構造です。
あとがき
あくまでも、私が実際にシェルコン25を2つ購入し、かれこれ数年間使用して感じた「メリット・デメリット」です。
個人的には車載の際にスペースを確保するのが難しく感じましたが、何よりもカッコよく便利なため、購入してよかったと思いました。
ただ車載しにくいというところは、所有されている車によって「全然気にならない」ということも考えられますので、参考程度にしていただければ幸いです。