【エリクサー2 レビュー】コスパに優れたおすすめのMSR オールインワンドーム型テント!
2024年3月22日の価格や内容を追記しています。
シェルターなどに、小型のテントをインストールする「カンガルースタイル」
そのカンガルースタイル用のインナーとしても人気なのが、MSR「エリクサーシリーズ」です。
私も、NEMOのヘキサライト エレメントやゼインアーツのギギ1など、シェルターのインナーとして「エリクサー2」を購入しましたが、ただ単にインナーとして使用するだけではなく、普通にドーム型テントとしても使い勝手のいいテントだと、使用してみて気付きました。
通常別売のフットプリント(グランドシート)も付属した、オールインワンのドーム型テント。
そんなコスパに優れたドーム型テント「エリクサー2」をレビュー、また詳細や設営方法などもご紹介します。
エリクサー2 / MSR
元々「エリクサー2」を購入した最大の理由は、なんと言ってもテント本体(インナー)のフォルムです。
「エリクサーシリーズ」は魚座型のフレームと、天井部に短いフレームを追加することで、天井部の幅が広がり、圧迫感が軽減され居住空間が広がるテントです。
今回ご紹介するエリクサー2は、MSRの中では軽量で優れた居住性を兼ね備える3シーズン用テントとしての位置付けがされています。
以前エリクサー2には、グレー・グリーン・イエローゴールドとカラー展開が3種類ありましたが、現在のところはどうなのでしょうか。
エリクサー2 カラー
2024年3月現在、MSRの日本正規代理店「株式会社モチヅキ」によると、カラーは
- グレー
- タン
の2色展開となっています。
完売したのかグリーンはラインアップから外れていました。
グリーンは、北欧の白夜でも安眠できるようにとヨーロッパ限定カラーとして販売されていましたが、復活して数年ほどはグリーンも通常販売されていました。
タンは2022年6月に新たに追加されたカラーです。
以前エリクサー2には、イエローゴールドも存在していましたが、現在は廃盤のようでMSRの日本正規代理店「株式会社モチヅキ」のサイトにはありませんでした。
エリクサー2 ディテール
それでは、エリクサー2のディテールをご紹介します。
レインフライを使用時と、テント本体(インナー)のみのディテールに分けてみました。
レインフライ使用時
前面・背面というのはあるのかは不明ですが、一方を前面とした場合の前面・背面の画像です。
両サイドから撮影した画像です。
全く同じフォルムをしていることがわかります。
レインフライを装着した状態で、入り口付近にできる前室はこのような感じになります。
同じように反対側もオープンができ、両側をオープンにすると風が抜けます。
両サイドにはベンチレーターがあり、前面・背面入り口はダブルファスナーになっているため、換気等もしっかりとできます。
テント本体(インナー)のみ時
こちらもレインフライ同様に、前面・背面というのがあるのか不明ですが、一方を前面とした場合の前面・背面の画像です。
こちらもレインフライ同様に、両サイドから撮影した画像です。
全く同じフォルムをしていることがわかります。
サイドから見るとわかるのですが、入り口付近がリッジポールによって、ほぼ垂直になっていることがわかります。
これで、テント内の圧迫感を少なくしているのでしょう。
エリクサー2 付属品
エリクサー2の付属品(セット内容)は以下の通りです。
- テント本体(インナー)
- フレーム一式
- レインフライ(フライシート)
- ステイク(ペグ)
- フットプリント
左から順に見ていきますと、全てを収納するケースに、グレーのフットプリント。
フレームケースにフレーム、その下にはステイク(ペグ)ケースとステイク(ペグ)×12、テント本体(インナー)、一番右側のグリーンがレインフライ(フライシート)になります。
エリクサー2 設営方法
それでは、エリクサー2の設営方法です。
- STEP:1フットプリントを広げますまずはフットプリントを広げて、4隅をステイク(ペグ)で固定します。
- STEP:2テント本体を広げフレームを組み立てますフットプリントの上にテント本体(インナー)を広げて同じく固定し、次にフレームを組み立ててます。次にフレームをテント本体4隅のグロメットに挿し込むのですが、この時片側から行うと簡単に設営できます。
フレームは組み立て時にわかりやすいように、グレー(シルバー)とレッドに分かれており、テント本体(インナー)の4隅のグロメットも色分けされているため、画像のようにグレー(シルバー)はグレー(シルバー)にレッドはレッドにくるように、フレームをグロメットに挿し込みます。
これだけでフレームは自立します。
- STEP:3フレームに本体を取り付ける
次に自立したフレームに、テント本体(インナー)を取り付けます。
この時も、フレームやグロメットと同様に色分けされたクリップを同じカラーのフレームに取り付けていきます。
カラー分けされているため、迷うこと無く取り付けができると思います。
これでテント本体(インナー)は自立します。
- STEP:4リッジポールを取り付け次に天井部にリッジポールを取り付けます。
先ほど組み立てたフレームの上にくるようにして、入り口2箇所の上部赤のグロメットに画像のように挿し込みます。
これでテント本体(インナー)は設営完成です。
- STEP:5レインフライ(フライシート)を取り付け
レインフライを取り付ける際の注意点は、リッジポールを取り付けた所に、レインフライのグロメットがくるようにして、挿し込むというところ。
- STEP:6レインフライ4隅のグロメットにフレームを挿す
レインフライ4隅の赤のグロメット(このグロメットにはグレーがありません)にフレームを挿し込みます。
- STEP:7前室部分をステイクで固定最後に2箇所の前室部分をピンとなるように引き出し、縫い目がフレームに重なるようステイク(ペグ)で固定します。
- STEP:8必要に応じてガイロープを張る必要に応じてガイロープを張ったら終了です。
エリクサー2 特徴
エリクサー2を、実際に使用してみてわかった特徴です。
- フォルムがかっこいい
- 特徴的なテント本体(インナー)
- テント内の圧迫感が少ない
- コスパが高い
それぞれを見ていきます。
フォルムがかっこいい
フォルムのため、個人差はかなりあると思いますが、非常にカッコいいです!
レインフライを張ったフォルムも、テント本体(インナー)だけのフォルムもカッコいいです。
特徴的なテント本体(インナー)
一番特徴的なのは、テント本体(インナー)ではないでしょうか。
フルメッシュではなく、またフルクローズでない形。
テント内に熱がこもりにくいよう、テント上部やサイド、入り口上部はメッシュで、それでいてサイドや上部以外からは見えないようにようにもなっています。
カンガルースタイルで使用される方にとって、この仕様はありがたいのではないでしょうか。
また魚座型フレームの構造をしているため、見た目も美しく、リッジポールで天井部分も広くなっているため、居住性の良いテントだと思いました。
テント内の圧迫感が少ない
これは、魚座型フレーム+リッジポールの構造が天井の圧迫感などを少なくしたため、テント内で快適に過ごせます。
画像だとわかりにくいですが、思っていたよりもテント内に圧迫感がありません。
コスパが高い
設営しやすく、見た目も美しく、テント内も圧迫感が少なく、それでいてオールインワンと言っても過言でない付属品類。
- テント本体(インナー)
- フレーム一式
- レインフライ(フライシート)
- ステイク(ペグ)
- フットプリント
テントの設営場所によっては、ステイク(ペグ)を打ち込むハンマーが別途必要になるかもしれませんが、それ以外は必要ありません。
それでいて¥50,000(税込)以下なので、コスパは非常に高いと思いました。
エリクサー2 仕様
使用時サイズ | 279×213×102(h)cm |
---|---|
収納サイズ | 51×17cm |
重量 | 総重量:2770g 最小重量(フライ/本体/ポール):2240g |
ドアの数 | 2 |
フロア面積 | 2.69m² |
前室面積 | 2.22m² |
定員 | 2 |
自立 | ◯ |
ガイコードポイント | 4 |
付属品 | フレーム一式、テント本体、レインフライ、ステイク、フットプリント |
材質 | フライ:68D ポリエステルリップストップ 耐水圧1,500mm ポリウレタン&DWR コーティング ポール:7000 シリーズアルミ キャノピー:40DリップストップナイロンDWR コーティング、20D マイクロメッシュ フロア:70D ナイロンタフタ 耐水圧3,000mmポリウレタン&DWRコーティング |
エリクサー2 価格
¥42,900 (税込)
2024年3月22日現在
エリクサー2 あとがき
今までシェルターのインナーとして、エリクサー2のテント本体(インナー)しか使用していませんでしたが、レインフライを張ってコンパクトなキャンプもありだなと思いました。
またフットプリントにフレームを組み、レインフライのみを張ってシェルターとしても使用できるため、今後はそのような使い方も楽しもうと思いました。
バックパックに入れて持ち運ぶのは少し重いですが、ソロ・デュオのキャンプはもちろんのこと、シェルター内のインナーとしても使用できるため、コスパに優れたおすすめのオールインワンドーム型テントです。
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